Space quartersは人類が宇宙を生活圏とし可能性を広げ続ける世界を実現し、205X年には1万人以上が暮らす超大型宇宙ステーションを建築します。

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株式会社Space quarters(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:大西正悟、以下「Space quarters」)は現在開発を進めている、宇宙空間における次世代建設技術(電子ビーム溶接機および、大型構造体の組み立てロボットシステム)を2020年代のうちに確立します。それにより、宇宙空間における構造物のサイズ限界という課題を解決し、空間というインフラを提供することで、人類が宇宙を生活圏とする世界を実現し、205X年には、地球軌道上に1万人以上が暮らす超大型宇宙ステーションを建築します。
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「株式会社Space quarters」の夢です。

 

 現在、宇宙における構造体の大きさは、組み上げた状態で打ち上げていることから、どうしてもロケットの先端に位置するフェアリングの大きさに制限されてしまいます。これにより、宇宙ステーションのモジュールの大きさは廊下程度のサイズ以上大きくできず、収容人数や、実施可能な活動の幅も限定的になっています。
 
 そこで、Space quartersは地上で組み上げたものを打ち上げるのではなく、加工済みの建材を打ち上げ宇宙空間で溶接を用いて組み立てる技術を開発することでこの課題を解決しようと考えています。そして、それに向け宇宙空間に適した電子ビーム溶接機および、大型構造体の組み立てロボットシステムの開発を日本とフランスの二拠点で進めています。Space quartersは2025年に地上における技術確立を目指し、2028年には宇宙空間での溶接及び組み立て技術の実証を完了させます。
 そして、その技術を有人構造物である宇宙ステーションのモジュールや、通信やエネルギー転送用の大型アンテナを始めとする非有人の構造物に適用することで宇宙空間におけるインフラ構築の一翼を担い、人類が宇宙空間を生活圏とし可能性を広げ続ける世界を実現します。

 現在は夢物語の架空プロジェクトですが、2050X年には、アメリカ、EU、日本、中国、インド、ブラジル、ロシア、タイ、インドネシア、南アフリカが共同で行う1万人以上が暮らす次世代型の超大型宇宙ステーション開発の国際プロジェクトに参画し、その外壁及び大型構造の開発を担い、これを実現させます。

 このステーションは、研究/開発、宇宙で利用されるプロダクトの生産拠点、観光地やエンタメ/教育(ホテルやスポーツアリーナ、スタジオなど)、高軌道/月/他惑星/深宇宙探査の中継基地、衛星の修繕/回収基地等として利用することができます。また、それと同時にそこに滞在する人々が暮らす街となります。国境のないこの街はその中立性からG7やその他の国際会議の会場としても利用されることが想定されます。また、この軌道上ステーションは月面基地、月軌道ステーション、火星軌道基地の輸送及び通信ネットワークの中心拠点となることも期待され、この月面基地等の建築にもSpace quartersは参画し、貢献したいと考えています。

  そして、このようなステーションが真の意味で駅として使われる未来では、現在ではSFにしか聞こえませんが、例えば木星からの核融合発電の燃料であるHe3といった資源獲得を目的に、木星往還船及び大型の運搬タンクが建造され、惑星間移動を含むサプライチェーンの構築が行われ、人類が数十万年単位で利用可能なクリーンなエネルギーを手にするということがあるかもしれません。そしてやはり、その実現に必要な宇宙船やタンクの建造にも弊社が開発する溶接技術が必要不可欠であると確信しています。

 上記のようなプロジェクトは、現在は夢物語でしかありませんが、それが現実的に考えることのできる”人類が宇宙を生活圏として可能性を広げ続ける世界”の実現に向け、Space quartersは次世代の宇宙建築技術の開発を一歩ずつ着実に進めていきます。

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。

 

  • 株式会社Space quartersについて

 宇宙空間におけるElectron beam溶接技術を用いた大型構造体の建築サービスを提供する。
元IHI技術開発本部の大西 正悟とGulliaume Moharaが2022年6月に創業。 “人類が宇宙を生活圏とし可能性を広げ続ける世界を作る”ことをビジョンに次世代の宇宙建築技術の開発を行う。
 東北大学の宇宙構造体の権威である槙原教授、Electron beam溶接の権威であるParis saclay大学のMinae教授をはじめ、世界トップクラスの専門家チームを有する。
 国内では、内閣府主催(JAXA・NEDO共催)のアジア・オセアニア地域の宇宙ビジネスアイデアコンテストS-booster2022(https://s-booster.jp/2022/index.html)において、スカパーJSAT賞を受賞。

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