近年の酸素欠乏症等による死亡事故や災害の発生件数は、ここ数年、増減を繰り返しています。ひとたび、重大な事故や災害が発生すれば、事故の規模によっては、作業員が亡くなるといった人的被害だけでなく、周辺環境への影響や地域で暮らす地域住民へも重大な被害が生じる可能性があります。「重大事故ゼロ」を目指すためにも、Iot技術を活用したスマート保安のさらなるレベルアップが期待されています。
そこで、定修時、ガス検知の業務プロセスを根本から見直すと同時に、IoT技術を活用し、自動化・無人化されたクラウド常時接続による二重監視を実現しました。SIMを実装した制御BOXを、セキュアなクラウドに繋げ、酸素濃度・有毒ガス濃度を１秒ごとに測定し、１秒ごとにクラウドにデータをアップロード。アップロードされたデータをクラウド上のソフトがリアルタイムでモニタリング。上下限アラート*2 で設定された上下限の「しきい値」(例えば酸素の場合、安全限界とされている酸素濃度18％)を逸脱した瞬間、大きな音と光で閉鎖空間（タンク・サイロ等）に、アラートを発令します。作業員は酸素欠乏になる前に閉鎖空間から時を移さず、脱出することができます。また、作業責任者等、設定されたスマホ宛にアラートが発令されたことを知らせる警告メールを一斉送信。すぐに現場に駆けつけることができます。
全自動ガス検知モニタリングシステム「SMART-Gasken」の自動アラート機能なら、酸素欠乏による意識喪失または窒息、毒性ガスの吸入による中毒など、重大な事故を未然に防ぐことができます。
重大事故を起こさないことが、適切なのリスクヘッジ
大きな事故や災害が起きてしまったら、定修工事を止めざるを得ません。定修期間延長による定修費用の拡大、運転再開が遅れることにより製品を生産できず、多額の損失が発生。事故・災害を未然に防止することこそ、人命優先と同時に、定修工事を止めず、多額の損失を出さない「適切なリスクヘッジ」だといえます。
nowhere合同会社と株式会社サノテックは今後も、デジタル技術やデータ活用などにより、石油・化学プラント業界などのデジタルトランスフォーメーション、スマート保安を推進し、効率化とコストダウンを図りながら、保安レベルを高度化し、定修のヒューマンエラーを未然に防ぎ、重大な事故を起こさせない取り組みに邁進してまいります。
*1 サービスに関するご相談・お問合せ先
株式会社サノテック IT事業部 岡山オフィス TEL：086-475-0794
メールでのお問い合わせ先 dx-gogo@sanotec.co.jp
*2 データが予め設定した上下限の「しきい値」を逸脱した際に、自動警報する仕組み
【費用・納期】
初期費用：90万円～
月額費用：クラウド利用料 １万円～
：通信費用1,000円 × SMART-Gaskenの台数
納 期：納期目安 ご注文後２，３か月
酸素欠乏症の労働災害発生状況の推移（1990年〜2019年）
厚生労働省 基安労発0707第３号より抜粋
特徴 ① LAN不要！SIMを実装 セキュアなクラウドに繋げる
特徴 ② 酸素・有毒ガスの濃度をリアルタイムに見える化
特徴 ③ SMART-Gaskenは、移動可能 取り外しも設置も自由自在
特徴 ④ 全自動ガス検知クラウドサービス SMART-Gasken 自動アラート機能
- 保安コストの圧縮
- 人が行うガス検知は不要
- 広大なヤードを回ったり、タワーに登って行う保安要員によるガス検知がすべて不要に！
- 保安要員は、巡回業務から完全に開放されより付加価値の高い業務に従事することが可能
会社概要
会社名 ： nowhere合同会社
本社所在地 ： 香川県高松市上天神町804番地5
代表者 ： 代表社員 増田 忠春
設立日 ： 2022年3月1日
事業概要 ： 企業の経営戦略の立案、並びに企業経営全般に関するコンサルタント業務 など
URL： https://www.nowhere-gk.jp/
会社名 ： 株式会社サノテック
本社所在地 ： 大阪府大阪市西成区南津守五丁目13番37号
代表者 ： 代表取締役社長 多田 勤
設立日 ： 1956年8月1日
株主構成 ： 株式会社新来島サノヤス造船(100%保有)
事業概要 ： IT事業部：ビジネス系、エンジニアリング系の情報システムの開発・販売 など
URL： https://www.sanotec.co.jp/
https://www.ipros.jp/product/detail/2000715159
