モバイル及びデジタル市場データを業界初の統合データ AI プラットフォームで提供する米 data.ai(サンフランシスコ、代表:テッド・クランツ)は、2023年6月27日、全世界を対象にし、モバイル分野で大きな成功を収めた企業におくる「Top Publisher Award 2022」の受賞者を発表しました。
「Top Publisher Award」は、data.aiが提供するモバイル市場データ「App Annie Intelligence」における2022年1月1日〜2022年12月31日の1年間のiOSとGoogle Playの合計収益予測(※)データを基に算出された、グローバル全体から収益の多いトップ50社で構成されています。
※アプリ内広告、コマース、アプリストア以外での決済から得られる収益を除く
2022年には、世界中でモバイルに費やされた時間は、1日当たり5時間に増えました。
そのうちエンターテイメントが70%を占め、中でも「TikTok」がけん引するショート動画アプリが消費者ウォレットシェアで圧倒的な存在感を見せました。アプリ内での収益化を最大化するため、2022年のトップパブリッシャーは、一回限りの購入や定期的なサブスクリプションを組み合わせたハイブリッド戦略を採用しています。
2022年、収益化に主にサブスクリプション戦略を用いたのは上位50社のうちの8パブリッシャーであったのに対し、42パブリッシャーは主にアプリ内課金による収益化に成功しており、この動向は今後も続くことが予想されます。
Tencent (1位) が、6年連続で各チャートのトップとなり、ByteDanceは順位を一気に5つ上げて2位に浮上。これは、2022年に消費者の注目を最も集め、消費者支出過去最高の33億ドルを達成した「TikTok」の人気により後押しされました。またMatch Group (6位)、Disney (8位)、Bumble (39位)、Kakao piccoma Corp (37位)などのパブリッシャーも成長を達成しました。
ゲームに対する市場レベルでの消費者支出は2022年には下降したものの、パブリッシャーレベルではいくつかの注目すべき成功がありました。2022年5月にZyngaを買収したTakeTwo Interactive (15位) は、主に「Empires & Puzzles」や「Zynga Poker」などのZyngaのヒットタイトルの成功に後押しされ、順位が49上がりました。二桁成長を見せた他のゲームパブリッシャーにはDream Games (42位) や Top Games (46位)があり、それぞれ、「ロイヤルマッチ」と「エボニー – 王の帰還」 などのゲームで成功を収めています。
アジア太平洋に本部を置くパブリッシャーがリストの上位を占め、上位50社のうち過半数(27件) を占めています。ただし、米国のトップパブリッシャー数は一国としては最大の17社に及んでおり、そのあとに中国の12社、日本の10社と続いています。日本からは、昨年よりも1つ順位を上げたバンダイナムコ(16位)の他、サイバーエージェント(18位)、ソフトバンク(19位)国内トップの12位となった他、ソニー(22位)などといった幅広いジャンルのアプリパブリッシャーがランクインしています。
米data.aiの最高収益責任者、ロン・トーマスは以下のようにコメントしています。
「世界中のトップパブリッシャーにお祝いの言葉をお送りしたいと思います。このようなモバイルリーダーたちと協力し、世界最高水準のパフォーマンスを達成するために当社が力となれるのは非常に光栄なことであり、また上位50社のパブリッシャーのうち44社からご信頼をいただいていることは誠に名誉なことです。」
その他の各カテゴリーや地域別の受賞者は以下の「2023年トップパブリッシャーアワード」でご覧いただけます。
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