オープンソースの経済的価値を測定する『Open Innovation』著者Chesbrough教授による調査レポート公開

この記事は約3分で読めます。

本日、オープン イノベーションのパイオニアであるHenry Chesbrough教授による調査レポート「オープンソースの経済的価値を測定する : アンケートと予備分析」が公開されました。今月発表された原作「Measuring the Economic Value of Open Source Software: A Survey and a Preliminary Analysis」の日本語版になります。

オープンソースソフトウェア (OSS) は、過去20年にわたるLinux Foundationの進化が証明するように、期待以上の成功を収めてきました。しかし、世界中の企業や産業界で広く採用される一方で、OSSを使用する多くの機関にとっての全体的な経済的価値を真に理解し、定量化することはできていませんでした。

Linux Foundation Research は、『Open Innovation』 (Harvard Business School Press, 2003) の著者でカリフォルニア大学バークレー校のHenry Chesbrough教授が実施した調査を後援し、企業がOSSを採用する理由を明らかにしました。この調査の結果、最新レポート「Measuring the Economic Value of Open Source Software: A Survey and a Preliminary Analysis(オープンソースの経済的価値を測定する : アンケートと予備分析)」が発表され、組織にとってのOSSの経済的利点に関する洞察がまとめられました。

主要な調査結果は、以下を含みます :

  • Fortune 500の企業を含むCIOおよびIT管理者を対象に実施されたこの調査では、OSSが大幅なコスト削減、イノベーションの増加、品質の向上をもたらすことが明らかになりました。
  • 調査では、組織内で認識されているOSSのコスト、利点、価値を調査し、回答者に最近完了したOSSを含む主要なプロジェクトについて考えるように求めました。また、OSSが利用できない場合の代替案や、社内でソリューションを構築する場合のコストについても調べました。

全レポート (PDF 45ページ) は、こちらからダウンロードできます :

タイトルとURLをコピーしました