MaaS Tech Japan、MaaSプラットフォーム「SeeMaaS」の新機能として、人流データ連携機能を提供開始

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株式会社MaaS Tech Japan(本社:東京都千代田区、代表取締役:日高 洋祐、以下当社、https://www.maas.co.jp/)はMaaSプラットフォーム「SeeMaaS(シーマース)」の新機能として、交通手段問わず人の移動と時間を示す人流データ*1を連携できる機能を、2023年6月1日より提供開始します 。
これにより、人の移動実態と交通移動実績をかけあわせた地域全体の傾向を可視化・比較ができるようになり、交通計画や交通インフラの最適化において、より効果的な意思決定を可能にします。

具体的には、人流データと交通の移動実績データを使用して、公共交通の利用量と人の移動量を比較することで、公共交通の利用率が相対的に低い時間帯や地域を可視化し、潜在的な公共交通利用の需要分析など、具体的な施策検討を可能にします。

特徴・機能

(1)特徴

「SeeMaaS」は、異なる事業者・異なるモビリティ間の移動実績データを統合・連携できるMaaSプラットフォームです。複数の交通機関の利用者数を、時間・曜日別、路線別、利用者別、乗降場所別などの視点でグラフや地図上で可視化したり、さらに時間別×区間別で利用者数・運行便数を集計し、1便当たりの平均利用者数を地図上に可視化することで、利用者の多い、もしくは、少ない区間・時間帯を確認することができ、需要に合わせた運行形態や運行スケジュールを検討できます。

 今回の新機能により、これまでの移動実績データに人流データを組み合わせて分析することが可能になり、例えば、人の移動は多いのにバスや鉄道の移動実績が少ない地域を把握して潜在需要を把握するなど、従来の実績データだけでは見えていなかった交通課題の把握が実現できます。   

(2)機能

1. 人流と交通の利用実績のモニタリング

人流データと交通の移動実績データの定期的なモニタリングを行うことで、人の移動実態と交通の移動実績の比較を行い、全体の傾向を把握することができます。

左図:移動実績 交通手段別 利用回数増減  画面イメージ  右図:人流データ移動量  画面イメージ左図:移動実績 交通手段別 利用回数増減  画面イメージ  右図:人流データ移動量  画面イメージ

2. 人流と交通の利用率の確認

人流データと交通の移動実績データを比較し、実際の移動状況に対する交通移動実績の割合を可視化できます。モニタリングによって利用率に変化があった際、利用率が高くなったのか低くなったのか、どの乗降場所で時間帯はいつなのか、などが把握できます。

左図:時間帯別公共交通利用率  画面イメージ  右図:地域別公共交通利用率  画面イメージ左図:時間帯別公共交通利用率  画面イメージ  右図:地域別公共交通利用率  画面イメージ

3. 人流と交通の利用実績の確認

人流と交通の利用率の元となる、人流の流出・流入データと交通の移動実績データ(乗車・降車)を、乗降場所単位、時間帯別に可視化し、需要のピークや需要が高い場所、需要の低い時間帯などを特定し、課題の把握をすることができます。

左図:時間帯別公共交通利用実績  画面イメージ  右図:時間帯別人流移動実績  画面イメージ左図:時間帯別公共交通利用実績  画面イメージ  右図:時間帯別人流移動実績  画面イメージ

提供開始日、価格

• 提供開始日:2023年6月1日

• 提供価格:お問い合わせください

導入決定地域

• 活用地域:石川県金沢市

• 期間:2023年6月~

• 導入背景:「金沢MaaSコンソーシアム」では、デジタルを活用することにより公共交通の持続可能性を確保しつつ、新サービスを構築することに取り組んでいます。その取り組みの1つとして、人の移動実態と公共交通実績を比較し、地域公共交通の課題解決に向けSeeMaaSを活用しています。

■MaaSプラットフォーム「SeeMaaS」について 

「SeeMaaS(https://www.maas.co.jp/business/seemaas/)」は、公共交通や人流データ、MaaSアプリデータなど、あらゆる移動データを統合・分析し、地域の移動実態や施策効果を精緻に可視化します。これにより、地域の特性に合わせて多様な交通サービス・施策を適切に組み合わせたMaaSの実行や、観光振興・まちづくり・環境貢献などの取り組み、施策効果のモニタリングと定量的な評価による継続的な施策改善が可能となります。移動データの利活用を通じ、交通・社会課題の解決や他業種連携による新しい価値創出の実現を支援するプロダクトです。

■会社概要

社名 : 株式会社 MaaS Tech Japan

設立 : 2018 年 11 月 1 日

代表者 : 代表取締役 日高洋祐

本社 : 東京都千代田区丸の内三丁目1番1号 国際ビル3階

事業内容 : プラットフォーム開発事業/コンサルティング事業/メディア事業

*1 人流データ

人流データはオプション機能のため、利用する場合は別途調達が必要となります。

詳細につきましては、お問い合わせください。

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