本協定は、3者連携による「アスパラガスのハウス栽培のスマート化実証」に関連し締結するものとなります。当社はこれにより、壱岐市の農業振興及び日本全国の意欲ある担い手や新規就農者への貢献を図ってまいります。
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概要
壱岐市のエンゲージメントパートナー協定は、壱岐市を通して、地方や日本、そして世界の持続可能な未来をともに創造する趣旨に賛同する企業等が壱岐市と締結する協定です。全国有数のアスパラガスの産地である長崎県において、壱岐市は14年連続で最も高い単位面積当たり(10aあたり)の収穫量を実現しています。一方で、農家の高齢化や担い手不足という課題を抱えており、収穫量の維持と拡大には新規就農者の増加が不可欠です。しかしながら、アスパラガスのハウス栽培はきめ細やかな水やり・施肥などの作業が必要なことから、長年の経験や人手による作業に依存しており、新規就農の妨げとなっています。そのため、データや自動化技術を活用した栽培の最適化や軽労化の実現が求められていました。
上記課題を受け、この度、当社とクボタはそれぞれ、壱岐市とエンゲージメントパートナー協定を締結し、壱岐市でアスパラガスのハウス栽培のスマート化実証を開始しました。遊休ビニールハウスを再利用し、「クボタインキュベーションファーム(※1)」で実証してきた、データに基づく栽培最適化ソリューションや、水やり・施肥などの自動化ソリューションを導入した安価で生産性の高い栽培体系を確立し、新規就農の促進に貢献してまいります。加えて、当実証で得た知見を活かし、他の地域におけるハウス栽培のスマート化の取り組みも進めてまいります。
※1 https://www.kubota.co.jp/news/2021/management-20210712.html
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エンゲージメントパートナー協定における主な取り組みの内容
(1)農業に係る課題の解決と新たな価値創造への取り組みに関すること
(2)協定参画者のネットワークを活用した新たな取り組みに関すること
(3)壱岐市のスマート農業の推進に関すること など
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実証における役割
実証における役割 |
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壱岐市 |
・実証ハウス構築に関する支援 ・スマート農業技術の導入、普及に向けた支援 |
株式会社クボタ |
・データの相互利活用環境の構築 ・スマートソリューションの開発 |
株式会社ルートレック・ネットワークス |
・栽培管理 ・AIを活用した最適な水やりと施肥、環境制御の自動化 |
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ゼロアグリについて
ゼロアグリは、土壌センサーや日射情報から作物にとって最適な潅水、施肥量をAIが算出し、最適なタイミングで実施を行うスマート農業システムです。生産者の省力化だけでなく、作物にストレスのない潅水施肥により、作物の収量、品質向上に繋がるため、生産者の方の収益向上に貢献します。また、AIが最適な量の潅水施肥を行うことにより、多施肥を防ぎ、化学肥料による地下水汚染やCO2排出削減にもつながり、環境に優しい栽培が可能です。
2015年より国内外への本格出荷を開始し、現在全国の農家・農業試験場にて累計330台以上導入いただいております。
導入都道府県実績(順不同):北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、神奈川県、東京都、千葉県、山梨県、長野県、新潟県、富山県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、奈良県、和歌山県、大阪府、兵庫県、鳥取県、岡山県、島根県、広島県、山口県、高知県、愛媛県、徳島県、香川県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
導入作物実績:トマト、ミニトマト、キュウリ、イチゴ、アスパラガス、ピーマン、パプリカ、ナス、メロン、トルコギキョウ、ブドウ、ナシ、スイカ、マンゴー、レモン、ホウレンソウ
詳細の機能については、こちらをご覧ください。
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ルートレック・ネットワークスについて
当社は、2005年の創業以来培ってきたM2M/IoT技術を基に、2010年 総務省 広域連携事業の「ICTを利活用した食の安心安全構築事業」を契機に、明治大学黒川農場との共同研究により、スマート農業事業に参入しました。2018年には、第4回日本ベンチャー大賞(農業ベンチャー賞 農林水産大臣賞)を受賞、同年 経済産業省よりJ-Startup企業、内閣府官邸 先進的技術プロジェクト「Innovation Japan」にも選出されました。
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本リリースにおけるお問合せ先
株式会社ルートレック・ネットワークス 広報担当 中島
TEL:044-819-4711 E-Mail:mktg@routrek.co.jp
※記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。