『ハッピー悪口フェスティバル』とは、小中学生の子供たちがzoomを利用し、大人と一対一で対話をしながら「普段言ってはいけないとされている悪口を言っちゃおう!」という企画です。
『ハッピー悪口フェスティバル』のルールは、ちゃんと”悪い子”になることと、みんながすぐ思いつくような「うざい」「ムカつく」などの安直な悪口を言わないということのふたつです。
子どもたちが日々関わる、嫌いな人たちの何が嫌いか、どこが嫌いかを自分で言語化し、人間にとって、本来は大切な負の感情を引き出せる場になっています。
『ハッピー悪口フェスティバル』はMアカ( https://emuaka.com/ )が主催しています。Mアカとは、『異世界の学校づくり』をコンセプトとして、10〜15歳の不登校生や登校渋りの子ども達による自主的な活動をサポートするオンラインアソシエーションです。
Mアカでは、感情にまつわるアニメーションやワーク、Mアカ生同士の交流を通して『負の感情の扱い方』について学ぶことができます。
Mアカでは、対象となる10〜15歳の子どもたちを『トリプルZ世代』と呼んでいます。Mアカは、Z世代よりもさらに若い世代である彼らを、これからの社会の移り変わりの鍵となる存在だと位置付けています。
教育をはじめとする社会的な環境の大きな変化のなかにいるからこそ、これからの社会のなかで重要な役割を果たす世代といえます。
■担当者コメント
私たちMアカ広報部は『ハッピー悪口フェスティバル』について、企画者であるMアカ発起人の大谷吉秀と、イベント内で最も多く悪口を言えた2人のトリプルZ世代の参加者にインタビューを行いました。
・『ハッピー悪口フェスティバル』の開催意図について
「普段の生活ではやっちゃいけないことがたくさんあるから、 Mアカという『異世界の学校』で自分の中にある『負の感情』についてたくさん喋ってもらおう!という意図で開催しました。」(大谷吉秀)
・イベントを開催しての感想
「参加者のご家族からは、 家族間で会話が生まれ仲が深まったという声を多くいただきました。また、このイベントを通して、小中学生も感じることはたくさんあるということをしり、そこに興味深さや驚きなどたくさんのことを学んでいます。」(大谷吉秀)
一方、最も多く悪口を言えたトリプルZ世代である2人は、イベントについて
「自分の嫌なことをちゃんと知れてよかった、楽しかった」
「普段言わないようなことを、人と真面目に話しあうのが面白かった」
「すっきりした」
「またやりたいと思うくらい、記憶に残るイベントだった」
と話してくれました。そのほかにも、
「自分が感じたことをはっきり言えるようになった」
「自分の嫌いな人と関わる意識が変わった」
など、日常生活で明確な変化が起きていたことも印象的でした。
自分について理解を深めていくことは、大人でも大切なことです。しかし、普段の生活の中ではあまりできないことなので、『ハッピー悪口フェスティバル』を通して子供の時から負の感情に触れて、自己理解を深められる経験ができるということはとても貴重な機会です。
■Mアカ広報部について
Mアカにまつわるユニークな事柄を発信していく、現役高校生で構成される広報チームです。