オンラインサロン専門企業の株式会社ビルドサロンは2023年6月21日、オンラインサロンに入会していないwebユーザーに対して意識調査アンケートを行い、今回その調査結果を一般に向けて公開しました。
■ 調査概要
調査日時:2023年4月
アンケート内容は以下の14テーマです。
・職業
・年代
・性別
・年収
・オンラインサロンへの興味
・サロンについて好意的か否定的か
・参加できる曜日や時間帯
・入会したいオンラインサロンのジャンル
・オンラインサロンに入会したとして、支払える月額費の上限
・オンラインサロンには主に4つのタイプがありますが、どのタイプに一番興味がありますか?
・あなたはあなたが最も好きな趣味のオンラインサロンに入会しています。(仮定)オンラインサロンの更新頻度はどれくらいが望ましいですか?
・支払い方法の希望
・あなたがオンラインサロンに期待することは何ですか?
・オンラインサロンに入会するか決定する際に重視することは?
以下に、この14テーマのデータによって明らかになったことをまとめていきます。
■ データ結果
アンケート実施日 2023年4月8日
人数 290名対象
<職業>
会社員(正社員) 120名
会社員(契約社員) 15名
パート・アルバイト 38名
専業主婦(夫) 26名
自営業・自由業 66名
無職 16名
学生 6名
その他 3名
講評:
自由業や主婦層だけでなく、実際の社会構成にもより近い形での構成員のアンケート結果を収集することができている。
<性別>
男性 115名
女性 175名
講評:
女性がやや多いが、偏りのないデータが収集できていると言える。
<年代>
10代 1名
20代前半 9名
20代後半 23名
30代前半 42名
30代後半 47名
40代前半 66名
40代後半 39名
50代前半 39名
50代後半 16名
60代以上 8名
講評:
現役世代を中心に、webユーザーの全体像が分かる有効なデータを収集できるに十分な分布だと言える。
<年収>
年収0万~50万 61名
年収51万~100万 24名
年収101万~200万 31名
年収201万~300万 45名
年収301万~400万 56名
年収401万~500万 29名
年収501万~750万 32名
年収751万~1000万 7名
1000万以上 5名
講評:
実社会と極端な乖離が無い構成員のアンケートを取れていると言える。
<オンラインサロンへの興味>
非常にある 4名
まあまあある 105名
あまりない 69名
全くない 30名
どちらとも言えない 82名
講評:
「まあまあある」と、「どちらとも言えない」が多数を占める結果となった。
この結果からは、プロモーション次第でオンラインサロンに入会していない人々も、オンラインサロンへの関心をさらに高める伸びしろがかなりあることが読み取れる。
<サロンについて好意的か否定的か>
良い 51名
普通 151名
悪い 77名
非常に悪い 8名
非常に良い 3名
講評:
入会していないのにもかかわらず、半数近い人々が「普通」以外の回答を選択している。
この結果は、入会までに至っていない人々の間でも何かしらの形でオンラインサロンに関する事象を見聞きし、自身の中に好悪いずれかの印象を残すまでの物となっていることを示している。
オンラインサロンが、web世界の内で重きを占めるジャンルとして定着していることがはっきりとうかがえる。
<参加できる曜日や時間帯>
※複数回答可
平日日中 49pt
平日夜 150pt
休日日中 106pt
休日夜 131pt
講評:
複数回答を可能にしているにもかかわらず、平日の日中の人気のなさが突出している。
オンラインサロンの活用方法を踏まえる上で貴重なデータであると言える。
<入会したいオンラインサロンのジャンル>
※複数回答可
テクノロジー・IT 76pt
エンタメ芸能 31pt
美容 46pt
ファッション 26pt
ライフスタイル 79pt
ビジネス 88pt
グルメ 47pt
スポーツ 29pt
金融 59pt
アイドルやモデル 50pt
講評:
こちらも複数回答にもかかわらず、人気のあるジャンルとそうでないジャンルが比較的はっきりと分かれて見える結果が現れたことに注目したい。
ビジネス・IT関連やライフスタイル等、落ち着いた大人のジャンルを選択する人々が多い結果となった。
一般のSNSの情報量では飽き足らなくなった大人のユーザーが、オンラインサロンへの期待を高めている傾向があるのではないだろうか。
<オンラインサロンに入会したとして、支払える月額費の上限>
〜500円 102名
501円〜1000円 88名
1001円〜2000円 57名
2001円〜3000円 23名
3001円〜5000円 17名
5000円~ 3名
講評:
500円以下が100名を上回る結果となった。
