Cadenceとパートナーシップ締結、ロボティクス用途向けにVisual SLAM性能の強化を目指す

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様々な機器に人工知覚/SLAM技術を提供するKudan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:項 大雨、以下 Kudan)は、この度、Cadence Design Systems, Inc.(本社:カリフォルニア州サンノゼ、以下Cadence)と戦略的パートナーシップを締結したことをお知らせいたします。コンピュータビジョンやAIアプリケーションを強化するために設計されたCadenceのTensilica Vision Q7 DSP(digital signal processor)により、KudanのSLAM処理ロジックの最適化を実現します。これを通じて、ロボティクスなどの用途においてSLAM機能を備えた汎用的で高性能な演算プラットフォームを顧客に提供することが可能となります。

KudanのSLAMソリューションは、リアルタイムマッピングとナビゲーション機能を提供しており、ロボティクスやコンピュータビジョンの適用事例において業界の標準となりつつあります。Cadenceとの提携により、Kudanの技術をさらに強化するとともに、全体的なパフォーマンスを向上し、顧客へ圧倒的な体験を提供してまいります。

Kudan 代表取締役CEO 項大雨のコメント
Cadenceとのパートナーシップ締結により、同社のDSP技術の専門性を活用することができ、KudanのSLAM 機能やパフォーマンスをさらに強化できることを嬉しく思います。今回の提携を通じて、Cadenceとともに、顧客のロボティクス用途において最高レベルのパフォーマンスと、より信頼性の高い効率的な演算プラットフォームの提供を実現してまいります。

Cadence Tensilica Vision・AI DSPのプロダクトマーケティング、マネジメント、ビジネス開発担当ディレクター Amol Borkar氏のコメント
この度の提携により、VisionやAI DSP技術における専門性をKudanの最先端SLAMソリューションに提供することとなりました。Tensilica Vision Q7 DSPを使って、KudanのSLAM処理ロジックを最適化することで、より幅広い顧客へのアクセスを可能にし、ロボティクスのニーズに対して真に差別化されたソリューションを提供いたします。

なお、この度の提携を通じて、Tensilica Vision Q7 DSP搭載製品を提供する演算プラットフォームプロバイダーとも更に連携を図りながら、同事業者のロボット産業への参入拡大にも貢献してまいります。

【Cadence Design Systems, Inc.について】
Cadenceは電子設計の分野における中心的なリーダーとして、30年以上に渡り蓄積した演算ソフトウェアに関する専門知識をベースに製品開発を進めており、Intelligent System Design戦略の下、設計コンセプトを具現化するためのソフトウェア、ハードウェア、IPを提供しています。
Cadenceのお客様は世界で最も革新的な企業であり、ハイパースケールコンピューティング、5Gコミュニケーション、自動車、航空宇宙、消費財、産業、ヘルスケアなど最もダイナミックな市場のアプリケーションに向けに、チップや基板からシステムに至るまで卓越した電子製品を提供しています。なお、Cadenceは過去8年間にわたり、Fortune誌の「働きたい会社ベスト100」にランキングされています。
詳細な情報は、同社ウェブサイト(https://www.cadence.com/ja_JP/home.html)をご参照ください。

【Kudan株式会社について】
Kudanは、機械(コンピュータやロボット)の「眼」に相当する人工知覚(AP)のアルゴリズムを専門とするDeep Tech(ディープテック)の研究開発企業です。人工知覚(AP)は、機械の「脳」に相当する人工知能(AI)と対をなして相互補完するDeep Techとして、機械を自律的に機能する方向に進化させるものです。現在、Kudanは高度な技術イノベーションによって幅広い産業にインパクトを与えるDeep Techに特化した独自のマイルストーンモデルに基づいた事業展開を推進しています。
詳細な情報は、Kudanのウェブサイト(https://www.kudan.io/jp/)をご参照ください。

■会社概要
会 社 名:        Kudan株式会社
証券コード:        4425(東証グロース)
代 表 者:        代表取締役CEO 項 大雨
 

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