【サービス提供の背景】
会社法第325条の6に定められた「電子提供措置の中断」では、電子提供措置開始日から株主総会の日までの期間中に、一時的に電子提供を行うウェブサイトへのアクセスに中断が生じた場合でも、同条文に定める4つの要件(会社が善意・無重過失、中断が生じた時間が10分の1以下など)の全てに該当した場合は、当該電子提供措置の効力に影響を及ぼさないこととされています。しかしながら、本要件のいずれかを満たさなかった場合、株主総会の招集手続の瑕疵を理由に株主総会決議の取消事由の対象になりえるリスクは存在しています。
電子提供措置の効力を担保するためには、電子提供措置期間中、提供が継続して実施されていたことを証明する記録を残すこと、また、サーバーダウンやハッキングなどによるアクセスの不良、中断の発生を速やかに把握し、復旧するための対応を予め準備しておくことがポイントとなります。
特に、アクセス状況については、自社サーバーが稼働していても、外部環境から問題なく表示されていることの証明にはならず、外部環境から表示状況を監視する必要があります。
このような背景をもとに、BBSecでは外部環境からの電子提供措置が正しく行われているかを常時監視するとともに、その担保となる記録や、中断した際の対策までを「BBSecヘルスチェックサービス」にてご提供します。
株主総会資料の電子提供制度BBSecヘルスチェックサービス
サービスの詳細につきましては、以下のページを参照ください。
https://www.gomez.co.jp/wire/column/20230512.html
【Gomezについて】
Gomezは、インターネット上で提供されるサービスを中立的な立場から評価・分析し、インターネット利用者の利便性向上とEコマース市場などの拡大に貢献するための情報提供・企業向けのアドバイスを目的とし、消費者・企業双方に対して利益となる情報を掲載しています。
Gomezを運用するゴメス・コンサルティング本部は、BBSec が2021年7月に事業継承しております。
【BBSecについて】
BBSecは、ITセキュリティの診断・運用・保守・デジタルフォレンジックを手掛けるトータルセキュリティ・サービスプロバイダーです。「日本のITネットワークを世界一堅牢にする」をコンセプトに、2000年11月の設立以来、高い技術力と豊富な経験、幅広い情報収集力を生かし、大手企業、通信事業者から IT ベンチャーに至るまで、様々な企業のITサービスをセキュリティ面でサポートしています。