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国際数学オリンピックとは
国際数学オリンピックは、高校生以下の算数・数学好きな生徒を対象とした国際的な数学の競技大会です。世界各国の数学的才能に恵まれた人材を早期に見出し、その才能を伸ばすチャンスを与えるとともに、互いに交流を深めることを目的として、毎年開かれます。
大会では各国の選手が4時間半かけて記述式の問題を3問解き、これを2日間続けて合計6問を解きます。高成績を収めた選手には金、銀、銅のメダルが授与されます。
開催国は毎年異なり、各国が持ち回りでホストをします。今年2023年は、20年ぶりに日本での開催が決まっています。
第64回国際数学オリンピック日本大会:https://imo2023.jp/ja/
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JCIMO委員・北村拓真コメント
【プロフィール】
灘高在籍時に、3年連続で国際数学オリンピックに出場。2010年銀・2011年金・2012年銀メダルを獲得。 東京大学理科一類に進学し、数学の研究に従事する。数学の知識を活用して新たな道を拓くため、2020年にカラクリ入社。R&Dチームに在籍し、データサイエンティストとして活躍。
大会への恩返し。難問への挑戦が「夢を切り拓くチカラ」となるために
私は選手として2010年のカザフスタンからオランダ、アルゼンチンと3大会出場しました。大会の熱気は独特なもので、刺激的な体験だったと記憶しています。また難しい問題と向き合って得られた「問題解決力」「論理的思考力」「スタミナ・忍耐力」は、いまでも大きな糧となっています。
現在100万人が従事するコールセンター業界の改革を実施するため、データサイエンティストという新たな道を歩む中でも、課題解決における本質的な考え方は変わりません。多感な時期に、あの経験があったからこそ今の自分があります。現在は微力ながら数学オリンピックに挑戦する生徒たちのサポートができればと思い、JCIMO委員にも参画させていただいています。現役選手の皆さんには、日本で国際大会が開催される好機を少しでも楽しんでいただきたいですし、日本の数学力が世界を豊かにする将来を楽しみにしています。
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会社概要
カラクリは「カスタマーサポートをエンパワーメントする」をブランドパーパスに掲げ、大規模言語モデル(LLM)のカスタマーサポートへの実用化を目指した事業を展開しています。2018年よりtransformerを用いた言語モデルBERTを、2022年からはGPTを含めた大規模言語モデルの研究を実施。主力ビジネスである高精度AIチャットボット「KARAKURI chatbot」は、髙島屋、SBI証券、セブン-イレブン・ジャパン、SmartHRなど各業界のトップランナーに選ばれつづけています。2018年のICCサミット「スタートアップ・カタパルト」に入賞、2020年には「Google for Startups Accelerator」に採択されました。
住所 : 〒104-0045 東京都中央区築地2-7-3 Camel 築地 II
設立 : 2016年10月3日
代表者 : 代表取締役CEO 小田 志門
事業内容 : カスタマーサポート特化型AI「KARAKURI」シリーズの開発・提供・運営など