ヨコオ、自動車の鍵を無人で制御するシステムを実用化

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株式会社ヨコオ(本社:東京都千代田区、社長:徳間孝之)は、このたび、モビリティ向けITサービスを手掛けるZenmov株式会社(本社:東京都目黒区、社長:田中清生)と共同で、スマートフォンアプリを用いて自動車の鍵の開閉を行うシステムと、予約や運用管理を行う車両管理システムを開発したことを発表します。
また本システムの有効性を検証するために、2022年4月から6月にかけて、自社の社有車4台を用いた実証実験を実施した結果、従来運用と比べ、利便性の向上や、管理工数の削減が確認され、その有効性が実証されました。

 

 

車両に搭載されるハードウエア車両に搭載されるハードウエア

試験運用で使用した車両試験運用で使用した車両

ヨコオは、2019年7月にスマートフォンなどにより鍵の制御を行う「IoT鍵制御システム」を開発し、その後も実用化に向け開発を継続してきました。開発当初は、鍵制御に関わる機能のみを、レンタカーやカーシェア事業者などにAPIで提供し、各社の予約システムに組み込んでもらう形を想定していましたが、今回、予約や運用管理を行う車両管理システムをZenmov社と共同開発したことで、トータルソリューションとして提供できるようになりました。

このシステムは、自社で専用のシステム開発をするのが難しい中小規模のレンタカー事業者やカーシェア事業者の他、企業の社用車管理にも応用することが可能で、社用車の管理工数削減にも寄与できるのではないかと考えています。

このシステムは、スマートフォンアプリと車両に搭載するハードウエア、さらにそれらをクラウド上で連携する管理用WEBページの3点で構成されています。利用者は、スマートフォンアプリで車の予約状況を確認し、24時間365日いつでも予約をすることが可能なことに加え、利用可能な状態であれば、予約と同時にすぐに車を利用することが可能です。

車両を管理する側にとっても、鍵の受け渡しをすることなく、いつでも予約の受付と車両の貸し出しを行うことができるため、管理する手間は一切ありません。また、車両の利用時間や走行距離も管理ページで見える化できるので、車両整備のタイミングが把握しやすくなるだけでなく、利用者ニーズに合わせた、車両台数の増減を検討することが可能になります。

ヨコオは、1957年に自動車用ラジオアンテナを開発して以来、モビリティの進展とともに、時代に求められる幅広い帯域の自動車用アンテナを開発・販売してきました。今後も、アンテナ技術で培ったノウハウを生かし、アンテナなどのハードウエアだけではなく、ソフトウエアとあわせ、トータルソリューションとしてお客様に製品・サービスの提供を行い、便利で豊かな社会づくりに貢献してまいります。

<参考資料>

■ 利用の流れ

利用の流れ利用の流れ

○音声ガイダンス付き
 ・鍵の戻し忘れが無いよう音声によるガイダンス付き
○純正キーの機能をフル活用
 ・利用開始時、終了時以外は純正キーを使用する

■ スマートフォンアプリの画面イメージ

スマートフォンアプリの画面イメージスマートフォンアプリの画面イメージ

○予約状況の可視化
 ・車両状況をすぐに確認することが可能
 ・車両メンテナンスなどによる予約不可日など、管理者により設定可能
○いつでも簡単予約
 ・24時間365日予約可能
 ・鍵の受け渡し不要
 ・鍵の管理が不要

■ システム概要

○トータルソリューションシステム
車両に搭載する鍵の制御ボックスから、予約システムまでをトータルでサポートすることで、導入しやすい環境に。

(注) ニュースリリースに記載されている内容は報道発表日時点の情報です。その後、予告なしに変更する可能性があります。あらかじめご了承ください。

◇    製品に関するお問い合わせ、購入について
株式会社ヨコオ VCCS事業部 営業部 新規事業推進室
携帯: 080-2279-9923
E-mail:k-ohnishi@jp.yokowo.com

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