web界においてまだまだ有料コンテンツのハードルは高いが、工夫次第で理解は深まる伸びしろを感じさせる結果が見えたと言える。
<オンラインサロンには主に4つのタイプがありますが、どのタイプに一番興味がありますか? >
コミュニティ型 88名
スキルアップ型 141名
プロジェクト型 20名
ファンクラブ型 41名
講評:
スキルアップ型が突出して高いことは、SNSには無いものをオンラインサロンに求める一般社会からのイメージを強く裏付けるものだと言える。
オンラインサロンのプロモーションにおいて重要な事は、「何かの学びがある場」だという印象をポジティブにいかに見せていくかだと言えるだろう。
<あなたはあなたが最も好きな趣味のオンラインサロンに入会しています。(仮定)オンラインサロンの更新頻度はどれくらいが望ましいですか?>
10日に1回 24名
1週間に1回 139名
2~3日に1回 105名
毎日 22名
講評:
毎日の更新を全員が望んでいるわけではないことがはっきりとわかる。
定期的に休みなく更新していれば、1週間1度であったとしてもユーザーは満足し、逆に不定期であることの方が離脱リスクは高いであろうことが伺える結果となった。
<支払い方法の希望>
※複数回答可
クレジットカード 224pt
PayPalなど決済代行会社 71pt
携帯キャリア決済 47pt
銀行振込 38pt
コンビニ払い 48pt
講評:
クレジットカード支払いにチェックをした人々が200名を超え、複数回答可にも拘らず銀行振り込みはわずか38ptしか取れていない。
この結果は、オンラインサロン運営を考えるものにとって非常に重く受け止めるべきものだと言える。
<あなたがオンラインサロンに期待することは何ですか?>
※複数回答可
自身のスキルアップ 212pt
運営者との繋がり 51pt
限定情報の獲得 111pt
参加者同士の交流 98pt
ビジネス 49pt
その他 10pt
講評:
スキルアップと情報の獲得が大多数を占める結果となっている。
人々のオンラインサロンに対する、通常のSNSには無いものを求めているという傾向が、ここでも色濃く表れたと言えるだろう。
<オンラインサロンに入会するか決定する際に重視することは?>
※複数回答可
入会金が安いこと173pt
月額会費が安いこと 222pt
開催頻度が週1回以上あること 64pt
オンタイムで参加できなかった場合に自分の好きな時間に視聴できること 181pt
解約手続きが簡単にできること 159pt
運営者に質問したときに迅速に回答してもらえること 100pt
運営者と交流ができること 54pt
講評:
複数回答可とはいえ、実に290名中222名の人々が「安い」というワードにポジティブであることは、運営サイドとしてはシビアに受け止めるべき結果となった。
しかし、何をもって安いと感じるか、また、感じさせるか、にはプロモーションの腕の見せ所だともいえる。
その視点からみても、大変興味深い結果が得られていると言える。
【総論】
全体を通して、
・オンラインサロンに人々が求めているイメージとは、既存のインターネット社会では得られなかった「学び」や「情報」である
という結論がはっきりと見えるデータだと言える。
また、注目したいのはこのアンケートは、現在はオンラインサロンに加入していない人々を対象としたものである。しかしながら、回答において「どちらでもない」「普通」「その他(どちらとも言えない、が流れる回答)」を選択する人々の割合が非常に少なかったことが大変印象に残った。
これはつまり、現在オンラインサロンに加入していないライト層の人々に対しても、オンラインサロンがどのようなもので、どういう印象を持っているかという輪郭が、すでにはっきりと得られていることの証拠となり得るのではないだろうか。
さらに時間を置いて、同様の調査を行い、その時々の人々の印象を捉えてゆきたいと考える。
■ リリース・調査結果に関するお問い合わせ
企業名: 株式会社ビルドサロン
企業ホームページ: https://buildsalon.co.jp
メール: info@buildsalon.co.jp
電話: 03-6822-4723(代表)
お問い合わせフォーム: https://buildsalon.co.jp/contact
■ ビルドサロンの事業内容
株式会社ビルドサロンは、オンラインサロン開発・運用の専門企業。オンラインサロン制作業界No.1。
・オンラインサロン制作事業
・オンラインサロン運営代行業務
・既存オンラインサロンのページデザイン
・オンラインサロン関連CMSプラグインの開発
・既存ブログ(アメブロなど)からのコンテンツ移行作業
・その他会員制サイトの受託開発業
・オンラインサロン運用ブログの運営
https://buildsalon.co.jp/blog
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