- 当社が取り組む社会課題「健康寿命と平均寿命の差の短縮」
世界で最も長寿国のひとつである日本において平均寿命と健康寿命の差は、女性で約12.1年、男性で約8.7年と未だに大きな開きがあります。また、日本の介護保険費用は10.8兆円(2018年)と介護保険制度が始まった2000年から約3倍も増加しております。
不健康寿命(要介護2以上の日常生活に制限がある期間)が延びるほど介護費用も増大することから、高齢者や家族の幸福の観点からも、介護保険制度の持続可能性の観点からも、要介護認定者の重度化防止は極めて重要です。
そのような状況下で、当社は要介護度が比較的低い要介護度1、2の認定者(要支援含む)数が多いデイサービスでのリハビリ提供をサポートすることで、重度化防止に寄与しています。併せて、高齢者やリハビリにまつわる情報を正規化し、分析、解析可能な状態に整えたうえでデータプラットフォームを構築し、今後の介護サービスの質向上と要介護者の生活機能の維持向上に貢献して参ります。
- インパクトレポートの取り組み目的と前回からの変更点
当社は創業時より「介護に関わるすべての人に夢と感動を」というビジョンを掲げ、より多くの高齢者が健康的に長生きすることで幸せに長く暮らせる世界の実現を目指しています。それは同時に、当社の事業活動そのものが持続可能な社会の実現に資するものと考えております。
他方、本インパクトレポート掲載も4年目に入り、当社の事業拡大と組織拡大に伴い、以前よりもアウトプットとアウトカムの解像度が高くなって参りました。そこで、これまでのロジックモデルに「科学的介護の取り組み」や「今後、新たに生み出すプロダクト」を反映した新ロジックモデルを新たに設定することになりました。今後も当社は「健康寿命の延伸」という長期アウトカムの成果に向けて、「科学的介護の普及」および「要介護者の生活機能の向上」を目指した取組を行い、より野心的に「社会的価値」と「経済的価値」の双方を両立しながら高めて参ります。
- ロジックモデルについて
※ロジックモデルとは、事業や組織が最終的に目指す変化・効果の実現に向けた道筋を体系的に図式化したもので、「事業の設計図」と例えられます。事業がどのような道筋で目的を達成しようとしているのかの仮説を示したもの、ないしは戦略を示すものです。
- 2021活動ハイライト
- 累計導入事業所数が1,000事業所を突破
- 利用者データベースが10万人分を突破
- 88%以上が時間短縮になったと回答
- データプラットフォーム構築に向けて始動
※下記URLよりデータ版をご覧いただけます
URL:https://www.siif.or.jp/wp-content/uploads/2022/06/SIIF_HNFF2021_mihiraki_final.pdf
■株式会社Rehab for JAPANについて
当社は「介護に関わるすべての人に夢と感動を」をビジョンとし、より多くの高齢者が健康的に長生きすることで幸せに長く暮らせる世界(健康寿命の延伸)に向けて、「エビデンスに基づいた科学的介護」の実現を目指すスタートアップ企業です。介護現場のリアルデータを収集し、高齢者が元気になることを科学していきます。
・称号 :株式会社Rehab for JAPAN(リハブフォージャパン)
・創立 :2016年6月10日
・代表者:大久保亮・所在地:東京都千代田区飯田橋4丁目2-1岩見ビル2階
・本金:618百万円(資本準備金含む)
・URL
-コーポレートサイト:https://rehabforjapan.com/
-リハプラン:https://rehaplan.jp/training/