OpenText、今後のクラウド情報管理の指針となる「OpenText Cloud Editions 23.1」を発表

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※本リリースは、OpenText Corporationが2023年2月16日(北米時間)に発表したリリースの抄訳です。

OpenText(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:反町浩一郎)は本日、同社のすべてのソフトウェアとサービスを使用するための共通プラットフォームである「Project Titanium」の最新の技術革新として、クラウドの情報管理の将来の指針となる「OpenText Cloud Editions 23.1(CE 23.1)」を発表しました。次世代クラウドプラットフォームのProject Titaniumにより、顧客企業はクラウドベースのデジタルトランスフォーメーションを加速させ、将来の人工知能(AI)ベースのアプリケーション導入を支援します。CE 23.1に採用されたさまざまなイノベーションを通じ、企業は今後、デジタルエコシステム全体を通じて顧客、パートナーおよび従業員とのシームレスな連携とコラボレーションを実現しつつ、新たな法規制に対応したテクノロジーを採用することで、より責任ある業務遂行が可能になります。

OpenTextのCEO兼CTOであるMark J. Barrenecheaは、次のように述べています。「デジタルトランスフォーメーションは、すべての業界で推進されています。お客様が新たな法規制に対処する中、情報管理は変革の中核を成しています。OpenText Cloud Editions 23.1は、気候変動、セキュリティ、サプライチェーン、顧客体験の分野でイノベーションを加速させます。また、Cloud Editions 23.1は、Project Titaniumの実現に向けた重要なマイルストーンとして、パブリッククラウドでの情報管理を実現します。」

昨秋の「OpenText World 2022」で発表された旧バージョンの「Cloud Editions 22.4」に関して、IDCからは以下のコメントが寄せられています。「OpenTextをビジネスアプリケーションとビジネスプロセスをつなぐインテリジェントなコアとして位置づけることから、Project Titaniumは将来的なビジネスの懸念に対応する、同社のビジネス戦略の指針となっています。」* 今回のCloud Editions 23.1では、最新のイノベーションが多数採用されており、こうした戦略を今後も推進していきます。

スケーラブルなプラットフォームを通じて付加価値の高いソリューションを提供し、セキュリティを簡素化

ハイブリッドワーク環境における脅威ベクトルの高度化とデータのサイロ化に伴い、セキュリティはますます複雑化しています。CE 23.1では、OpenText Webroot Standalone DNS Protectionの導入と、Secure Cloudプラットフォームを通じたOpenText Webrootポートフォリオの提供開始を通じ、攻撃領域全体で管理と可視性に関する業務を簡素化します。

  • OpenText Webroot Standalone DNS Protectionを使用し、既存のエンドポイント保護プラットフォームと統合することで、強力なネットワーク保護を拡張できます。
  • ネットワーク/ローミングユーザーは、マルウェアダウンロードなどのDNSベースの攻撃から保護されると同時に、セキュリティや体験を損なうことなく、プライバシーやインターネット利用状況に対する可視性を維持できます。
  • Secure Cloudソリューションスイート内でOpenText Webrootポートフォリオを統合することで、マネージドサービスプロバイダー(MSP)は、単一のインターフェイスを通じて攻撃領域全体に保護を拡大できます。MSPは今後、それぞれの顧客規模に合わせた形でセキュリティ、コンプライアンス、生産性のフルスイート・ソリューションを提供できます。

OpenTextは、OpenText Tableau Forensic TD4 Duplicatorを通じてフォレンジック製品を今後も拡大していきます。この次世代のスタンドアロン・フォレンジック画像処理ソリューションは、コンパクトなフォームファクターと直感的なGUIを採用することで、フォレンジック調査の高速化を実現しており、現場の捜査官は、高いコスト効果で簡単にフォレンジック取得を実施し、どこに隠れていてもデータを見つけることが可能です。

