- 背景
今夏・今冬の電力需給ひっ迫供給力減少の背景を受け、政府は電力会社が提供する節電プログラムに参加する家庭に向け、2000円相当のポイント付与する検討を進める一方で、電力会社に対してはDR導入を促すなど、利用者に対して安定的な電力供給サービスの継続を確保するため、官民連携でのDR普及拡大を目指しています。
- 「SMAP DRベーシックプラン」について
政府主導で進める家庭向け節電支援施策や東京都が進める家庭の節電マネジメント事業に対し、電力会社がスムーズな導入を検討をできるようパッケージプランを用意しました。DR参加者用の専用マイページや通知メールなどのユーザーインターフェイス(UI)を一律化することで、安価かつ最短2カ月というスピーディーな提供を可能にしました。
≪特徴≫
1. DRは下げ・上げの両方に対応
夏・冬の電力需給がひっ迫する時間帯に節電を促すDRを発動できるだけでなく、春・秋の発電量が増える時間帯に電気使用のピーク時間帯をずらす行動を促すDRも発動可能です。
2. 発動条件は2パターン(しきい値設定、時間設定)で設定可能
しきい値設定では、市場価格が安い時間帯へ利用者の電気使用量をシフトを促すことができます。また、でんき予報の使用率ピーク時間帯等に合わせて、利用者に節電行動を促すDRを発動することも可能です。
3. DR参加者専用マイページを設置
DR参加者ごとに用意されたマイページでは、日ごとの使用量と節電量を可視化したグラフ、および節電行動に対し獲得できたポイントを確認できるなど、節電行動を可視化することでゲーム感覚で取り組めるUIを用意しています。
4.DRの発動時間は前日夕方にメールで参加者へ通知
節電をお願いしたい日の前日に、DR参加者にメールで通知します。前日通知することで、余裕をもって翌日の過ごし方を計画していただくことが可能になります。
- DRとは
電気は使用量(需要)と発電量(供給)のバランスが崩れると供給が不安定になったり停電を引き起こします。電力会社は電気の使用量を予測しながら発電量を調整し、日々の安定供給を実現しています。電力会社が行う調整に対し、電気の利用者が電気の使い方を工夫して協力することをDRと言います。DRには、下げDR(ネガワット)と上げDR(ポジワット)があります。夏や冬、予想される電気使用量に対して発電量が足りなくなる恐れがある場合に下げDRを発動し、利用者に節電を通じて使用量を下げる行動変容を促します。他方、上げDR(ポジワット)は、春や秋の予想される使用量よりも発電量が多い時間帯に発動されるDRで、その時間帯に積極的に電気を使用していただくよう利用者にピークシフトを促します。
- ENECHANGE株式会社
ENECHANGE(エネチェンジ )は、「エネルギーの未来をつくる」をミッションに掲げ、脱炭素社会をデジタル技術で推進する脱炭素テック企業です。2015年創業、2020年東証マザーズに上場(証券コード4169)し、「エネルギーの4D(自由化・デジタル化・脱炭素化・分散化)」分野でのSaaS事業を中心に急成長を実現しています。当社のルーツは、自由化先進国のイギリス・ケンブリッジでの電力データ研究所にあり、現在もイギリスに子会社SMAP ENERGY LIMITEDを有しており、エネルギーデータの解析技術とグローバルなネットワークが特徴です。
名称 :ENECHANGE株式会社
所在地 :〒100-0004 東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビル3階
URL :https://enechange.co.jp
■SMAP DRに関するお問い合わせ先
ENECHANGE株式会社 SMAP推進室
Mail:smapbiz.tokyo@smapenergy.com