オラクル、ビジネス向けに強力でセキュアなジェネレーティブAIサービスを提供へ

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オラクルは本日、世界中の組織向けに強力なジェネレーティブAIサービスを開発する計画を発表しました。

テキサス州オースティン – 2023年6月14日 
(本資料は2023年6月13日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクルは本日、世界中の組織向けに強力なジェネレーティブAIサービスを開発する計画を発表しました。エンタープライズ向けAIプラットフォームのリーディング・カンパニーであるCohere社と連携して組織のエンドツーエンドのビジネス・プロセスを自動化し、意思決定を改善し、顧客体験を向上させるためのネイティブなジェネレーティブAIサービスを提供する予定です。「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上に構築され、オラクル独自のSupercluster機能を活用したオラクルのジェネレーティブ AIサービスは、アプリケーションからインフラストラクチャにわたって、業界最高レベルのセキュリティ、パフォーマンス、価値を提供することを目指します。

Oracle Cloud Infrastructureのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるクレイ・マグワイク(Clay Magouyrk)は次のように述べています。 「高度なセキュリティ、クラス最高のデータ管理、あらゆるビジネス課題に対応できるクラウド・アプリケーションの包括的なポートフォリオを備えた、ジェネレーティブAIのための完全なエンドツーエンドのプラットフォームを提供できるのはオラクルだけです。Cohere社とのパートナーシップにより、お客様はジェネレーティブAIを簡単にビジネスに組み込むことができるようになります。Cohere社の基盤モデルを使用することで、お客様は独自のデータを安全に組み込んで特定のモデルを訓練し、OCIを通じてクラス最高のAIインフラストラクチャに導入し、アプリケーションですぐにビジネス効果を実感することができます。」

この度のパートナーシップにより、Cohere社はOCI上でジェネレーティブAIモデルのトレーニング、構築、デプロイを行います。OCIは、1クラスタあたり16,000以上のH100 GPUというスケールで、最高性能かつ最低コストのGPUクラスタ技術を提供し、非常に低いレイテンシーおよび、クラウド上で最高帯域のリモート・ダイレクト・メモリー・アクセス(RDMA)ネットワークを備えているため、AIワークロードの実行に適しています。これにより、大規模言語モデル(LLM)トレーニングの高速化とコスト削減を同時に実現することができます。

Cohere社のプレジデント 兼 最高執行責任者(COO)であるマーティン・コン(Martin Kon)氏は次のように述べています。「オラクルとCohere社は、データ・セキュリティ、モデルのカスタマイズ、企業のビジネス価値創造を実現することに共通の重点を置いています。両社は共に、データの安全性とプライバシーを確保しながら、世界中の企業がAIへの取り組みを加速させ、価値を高め、ビジネスの成功を最大化する新しいレベルの自動化を実現できるよう支援します。」

また、Cohere社のモデルは、業界で最も完全なクラウド・アプリケーションのポートフォリオに直接統合される予定です。オラクルは、「Oracle Fusion Cloud Applications」、「Oracle NetSuite」、および業界特化型アプリケーションを含むビジネス・アプリケーションにCohere社の言語モデルを組み込むことで、お客様が差し迫るビジネス課題を解決するためにジェネレーティブAIを迅速かつ安全に導入することを可能にします。

オラクルのクラウド・アプリケーションの包括的なポートフォリオ、比類のないデータ管理の専門知識、クラス最高のAIインフラストラクチャ、そしてCohere社の最先端の大規模言語モデルの組み合わせにより、以下の取り組みが実現します:

  • 比類のないデータ・セキュリティ、プライバシー、ガバナンスを実現: OCIのジェネレーティブAIサービスでは、お客様がデータの完全なコントロールと所有権を持つことができます。また、他のジェネレーティブAIサービスとは異なり、オラクルのジェネレーティブAIサービスは、顧客データを混在させることはありません。その結果、あるビジネスの競争優位性は常にそのビジネス独自のものであることに変わりはありません。データの出所や系統にアクセスするためのツールも提供される予定です。

  • 強力で高性能なモデル:オラクルのジェネレーティブAIサービスは、Cohere社の最先端の基盤LLMを活用し、オラクル独自の業界知識やデータ・インサイトに基づいてカスタマイズや改良が可能です。さらに、お客様は、特定のビジネス・ユースケースの精度を高めるために、独自のデータを使用してこれらのモデルをさらに改良することができます。

  • 組み込み型ジェネレーティブAIサービス: オラクルは、ERP、HCM、SCM、CXなどのクラウド・アプリケーションのポートフォリオにジェネレーティブAIを組み込むことで、お客様が既存のビジネス・プロセスで最新のイノベーションを活用できるようにします。オラクルは、ヘルスケアとパブリック・セーフティ向けに新しいモデルを展開し、業界固有のアプリケーション全体にジェネレーティブAIを組み込む予定です。これらのAIサービスは、ナレッジ・ワーカーの生産性と効率を高めると同時に、アイデア出しや創造性、付加価値の高い仕事に時間を割くことができ、従業員の体験全体を向上させます。さらにオラクルは、「Oracle Database」や「MySQL HeatWave」に機械学習機能を導入したのと同じように、ジェネレーティブAI機能をデータベース・ポートフォリオに組み込んでいく予定です。

  • お客様が必要とする場所で、ジェネレーティブAIを利用可能に: お客様はOCIでジェネレーティブAIサービスを利用し、パブリック・クラウドのあらゆる利点を活用して、オンデマンドでソリューションを拡張し、モデルをカスタマイズし、ビジネス用のプライベート・モデルのエンドポイントを作成することができます。さらに、オラクルは、組織のデータセンターにジェネレーティブAIサービスを提供し、オンプレミスのデータやアプリケーションとともにジェネレーティブ機能を組み合わせることを可能にします。

お客様のコメント
Uber社のシニア・ディレクターであるKamran Zargahi氏は次のように述べています。「ジェネレーティブAIは、当社のビジネスをサポートし、顧客の満足度を高め、生産性を上げる素晴らしい機会です。オラクルおよびCohere社と連携し、共にその目標を達成できることを嬉しく思います。」

Co-op社のHCM ビジネス・プラットフォーム ドメイン・プリンシパルであるGareth Abreuは次のように述べています。「HCMアプリケーションでジェネレーティブAIを活用することは、組織にとってゲーム・チェンジャーとなるでしょう。当社は、この領域でジェネレーティブAIが実現できることに興奮しています。『Oracle Cloud HCM』でジェネレーティブAIを使用することで、業務の合理化と効率化、従業員のより良い成果に向けたインテリジェントなガイド、経験の向上が期待されます。このテクノロジーは、仕事と特に人事の仕事についての考え方を完全に刷新する力を持っています。」

ミズーリ大学の医学部保健担当執行副学長兼Hugh E. and Sarah D. Stephenson DeanであるRichard J. Barohn医学博士は次のように述べています。「ミズーリ大学のHealth Careは、オラクルの電子カルテ・システムにジェネレーティブAIを組み込むことで、医師と看護師の業務フローを簡素化し、患者との時間を増やしてケアの質と医療体験を向上させることを期待しています。」

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.comをご覧ください。

商標
Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

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