本日、むかわ町、HTBならびにJCCは、サービスについての理解や認知を促進するべく、むかわ町にてサービス開始記念セレモニーを開催しました。
本サービスの開始により、むかわ町の住民は自宅のテレビでHTBを選局し、データ放送画面の「むかわ町からのお知らせ」メニューを選択することで、自治体からのお知らせを見ることが可能になります。さらに、インターネットに接続したHybridcast※1対応のテレビでは、町内のハザードマップや定点カメラなどの豊富な防災情報に加えて、地区ごとのごみ出しカレンダー、15地点のピンポイント天気、バスの時刻表、医療機関のお知らせなど、地域生活に必要不可欠な情報が受信できます。
本サービスは、胆振管内最大面積を誇るむかわ町において、使い慣れたテレビで分かりやすい配信を実現し、「大切な情報の見逃しや聞き逃し」の軽減を目指しています。
むかわ町は、2018年の北海道胆振東部地震の被災や復興の過程での経験をもとに、日常から緊急時まで、「住民誰ひとり取り残さない」自治体情報の配信を重要課題と位置付けています。本サービスが、住民の地域生活に寄り添った情報配信を実現し、住民の地域活動への参画やシビックプライドの醸成、そしてむかわ町の発展の一助となるものと考えております。
HTBはJCCと協業しテレビを通じて情報の配信を行うことで、むかわ町が抱える防災や地域情報の課題解決に貢献するとともに、むかわ町と三者一体となって住民の安心安全な地域生活や利便性の向上、地域のDXに取り組んでまいります。
※1 「Hybridcast」は、日本放送協会(NHK)の登録商標です。Hybridcast は、放送波の中にインターネット上のコンテンツの取得を指示する制御信号を組み込み、テレビ放送と、HTML5 で記述された Web コンテンツとの融合を可能にする次世代放送サービスです。スマートフォンやタブレット端末との連携も可能なテレビ放送サービスです。
- むかわ町 竹中喜之町長のコメント
むかわ町は、「北海道胆振東部地震」から4年と6ヶ月を迎えます。様々なご支援を頂きながら、本日まで町が一丸となって、復旧・復興の道を歩んでまいりました。
この度、全国初となる自宅のテレビを利用した次世代データ放送サービスを開始することになりましたことは、「防災を起点とした防災先導のまち」をテーマに掲げているむかわ町としては、非常に意義のある取り組みと受け止めております。むかわ町は脱炭素やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、賑わい創出や買い物弱者、交通弱者対策などの地域課題の解決にも着手しています。
災禍を受けた町だからこそ、災害情報の住民への迅速、的確な伝達が極めて重要と受け止めています。今回のサービスが町民の安全安心な生活への一助とまちづくりに寄与することを期待しています。
- ジャパンケーブルキャスト 樋山洋介取締役のコメント
むかわ町とは、2021年からスマホアプリなどでの防災情報、自治体情報の配信サービスを行い、さらに同年、防災・ICT、観光促進に関する包括連携協定を結んでいます。当社は町の発展、町民の安心安全にこれからも寄与して参ります。
- 北海道テレビ放送 寺内達郎代表取締役社長のコメント
このシステムがむかわ町で大いに活用され、さらに他の市町村そして北海道全体の安心安全につながるよう、当社もより迅速で確実な情報の、放送と配信に努めて参ります。
■むかわ町 : http://www.town.mukawa.lg.jp/
■ジャパンケーブルキャスト株式会社(JCC): https://www.cablecast.co.jp/