これによりHAZAMA BASEのユーザーはライトニング決済でNFTを購入出来るだけでなく、販売者はライトニングに関する事前知識不要で売上をビットコインで受け取ることがすでに可能になっています。また、HAZAMA BASE上でフルオンチェーンビットコインNFTとして注目が集まっているOrdinals NFTのライトニング決済にも本日から一部対応しています。
DH Payは次世代のビットコイン決済技術として注目されるライトニングネットワークを、日本市場のニーズに適応した形で簡単に導入できることが特徴です。今回のIndieSquare社のHAZAMA BASEへのライトニング統合を皮切りに、今後より多くの企業と連携し国内のライトニング決済事例の増加を目指すだけでなく、日本でライトニング決済で購入出来る商品やサービスを増やすための自社サービスの提供も検討していきます。
■ライトニングネットワークについて
ライトニングネットワーク(ライトニング)はビットコインのブロックチェーン上に構築されたレイヤー2ネットワークで、高速で安価なビットコインの送金を可能にする技術です。
ライトニングは既存の決済技術と比較しても高い性能を誇っており、現在世界中で企業の採用や実店舗での利用が加速しています。
また、ライトニングを利用した即時、低コストの国際送金や、ゲームのマイクロリワードとしてライトニングを統合することでユーザー体験やリテンションの改善、など実用的で具体的なユースケースも生まれ始めています。
ライトニングに関する技術やユースケースのより詳細な概要は、Diamond Handsが去年無料で公開した「ライトニングネットワーク概要」レポートをご確認ください。
ライトニングネットワーク概要レポートダウンロード↓
https://docsend.com/view/e67t2yst5yvjjt76
■ライトニング決済導入のメリット
日本国内の企業やサービスはライトニング決済に対応することで、以下のようなベネフィットを得られます。
- クレジットカードと比較した時の決済コストの削減と支払いサイクルの短縮
- 企業間の国際送金のコストとスピードの改善
- 外国真観光客向けの決済サービスの提供によるインバウンド需要獲得
- 世界中のビットコイン保有者への自社サービスやコンテンツの訴求
■DH Payについて
DH Payは日本市場のニーズに対応した形で、簡単にライトニング決済を導入出来るようにするための決済ソリューションです。
現状の問題として、海外のライトニング決済サービスはカストディアル型のものが大半で、国内での交換業ライセンスなしでは日本で正式に営業することは出来ません。一方、現状日本の暗号資産交換業者(取引所)はまだライトニングに対応しておらず、ライトニング入出金の技術調査や交換業としてのコンプライアンス対応含め、さらに時間がかかることが想定されます。
これらの問題を解決し国内でのライトニング決済採用の事例を増やすため、DH Payではライトニングとオンチェーン送金をノンカストディアルな形でスワップする仕組みを採用しています。これによりサービス提供者はビットコインのオンチェーンアドレスを用意するだけでライトニング決済の売上を受け取ることが可能になり、店舗やサービス側でライトニングノードやウォレットを常時運用する必要性をなくし、導入ハードルを引き下げています。
現状IndieSquare社のHAZAMA BASEはDH PayのAPIを統合してライトニング決済に対応していますが、今後自社で決済インターフェースやプラグインを開発することを含め、より多くの日本国内の企業やサービスがライトニング決済に対応出来る形を目指していきます。
また、将来的に事業者向けにビットコイン価格を裏で自動的にヘッジする機能の提供や、ライトニング上で発行されたステーブルコインでの決済対応なども検討しており、日本の規制や事業者からのニーズ、ユーザーの利用実態に即したライトニング決済サービスとしてDH Payを改善していきます。
■HAZAMA BASEについて
HAZAMA BASEはIndieSquare社が提供するノーコードでNFT等のスマートコントラクトの展開が可能なWeb3ソリューションで、低コストで簡単に複数チェーン上でNFTの発行や売買が出来るだけでなく、譲渡不可能なトークン「SBTs(POAP)」の発行などにも対応しています。
今回DH Payを通してライトニング決済に対応することで、送金コストやスピードの削減、新しいユーザー層の訴求などの効果が得られると期待しています。
HAZAMA BASEウェブサイト↓
https://indiesquare.co.jp/service/hazama-base/
■HAZAMA BASE上でのライトニング決済のイメージ図
■Diamond Handsについて
Diamond Hands(DH)は2021年にライトニングネットワークのルーティング研究とフルノードの運用を目的とするユーザーコミュニティとして立ち上げられました。
その後コミュニティは数百人以上の規模まで拡大し、ルーティング以外にもユーザーや開発者向けの情報発信やイベント運営、リサーチレポートの作成、オープンソース開発など、ビットコインやライトニングに関して総合的に取り組む、国際的にも認知されるグループに成長しています。
また、コミュニティ向けの活動を持続化、強化する狙いも含め、2022年から企業向けのサービスやソリューション提供も進めており、企業としても国内トップのビットコイン専門事業者としてす総合的なプロダクトやソリューション提供を進めています。
コミュニティウェブサイト↓
■運営会社について
Diamond Handsは台湾に拠点を置くKoinup Ltd.により運営されています。
Koinup Ltd.の前身に当たる日本のKoinup合同会社は、日本でビットコイン/ブロックチェーン関連の企業として2015年に設立されており、日本で最も長い歴史と実績を誇るビットコイン関連企業の一つです。
また、今後日本での事業展開の拡大を目指し、現在Diamond Hands単体としての日本での法人化の準備を進めています。