芥川賞作家・李琴峰が“家族”について問い直す傑作『観音様の環』を、新レーベル「100 min. NOVELLA」第1弾として刊行

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USEN-NEXT GROUPの株式会社U-NEXT(本社:東京都品川区、代表取締役社長:堤 天心)が運営する動画配信サービス「U-NEXT」は、『彼岸花が咲く島』で第165回芥川龍之介賞を受賞した李琴峰の書き下ろし小説『観音様の環』を、2023年4月7日(金)より全国の書店にて発売いたします。本作は、中編小説の季刊レーベル「100 min. NOVELLA」の第1弾作品で、7月の第2弾は高山羽根子氏と津村記久子氏、 10月の配本は吉川トリコ氏、2024年1月は高瀬隼子氏の作品を予定しています。

李琴峰『観音様の環』
田舎の狭い人間関係、排他的な空気、暴力的な父親、そして母親からの過度な期待と支配から逃れるように、瀬戸内の島から憧れの東京に出たマヤは、二丁目で出会った恋人・ジェシカとの結婚を機に、彼女の故郷であり、母の故郷でもある台湾へ渡る。旧暦の大晦日、ジェシカの親族が集まる年夜飯(ニェンイェーファン)に誘われたマヤは、思いがけず母の生まれ育った町を訪れることになり、自分自身で封印していた記憶がどんどん蘇ってくる…。

<著者プロフィール>
李 琴峰(り ことみ)

1989年台湾生まれ。日中二言語作家、翻訳家。
2017年、初めて日本語で書いた小説『独り舞』(講談社)が群像新人文学賞優秀作を受賞し、作家デビュー。2019年発表の『五つ数えれば三日月が』(文藝春秋)は芥川龍之介賞と野間文芸新人賞のダブル候補となる。2021年、『ポラリスが降り注ぐ夜』(筑摩書房)で芸術選奨文部科学大臣新人賞を、『彼岸花が咲く島』(文藝春秋)で芥川賞を受賞。他の著書に『星月夜』(集英社)がある。

 

新レーベル「100 min. NOVELLA」《読み:ハンドレッド ミニッツ ノヴェラ》は、「今を生きる、生き抜いていく。」その伴走をする小説レーベルです。 約100分で夢中で読める中編小説を、1月、4月、7月、10月の年4回刊行予定です。 装幀およびレーベルロゴは森敬太氏が担当。手に取りやすい判型と価格ながら、単行本のような豪華なアートワークでお届けします。ぜひご期待ください。

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