ネットプロテクションズが農業分野へのBNPL導入推進のため、ノウタスと包括業務提携契約を締結

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 株式会社ネットプロテクションズ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:柴田 紳、以下当社)はBNPLサービスの農業分野への提供を開始し、農業分野における事業パートナーとして家族農業が持続可能な社会を目指すノウタス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:髙橋明久、以下ノウタス)と包括業務提携契約を締結いたしました。

■包括業務提携に至った背景
昨今、農業は担い手の高齢化に伴う後継者不足、食料自給率の低下などが社会的課題となっています。これまでも当社は、農業への関心が高い社員を中心に、当社が持つBNPLサービスを活用した農業の課題解決を検討してまいりました。その一環として、当社は2022年5月にノウタスが長野県須坂市で実施した「ノウタスワーケーション(※1)」へ参加。プログラムを通じて得られた知見や事業アイデアについてのノウタスとの継続協議を経て包括業務提携の合意に至りました。

※1)ノウタスが企画運営する農業支援、農業参入検討企業を対象としたプログラム。参加企業はチーム単位で農村地域に短期移住し、リモートワークをしながら農家や参加企業とのワークショップ、農業体験などを行う
 

 

ノウタスワーケーションの様子(ワークショップ、農業体験、市長面談)

■包括業務提携の概要・目的
ノウタスは、農業デジタルサービスおよび農業エンターテイメントを提供するアグリテック企業です。このたび、ノウタスと包括業務提携契約を締結したことで、今後当社はノウタスの農業デジタルサービスや、観光農園などの農業エンターテイメント事業者に各種BNPLサービスを提供してまいります。またノウタスのサービス利用先である農家、農業関連企業の請求・集金DXを推進いたします。これらの取り組みにより農家や農業関連企業などが抱える業界課題を解消し、高付加価値化や生産性向上に貢献いたします。

1. 農家への「あと値決め」の提供により、農家のブランド化を実現し収益改善に寄与
特にまだ認知度が高くない農家にとって、品質が高い農作物を市場価格よりも高値で販売することは、売れ残りリスクを抱えることにもなります。
ノウタスを通じた産直市場への「あと値決め」(※2)の提供により、購入者は農作物の食後に農作物の値段を決めることが可能となり、お試し購入や納得感をもった上での応援消費が可能になります。品質に自信のある農家にとっても、こだわりの農作物を販売するハードルを上げることなく、価値に見合った価格での販売を実現することができるようになります。

※2)消費者が感じた価値に応じて値段を決めて支払える決済一体型のポストプライシングサービス
URL:https://pricing.netprotections.com/

2. 農業関連企業への「NP掛け払い」「NP後払いair」の提供により、請求・集金DXを実現
農業者の高齢化や労働力不足が進む中、社会変化に的確に対応しつつ産業として成長するには、デジタル技術の活用を前提とした生産性の向上を図ることが重要です。
「NP掛け払い」は企業間取引において最もメジャーな決済手段である請求書決済におけるすべての工程、リスクを請け負います。「NP後払いair」はBtoCサービスを提供する企業向けの後払い決済で、「NP掛け払い」と同様、請求書の作成から発行、顧客とのやりとりまですべてのプロセスを代行します。
これらのサービスをノウタスの協力を得て農業関連企業に提供することで、農作物および農機具、農薬などを取引する農業関係者および顧客の利便性向上、請求業務の効率化・DX推進の実現に寄与します。

「ノウタスワーケーション」を通じて長野県の企業、自治体とは良好な関係を築いているため、長野県の農家および農業関連企業への当社サービス提供から開始し、今後は全国への展開を目指してまいります。

