SOIN(そわん)では、認定調査項目ごとに、その状態が1年後どのように変化するか、改善、維持、悪化の確率として提示しています。しかしながら、その確率がどのように算出されたかがわからないため、ケアマネジャーがどのように解釈すればよいのかわからず、予測結果をどのように活用すればわからない場合がありました。
この課題に対して、状態毎に悪化の確率が一定の値を超えた際に、その計算に影響を与えた関連項目を、影響度と共に提示する機能を今回のSOIN(そわん)バージョンアップにて追加しました。
具体的には、ケアプラン作成画面において、AIが状態予測に用いた基本生活項目、身体精神項目、指定したサービの3つのカテゴリの項目の中から、悪化の確率を上昇させる根拠としてAIが判断した最大10項目を、影響度大中小の3段階で提示するものです。
これによって、ケアマネジャーの皆様が、特定の状態の悪化予想に関連する項目から、状態像の相関関係、因果関係を検討しやすくなり、利用者の方々に対してより改善に寄与するケアプラン作成を手助けできるようになります。
CDIでは、今後も説明可能なAI(Explainable AI)を実現し、より分かりやすいAIケアプラン作成を支援するツールとして、機能拡充を進めてまいります。
《AI(人工知能)ケアマネジメント支援ツールSOIN(そわん)とは》
膨大な過去の介護サービスご利用者様のデータをもとに、状態改善に効果的なサービスのプランの提案と将来の状態予測を行うケアマネジメント支援ツールです。
《会社概要》
会社名:株式会社シーディーアイ
中立性・独立性を備えた立場で、「介護×AI」をキーワードとしたオープンイノベーションを起こし、介護業界全体をあげて社会課題解決に挑戦することを目的として、2017年に、株式会社産業革新機構(現INCJ)、セントケア・ホールディング株式会社等により会社設立。2018年に、自立支援型AIケアプランシステムを国内で初めて商用化。
HP:https://www.cd-inc.co.jp/
AIケアプラン SOIN(そわん):https://soin.tech/