アドビ、Adobe Creative Cloudの未来を発表 Adobe Photoshopにクリエイティブな副操縦士としてジェネレーティブAIを搭載

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・アドビのクリエイティブジェネレーティブAIモデル「Adobe Firefly」に「ジェネレーティブ塗りつぶし(ベータ版)」機能を追加し、画像の拡張やオブジェクトの追加・削除が可能に
・Adobe FireflyをAdobe Photoshopに直接統合し、ジェネレーティブAIの持つスピードと手軽さにAdobe Photoshopのパワーと正確さを融合
・既存のAdobe Creative CloudのワークフローにジェネレーティブAIを統合するアドビ初の取り組みとして、ユーザーにアイデア、探求、制作スピードを加速させるクリエイティブな副操縦士(コパイロット)を提供

 

 

アドビ(Nasdaq:ADBE)(本社:カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、「Adobe Firefly ( https://www.adobe.com/jp/news-room/news/202303/20230321_adobe-unveils-firefly.html ) 」のジェネレーティブAI機能をデザインワークフローに直接統合した「ジェネレーティブ塗りつぶし(英語名:Generative Fill)」を発表しました。Adobe Fireflyを搭載した新たな機能「ジェネレーティブ塗りつぶし」は、クリエイティブとデザインワークフローにおける当社初のクリエイティブな副操縦士(コパイロット)であり、簡単なテキストプロンプトを使い、ほんの数秒で非破壊的に画像へコンテンツを追加、拡張、削除できる新しい作業方法をユーザーに提供します。今回のAdobe Photoshop(ベータ版)の発表は、Adobe Creative Cloud、Adobe Document Cloud、Adobe Experience Cloud、Adobe Expressを横断し、ワークフローを変革する重要なロードマップとして、Adobe Fireflyとさらに統合した最初のAdobe Creative Cloud ( https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html ) アプリケーションとなります。なお、「ジェネレーティブ塗りつぶし」機能の日本語入力は後日対応を予定しています。

 
 アドビは10年以上にわたるAI開発の歴史をもち、Adobe Senseiを通じた何百ものインテリジェントな機能を、何億人ものユーザーが使用しているアプリケーションに提供しています。Adobe Photoshopの「ニューラルフィルター」、Adobe After Effectsの「コンテンツに応じた塗りつぶし」、Adobe Experience Platformの「顧客 AI」、Adobe Acrobatの「Liquid Mode」などの機能により、顧客は何十億ものコンテンツを作成、編集、測定、最適化、レビューすることができます。アドビのクリエイティブなジェネレーティブAIモデル「Adobe Firefly」は、コンテンツの作成や修正を行うワークフローに直接、より高い精度、処理能力、速度、手軽さをもたらします。
 
 アドビのクリエイティブなジェネレーティブAIモデル「Adobe Firefly(ベータ版)」は、画像とテキストエフェクトの生成を最初の注力として発表されました。ベータ版のユーザーは1億以上のアセットを生み出しており、アドビの歴史の中で最も成功したベータ版リリースの一つです。また、ベータ版のリリース後は「Recolor Vectors(ベクターアートの再配色)」を、そしてこのたび「ジェネレーティブ塗りつぶし」と機能を拡充しています。Adobe Fireflyは、商業利用にも安全に使用可能なプロ品質のコンテンツを生成する独自のAIサービスであり、クリエイターのワークフローに直接組み込むことができるように設計されています。Adobe Fireflyの最初のモデルは、Adobe Stockの画像、オープンライセンスコンテンツ、著作権が失効したパブリックドメインコンテンツでトレーニングされています。また、企業は、自社の画像、ベクターアート、ブランド言語を含むコンテンツを生成するために、独自のクリエイティブなルールに基づきAdobe Fireflyをトレーニングすることができます。Adobe Experience CloudのアプリケーションにAdobe Fireflyが統合されることで、マーケティングチームはAdobe Fireflyを利用したコンテンツのサプライチェーン制作を加速させることが可能です。
 
 アドビのデジタルメディア推進担当シニア バイス プレジデントであるアシュリー スティル(Ashley Still)は、次のように述べています。「アドビは、Adobe Fireflyをクリエイティブな副操縦士としてワークフローに直接統合することで、すべてのお客様のアイデア、探求、制作スピードを加速させます。「ジェネレーティブ塗りつぶし」機能は、ジェネレーティブAIの持つスピードと手軽さにAdobe Photoshopのパワーと正確さを融合し、想像力そのままのスピードでビジョンを形にできるようにします。」
 
 クリエイティビティとデザインを高める
 Adobe Photoshop の主要な機能にジェネレーティブAIをさらに統合することで、クリエイターは独創的な新しいワークフローが可能になり、高品質なコンテンツ制作のため、正確なクリエイティブコントロールを維持しながらアイデアを膨らませることができます。
 
 「ジェネレーティブ塗りつぶし」は遠近感、照明、イメージのスタイルを自動的にマッチングすることで、これまで退屈だった作業を楽しくし、誰もが驚くような結果をすばやく達成できるようにします。日常で使用する言葉や概念を使い、ほんの数秒で手軽にデジタルコンテンツを生成できる「ジェネレーティブ塗りつぶし」は、クリエイティブな表現と生産性を拡大し、クリエイターの創造性への品質を向上させます。
 
