クオリカ、小売専門店向けトータルソリューション「SpecialtyQube Growth」をコロンビアスポーツウェアジャパンに導入

この記事は約6分で読めます。
TISインテックグループのクオリカ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:阿久津 晃昭、以下クオリカ)は、株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ラッザリ・マッスィモ)に小売専門店向けトータルソリューション「SpecialtyQube Growth(スペシャルティキューブグロース)」を導入することにより、倉庫在庫をお客様の自宅に届ける配送サービスにおいて5~6%のシェア上昇を実現したことを発表します。

■背景

創業85周年を迎えるコロンビアスポーツウェアカンパニーは、1938年にアメリカ合衆国オレゴン州のポートランドで誕生した総合アウトドアブランドです。機能性を重視した製品開発に挑戦し続け、人々のアクティビティへ快適さを提供しています。その日本法人となる株式会社コロンビアスポーツウェアジャパンは、このブランド理念に沿った製品開発やマーケティング活動、直営店運営および販売を通じ、日本国内での事業展開を行っています。コロンビアスポーツウェアジャパンでは既存のPOSシステムの老朽化に加え、オムニチャネル戦略を推進する会社の方針も相まって、「在庫管理・配分機能を実装したい」「複雑な在庫管理を簡単かつスムーズに行い、オペレーションを効率化したい」「オムニチャネル化を実現するために最適なシステムを導入したい」という要望がありました。

 

■小売専門店向けトータルソリューション「SpecialtyQube Growth」の導入について

クオリカの「SpecialtyQube Growth」は、長年の小売業支援を通じて得た技術やノウハウを活かした販売在庫管理・顧客管理・MD業務などの小売専門店向けトータルソリューションです。

 コロンビアスポーツウェアジャパンはSpecialtyQube Growthの店舗間の在庫移動や店舗への指示が数回のアクションだけで実行できる点を評価し、さらに「アソートメント機能※1」「アロケーション機能※2」が備わっていることを最終的な決め手として、導入展開することにしました。

※1お客様が望んでいる商品を適切に把握したうえで、商品を取り揃える機能

※2物流において適切なリソース配分を行う機能

 

■導入後の定着化プロセス

 コロンビアスポーツウェアジャパンではSpecialtyQube Growthをリリースし約130店舗にシステム運用を定着させるのに、通常新しいシステム導入では3か月程度かかるところを約1か月で定着させることができました。その要因は主に以下の3点となります。

1.システム教育において店舗スタッフ、トレーナー、エリアマネージャーが綿密なスケジュール管理を行い、お客様にも店舗にもメリットがあるシステムであるという認識を合わせて取り組めた。

2.店舗教育では店舗スタッフ目線で考え、以前のシステムとの違いを重点的に説明することでシステム理解を早めることができた。

3.店舗スタッフからの質問にライブチャット形式で答えることで、リアルタイムに疑問を解消し店舗スタッフの理解度を深めることができた。

 

■導入効果

短期間でのシステム定着化実現により、早期に以下導入効果を得ることができました。

 

1.全店舗の個配シェア上昇

SpecialtyQube Growth導入に伴い、2021年10月から個配(倉庫在庫をお客様の自宅に届ける配送サービス)をスタートし、全店舗で5~6%の個配シェア上昇を実現しました。

2.在庫管理や出荷業務の効率化を実現

店舗間の在庫移動や店舗への指示が数回のアクションだけで実行できることにより、在庫管理出荷業務といった主要業務の効率化を実現しました。

3.在庫配分機能による販売機会損失の減少

EC内部の在庫だけでなく小売在庫も販売可能とする在庫配分機能の充実により、欠品防止を実現し、販売機会損失が減少されました。

 

■今後の展開

コロンビアスポーツウェアジャパンはSpecialtyQube Growthを活用して商品補充をセミオートマチック※3で回す見込みです。また、今後は土日祝日も開いている店舗の在庫を直接お客様に配送できるシステムなど、お客様が欲しいと思ったタイミングでスムーズに商品をお届けできる仕組みも検討していきます。

クオリカは今後もフットワークの軽さを武器として、現場に寄り添ったカウンセリング、ソリューションを提供しながらコロンビアスポーツウェアジャパンの業務改善及びビジネス拡大に向けた取り組みを支援していきます。

※3倉庫から各店舗への商品補充を人の判断ではなくSpecialtyQube Growthの自動補充機能を使い行う自動化のこと。

 

本導入事例の詳細はこちらをご覧ください。

導入事例/株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン様
オムニチャネル戦略推進に向け、在庫配分機能による販売機会損失の削減&個配シェアの向上など、いくつもの課題を“SpecialtyQube Growth” 導入により解決。 導入事例:株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン様

 

■「SpecialtyQube Growth」について

クオリカの小売専門店向けトータルソリューション「SpecialtyQube Growth」は、POS・販売在庫管理・顧客管理・MD/分析業務など小売専門店の業務を網羅し、トータルで効率化を図るソリューションです。また、さまざまなサービスとも柔軟に連携し、マルチ決済やOMO、ユニファイドコマースなどお客様の新しい販売サービスの形を実現します。

「全体構成イメージ図」

株式会社コロンビアスポーツウェアジャパンについてhttps://www.columbiasports.co.jp/shop/default.aspx/

株式会社コロンビアスポーツウェアジャパンは、米国コロンビアスポーツウェアカンパニーの日本法人として1997年6月に設立されました。アウターウェア、スポーツウェア、フットウェア、バックパック、アクセサリーなど豊富な製品ラインアップを取り揃え、日本でアウトドアライフスタイルを楽しむ人々に提供しています。現在コロンビアは直営店、アウトドア専門店、百貨店、スポーツチェーン店など多くの流通経路で販売をしています。

 

クオリカ株式会社について(https://www.qualica.co.jp

1982年、世界的建設機械メーカーのコマツから情報システム会社として独立、創業。以来、製造業、流通サービス業(外食業・小売業)の企業様を中心に、現場の課題解決に向け幅広いITサービスを提供してきました。クオリカは、これまで培ってきた技術力と業務知識で、国内外のお客様のビジネスの成長とより良い社会・環境の実現を目指します。

 

TISインテックグループについて

 TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

 

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

 

 

【本サービスに関するお問い合わせ先】

クオリカ株式会社 サービスクリエーション事業部 流通営業部

TEL:03-5937-0760 E-mail:srs-eigyo@qualica.co.jp

タイトルとURLをコピーしました