顧客のアクセシビリティとコネクティビティが、競争上の優位性を実現

OpenTextの顧客企業は、CE 23.1に採用される統合型のアプリケーションを通じてデジタルトランスフォーメーションを加速できます。Salesforce AppExchange、SAP Store、Microsoft AppSourceのマーケットプレイスとクラウドリセラーでは、以下の通り、Salesforce、SAP、Microsoftに対応する最新の統合型ソリューションが提供されます。

  • OpenText™ Core Capture for Salesforce®:統合型の顧客データキャプチャを通じ、Salesforceプロセスを変革し、セールス/サービスチームの生産性を向上
  • OpenText™ Extended ECM for Microsoft® Dynamics 365 Finance:部門横断型の財務タスクの完了に必要なすべての情報に関して360度の可視性が得られ、財務ワークフローの簡素化とモダナイズを実現
  • OpenText™ InfoArchive Cloud Edition:レガシーシステムを廃止し、SAP s/4HANA Cloudへの迅速な移行を実現

顧客体験が競争上の差別化要因となる場合、共感の獲得とエージェントの能力向上が重要です。CE 23.1は、OpenText™ Qfiniti Exploreの強化機能を通じ、マルチチャネル・コンタクトセンターの分析機能と自動品質管理機能を向上させることで、コンタクトセンターのエージェントのパフォーマンスと顧客体験を最適化します。

責任とコンプライアンスを遵守した情報管理

米国の公共部門とライフサイエンス企業向けの最新のクラウドコンテンツサービスソリューションを通じ、CE 23.1はクラウド採用時の障壁を排除します。

Federal Risk and Authorization Management Program(FedRAMP)の「インプロセス」指定を取得するOpenText™ Extended ECMを通じ、OpenTextは市民体験のモダナイズを支援しており、米国の政府機関は、サイバーセキュリティやコンプライアンスの厳格な基準を確実に遵守できます。

  • OpenText Content CloudTM for Life Sciencesは、ライフサイエンス分野の顧客企業にとって重要な検証とGxPの要件をサポートしつつ、今回はAmazon Web Services(AWS)への対応も実現しています。製薬会社は本ソリューションを通じて臨床試験を迅速化し、承認申請の品質を向上させ、製造プロセスのコンプライアンスを保証できます。

2023年1月31日(北米時間)に発表されたOpenTextのMicro Focus社買収完了に伴い、情報管理分野のグローバルかつ強力な存在として、新生OpenTextが誕生しました。Micro Focus社の製品とソリューションのOpenTextスイートへの統合に関し、エグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高製品責任者のMuhi Majzoubは、次のように述べています。「新生OpenTextの誕生により、私たちはイノベーションを加速させて、プライベートクラウドとパブリッククラウドの成長を取り込んでいきます。Micro Focus社の各種機能の統合は、Project Titaniumの今後の歩みに欠かせない要素です。」

Cloud Editions 23.1のイノベーションに関する詳細は、下記ブログ(英語)をご覧ください。
https://blogs.opentext.com/category/news-events/product-updates/

※本リリースには、一部海外のみで提供している製品や機能が含まれています。詳しくは弊社までお問い合わせください。

* IDC, OpenText World 2022 — Preparing for Business 2030, 2022年11月、 #US49851022

OpenText Japan Blog:
データ、リッチメディア、およびコンプライアンスのための強力な新機能を提供するバージョン OpenText TeamSite 22.4をリリース
https://blogs.opentext.jp/powerful-new-capabilities-for-data-rich-media-jp/

■OpenTextについて
OpenTextグループは、The Information Company™ をブランドスローガンに掲げ、世界をリードするソフトウェア&クラウドサービスを活用した情報管理ソリューションの提供を通じて、企業がデータから価値あるインサイトを獲得できるよう支援しています。OpenText(NASDAQ: OTEX、TSX: OTEX)の詳細についてはopentext.comをご覧ください。

【オープンテキスト株式会社について】
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https://www.opentext.jp

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