 ・Adobe Fireflyの搭載:Adobe Fireflyは、安全に商業利用可能な画像を生成するように設計されています。また、Adobe Stockに収録されている何億枚ものプロ仕様のライセンス取得済み高解像度画像でトレーニングされているため、他のクリエイターやブランドのIP(知的財産)を侵害するようなコンテンツの生成は行いません。
 ・シンプルなテキストプロンプトでアイディアを飛躍的に具現化:画像の追加や拡張、コンテンツの削除を行い、驚くほどの結果を実現します。
 ・非破壊編集:元のイメージに影響を与えることなく、「生成レイヤー」で生成されたコンテンツの作成をすることで無数のクリエイティブな可能性をすばやく追求し、また必要に応じて元に戻すことも可能です。
 ・革新的なペースで創造:テキストをタイプするのと同じスピードで型破りなアイデアを試し、さまざまなコンセプトを考え、無限のバリエーションで高品質なコンテンツを生成します。
 ・Webツールとして利用可能:「ジェネレーティブ塗りつぶし」は、新機能を試したいユーザーのため、Adobe Firefly(ベータ版)の新モジュールとしても提供します。
 
 アドビは、個人や企業といったさまざまな規模の事業に対する信頼できるパートナーとして顧客中心のアプローチを行っており、コンテンツとデータの透明性を確保するため、アドビのAI倫理原則に基づきあらゆるAI機能の開発および展開を行っています。「ジェネレーティブ塗りつぶし」は、コンテンツクレデンシャル機能をサポートしており、コンテンツの制作が人間なのかAIなのか、またはAIによる編集なのかといった、我々が知るべき重要なコンテンツの来歴情報の表示が可能です。コンテンツクレデンシャル機能は、デジタルコンテンツにおける「成分表示ラベル」のような役割を果たし、コンテンツの使用や公開、保存といったすべての過程において、コンテンツに関連付けられたまま適切な帰属表明を可能にし、消費者がデジタルコンテンツの真正性ついて十分な情報を得た上で判断できるよう支援します。この技術は、アドビが設立したコンテンツ認証イニシアチブ(CAI) ( https://contentauthenticity.org/ ) (英語)が開発し、直近のメンバー数は1,000企業・団体を突破しています。
 
 Adobe Photoshopの新機能
 また、アドビは本日Adobe Photoshopをアップデートし、クリエイティブなワークフローを強化し加速させる新機能を追加しました。新たに追加された機能「調整プリセット」、「コンテキストタスクバー」、「削除ツール」、「強化されたグラデーション」により、ユーザーは時間を節約しながら複雑な編集やユニークなデザインの作成を実現できます。詳しくはこちら ( https://blog.adobe.com/en/publish/2023/05/23/photoshop-new-features-ai-contextual-presets ) (英語)をご覧ください。
 
 価格と提供時期
 「ジェネレーティブ塗りつぶし」機能は、Adobe Photoshopデスクトップ版のベータ版アプリに搭載され、本日より提供が開始され、2023年後半には一般公開される予定です。また、Adobe Firefly(ベータ版)( https://www.adobe.com/jp/sensei/generative-ai/firefly.html ) の単独モジュールとしても本日より提供されます。
 
 ※当資料は、2023年5月23日(米国太平洋時間)に米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。
 
 
 ■アドビと人工知能(AI)について
 アドビは、AIを人間のクリエイティビティを拡張する副操縦士として、世界をより創造的で生産的、かつパーソナライズされたものにしています。過去数十年にわたり、Adobe Senseiを通じてAdobe Creative Cloud、Adobe Document Cloud、Adobe Experience Cloud全体で何百ものインテリジェントな機能を提供し、顧客のより効率的な制作、作業、コラボレーションを可能にしてきました。
 
 クリエイティブなジェネレーティブAI「Adobe Firefly」は、さらなる精度、パワー、スピード、そして手軽さをアドビのワークフローに直接もたらします。これは、アドビ独自のAI機能であり、商業利用にも安全に使用可能な、プロ仕様の高品質なコンテンツを生成する独自のデータセットに基づいて開発されています。
 
 Adobe Sensei GenAIサービスは、Adobe Experience Cloudのワークフローにおいて、よりスピードと生産性を提供することで、企業が顧客体験を提供する方法を再定義します。Adobe Sensei GenAIは、ブランドがあらゆる顧客接点においてテキストベースの体験を即座に生成または修正することを可能にして、さらにさまざまな大規模言語モデル(LLM)を活用することができます。これらのイノベーションは、Adobe Experience Platform(AEP)を基盤としており、顧客データとコンテンツを組織全体で1つの共通言語モデルの下に統合します。
 
 アドビは、個人や企業といったあらゆる規模の事業に対して信頼できるパートナーであり、コンテンツやデータの透明性を確保するために、コンテンツクレデンシャル機能(デジタルコンテンツの成分表示ラベル)を軸として、顧客中心のアプローチとアドビのAI倫理原則に基づきあらゆるAI機能の開発および展開を行っています。
 
 ■「アドビ」について 
  アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloud( https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html )は、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloud( https://www.adobe.com/jp/documentcloud.html )では、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloud( https://business.adobe.com/jp/products/adobe-experience-cloud-products.html )は、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei( https://www.adobe.com/jp/sensei.html )を活用しています。
  
  アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。
  
  アドビに関する詳細な情報は、webサイト( https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html )をご覧ください。
  
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