■株式会社ネットプロテクションズ 会社概要
当社は国内 BNPL 決済サービスのパイオニアであるとともに、BtoC 取引向け国内 BNPL 決済サービス市場において 40% 以上(※3)のシェアを誇るリーディングカンパニーです。2002年より、日本で初めて未回収リスク保証型の後払い決済サービス「NP後払い」の提供を開始し、2020年度の年間流通金額では前年比約16%の成長率、年間ユニークユーザー数(※4)が1,580万人に達し、2021年3月までに累計取引件数が2.8億件を突破するまでに至りました。2011年より、同サービスにより培った独自の与信ノウハウとオペレーション力を企業間取引向けに展開した「NP掛け払い」の本格販売を開始し、2020年度の年間流通金額では前年比約27%の成長率で伸長しています。2017年には、購買体験がこれまでより快適になるやさしい後払い決済「atone(アトネ)」の提供を開始しました。さらに2018年には、台湾においてもスマホ後払い決済サービス「AFTEE(アフティー)」をリリースしました。当社はこれらの事業運営によって高い技術と豊富な実績に基づいた与信とオペレーションが構築されており、決済サービスを通じて誰もが安心かつスムーズに商取引できる社会の実現を目指しています。

【商号】
株式会社ネットプロテクションズ
(株式会社ネットプロテクションホールディングス(東証プライム、証券コード7383)グループ)
【代表者】
代表取締役社長 柴田 紳
【URL】
https://corp.netprotections.com/
【事業内容】
後払い決済サービス「NP後払い」の運営
企業間決済サービス「NP掛け払い」の運営
BtoCサービス向け後払い「NP後払いair」の運営
新しいカードレス決済「atone(アトネ)」の運営
台湾 スマホ後払い決済「AFTEE(アフティー)」の運営
ポイントプログラムの運営
【創業】
2000年1月
【資本金】
1億円
【所在地】
〒102-0083 東京都千代田区麹町4丁目2-6 住友不動産麹町ファーストビル5階

※3)矢野経済研究所「2021 年版 オンライン決済サービスプロバイダーの現状と将来予測」より、後払いサービス市場の 2020 年度見込金額(8,820 億円)と「NP 後払い」、「atone」の 2020 年度取扱高合計金額(約 3,600 億円)をもとに算出。
※4)2020年4月1日~2021年3月31日における「NP後払い」の利用者のうち、氏名・電話番号の双方が一致する利用者。

■ノウタス株式会社 会社概要
ノウタスは、農業SaaS(Farming as a Service)の提供により、異業種のサービスを農家向けに最適化していく(農を足す)ことで、農家の課題を解決する(農を助ける)ことを目指しています。農業SaaS事業はマイクロソフト社のスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択され、現在マイクロソフト社の支援のもとプロダクト開発が進められています。また、株式会社農情人との業務提携を通じて、NFT、DeFiなどを活用した新たな農業金融の共同事業企画も開始しました。兼業農家の積極採用と、SE兼業農家を活用したシステム開発支援も行っています。 

デジタルではカバーしきれない農園へのラストワンマイルの取り組みとして、ノウタスは農業関連イベントの企画運営を行うアグリテイメント事業も展開しています。ノウタスが企画し、長野県須坂市後援のもと実施した「ノウタスワーケーション」は、テレビ東京のワールドビジネスサテライトで特集され、令和3年度の食料・農業・農村白書にも掲載。長野県やJR東日本、岡木農園、フルプロ農園、キタイチ果樹園などと実施した「オンライン果物狩り」は、日本テレビの「ひるおび」や、「ズームインサタデー」でも特集されました。愛媛県西条市のSDGsプログラムへの参加、長野県のチャレンジナガノ事業への採択など、活動は全国に拡大しています。

 これらデジタル、非デジタル両面からの活動を通じて農業への参入促進、高付加価値化や生産性向上につなげることにより、「持続可能な農業」を実現し、SDGsの達成に寄与します。
【商号】
ノウタス株式会社
【代表者】
代表取締役CEO 髙橋 明久
【URL】
https://www.notas.co.jp/
【事業内容】
農業関連のデジタルサービス企画開発 
農業関連イベント、プロモーション企画運営(Agritainment) 
海外事業
オウンドメディア「クダモノガリプラス」
【創業】
2022年4月
【資本金】
500万円
【所在地】
〒107-0062
東京都港区南青山2-15-5FARO青山一階

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