《生成系AIを活用した支援内容提案AI拡張の概要》
SOINは2022年9月に、利用者固有の課題に対する個別的な支援内容を提案する「支援内容提案AI」を搭載しました。
今回のリリースでは新たに、生成系AIの代表的製品である「ChatGPT」と連携することで、多くの情報量と多面的な視点の支援内容提案が可能となりました。
具体的には、ケアマネジャーが既に入力しているご利用者の属性情報、疾患、身体状態などの情報に基づき、SOINサーバーがChatGPT向けのコマンドプロンプトを自動作成*し、ChatGPTはパーソナライズされた支援内容をケアマネジャーに提供します。
*SOINがChatGPTと連携する上では、個人名、住所、被保険者番号などの個人を特定可能な情報を排除した上でコマンドプロンプトを作成しますので、SOINがChatGPTに対して、個人を特定できる情報を提供することはありません。
《生成系AIへの対応イメージ》
【コマンドプロンプトの作成】
【ChatGPTからの回答例:91歳女性、要介護2の方の歩行に対する支援内容の提案】
さらに、今回のリリースでは適切なケアマネジメント手法における疾患別ケアに加えて、基本ケア項目を追加し、アセスメント支援機能の機能拡張を実施しました。
《基本ケアのイメージ》
分析画面の「基本ケア疾患別ケア分析」のタブより、基本ケアに関するアセスメントを確認することができます。
【基本ケアの入力画面】
【基本ケアの出力画面】
例)大項目:家族等への支援
中項目:支援を必要する家族等への対応
小項目:家族等の生活を支える支援及び連携の体制の整備
上記を選択した場合、以下のアセスメントを表示する
これらの機能拡張により、専門職が考案した適切なケアマネジメント手法(基本ケア・疾患別ケア)と Web上の情報を集約した生成系AIの両側面から、アセスメントの視点や支援内容を提案することが可能となり、ケアマネジャーはより質の高いケアマネジメントを実施することが可能となります。
尚これらの新機能は、既存のSOINユーザー様には追加料金無しでご利用いただけるものです。
私たちは、最新のAI技術を積極的に取り入れ、現場で活動する皆様が根拠に基づいた高品質なケアマネジメントを提供できるツールとして、引き続き機能強化を進めてまいります。
《AI(人工知能)ケアマネジメント支援ツールSOIN(そわん)とは》
膨大な過去の介護サービスご利用者様のデータをもとに、状態改善に効果的なサービスのプランの提案と将来の状態予測を行うケアマネジメント支援ツールです。
《会社概要》
会社名:株式会社シーディーアイ
中立性・独立性を備えた立場で介護業界全体を巻き込み、「介護×AI」をキーワードとしたオープンイノベーションを起こし、社会課題解決に挑戦することを目的として、2017年に、株式会社産業革新機構(現INCJ)、セントケア・ホールディング株式会社等により会社設立。2018年に、自立支援型AIケアプランシステムを国内で初めて商用化。
AIケアプラン SOIN(そわん):https://soin.tech/