■DXpass提供開始の背景⑴ 国内の現状
日本国内における労働人口減少が加速し、2030年には7,073万人の労働需要に対して、6,429万人の労働需要しか見込めず、「644万人の人手不足」が発生する※1と推計されています。特にサービス業/医療・福祉業においては、少子高齢化やサービス産業化の進展により、特に深刻な人手不足に陥ると考えられています。
このように人間の労働力が確保しづらくなる中で、社員1人ひとりの生産性向上のためには、デジタル技術を使った「能力拡張」が求められます。しかしながら日本は現状、インフラ面では世界トップクラスの環境である一方、ITヒューマンスキルはワーストクラス※2が続いています。またこうした社員のIT対応力が育たない状況化で、様々な企業においてDX推進が思うように進まない/DXをリードできる人材がいない/DX推進を任せる人材を育成できないといった課題が生じています。
※1 パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」:https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/spe/roudou2030/
※2 IMD / World Digital Competitiveness Ranking:https://www.imd.org/centers/wcc/world-competitiveness-center/rankings/world-digital-competitiveness-ranking/
■DXpass提供開始の背景⑵ IT未経験者がリーダーとなる現場開発型プロジェクト
一方で、RPAテクノロジーズが提供するRPAツール「BizRobo!」のユーザー企業では、『現場内製型』の成功事例が増加傾向にあり、IT未経験の現場担当者がRPA開発技術の習得を通じてDX推進の本質を理解し、リーダーとして活躍しています。
これまで10年以上にわたるRPA導入支援の経験から、RPAテクノロジーズではDX推進成功の決め手として、プロジェクト参加メンバーの適正の見極め/推進リーダーの発掘/ITヒューマンスキルの向上を目的とした継続的な学習/企業ごとの課題にあわせた伴走支援が必要であると考えました。
上述の仮説検証のため2022年秋から「DXpass」のテストマーケティングを実施し、サービスのブラッシュアップを続けてきましたが、このたびより多くの企業に対して、適切な形でサービス提供を行う体制が整ったため、2023年6月1日に正式リリースを行う運びとなりました。
■DXpassサービス概要
DXpassはDX人材の発掘から育成までを、導入しやすい価格で徹底サポートします。
DX人材を内製することによって効率化を推進し、より付加価値の高い業務推進を可能とすることで、大きな経営効果の創出につなげます。
① DX適性診断
ITヒューマンスキルを見える化することでDXの適性を測るWEBサービス
② 動画学習
オンデマンドで学べる実務直結型の研修コンテンツ
③ 伴走支援
研修の内容を実務に落としこむための個別サポート
▼料金体系
10,000~15,000円(1名あたり/税別)
*ご利用プランにより1名単価は変動いたします。
*プランごとに利用人数の定めがございます。
Dxpass詳細(サービスページ):https://tinyurl.com/yw4wjavf
■DXpass利用者の声(オリックス・ビジネスセンター沖縄株式会社 様)
ITリテラシーの底上げを目的に、全社員に対してDXpassの受講を進めています。
想定外のところからDX適性を持つ人材を発掘できたことはもちろん、ワークショップで実際に手を動かしながらIT・DXについて学べる点や、その提出物に対してフィードバックをいただける点など、コンテンツをただ消化するだけではない研修プログラムに刺激を受けました。
リスキリングや人材育成を手厚く伴走支援する、一方通行ではない研修プログラムはDXpassの強みだと思います。
活用事例はこちら:https://tinyurl.com/bdhjf5yd
■今後の展望
RPAテクノロジーズは「DXpass」により、DXの底上を実現したいと考える企業の皆様に最適なリスキリングの場を提供します。あわせてITヒューマンスキルの見える化を行うことで、DX適性の高い人材を発掘し、クイックな育成で経営効果の創出にも寄与していきます。
DX人材の育成は、全社方針であるLX(ローカルトランスフォーメーション)※3=各地域・業界ごとに異なる課題解決・目的実現に向けた事業変革を実行する上でも必要不可欠であることから、日本全体でのITヒューマンスキル向上を実現し、社会課題の解決やデジタル競争力の向上につなげたいと考えています。
※3 LXとは:https://tinyurl.com/49w549u9
【会社概要】
■RPAテクノロジーズ株式会社 (https://rpa-technologies.com/)
・本社所在地:東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー8F
・設立 :2013年7月
クライアント企業の新規事業に対する投資及びコンサルティングサービスを手掛ける
オープンアソシエイツ株式会社(現:RPAホールディングス株式会社、コード番号6572
東証プライム)より、会社分割により100%子会社として設立
・代表者 :代表取締役 執行役員社長 大角 暢之
・資本金 :3,000万円
・事業内容 :RPA、AIを活用した情報処理サービス業 、コンサルタント業務
BizRobo!を活用した新規事業開発・推進