当日は、22名の本学学生と15名の他大学生が参加をしました。始めに井上 リサ氏(アドビ)が登壇し、「アドビ製品の紹介~写真編集編~」をテーマに、様々な種類のアドビのツールを適材適所で使いこなすコツを解説しました。その後、写真が人に与える影響について、自社サイトの写真のクオリティ改善により数百万円から数千億円のビジネスへ成長した企業の事例などを交えて解説し、「写真のクオリティは文字情報より効果があるときもあるので、見栄えの良い写真を意識して使うようにすることが大切」と「写真編集」の重要性を語りました。
続いて講師の寺尾 健登氏(アドビ)が登壇し、アドビの写真編集アプリ「Adobe Lightroom」の使用方法について、実際にアプリを動かしながら学生たちに説明しました。寺尾氏は「写真編集を行う上で大切なこととして、自分の直観力が大事。自分が良いと思った調整で編集することが重要」と初めて写真編集を行う参加者に対しアドバイスを送りました。
寺尾氏の説明のあとは、参加者がこれまでに撮った写真を「Adobe Lightroom」で自由に編集し、それぞれの編集ポイントなどについて話しながら交流を深める時間が設けられました。オンライン上で1グループ3~5人、全6グループに分かれ、写真編集をする際にこだわったポイントなどについて説明しながら、参加者同士で活発に意見を交わす様子が見られました。
その後、参加者の写真をいくつかピックアップし、寺尾氏からフィードバックをいただきました。食べ物の写真に触れた際には「この写真は太陽の温かみが出ているので非常に良い写真だと思います」と参加者の作品を称賛し、「食べ物の(写真)編集は非常に難しい。変に色味を変えるとおいしそうに見えなくなってしまうので、色味を変えず、明るさを変えて、なるべく自然な雰囲気に映るようにするのがポイントです」と参加者全体に向けてアドバイスを行いました。
最後に寺尾氏への質疑応答を経て「第4回 専大アドビLab Ver.4.0」を締めくくりました。
企画者の本学経営学部 4 年生 岡田さんは今回の企画について「専大アドビLabを一年通して開催できてよかった。来年は後輩が引き継いでさらにクリエイティブの面白さを多くの大学生にお伝えできたら。」と語りました。
同企画は本学で2021年9月に開催されたアドビ講師を招いたセミナー「自分って、何ができるんだろう?」を受講した学生がその活動に共感し、その後、運営メンバーとして参加、企画を立案し、本学教職員に対するプレゼンテーションを経て、今回実現にいたりました。
本イベントは今年度4回目の実施となり、今回で最終回となります。1年間をかけてグラフィックやwebページの制作、映像編集などを学ぶスケジュールとなっており、専修大学全体で『つくる力』を養っていきました。最終回は本学内に留まらず、参加対象を学外の方にも広げ、開催となりました。
来年度も引き続き「専大アドビLab」の開催を予定しており、今後もより多くの人に学びの場を提供する為に、活動を続けていきます。
~概要~
■専大アドビLab Ver.4.0
日時:2023年2月21日(火) 14:00~16:00
開催形式:オンライン(Zoomにて)
内容:
・創造性の大切さとアドビの紹介
・アドビの写真編集アプリ「Adobe Lightroom」でクリエイティブ制作
・ブレイクアウトルームで制作物のプレゼン
・アドビ講師より全体に向けてフィードバック
登壇者:
アドビ株式会社 デジタルエクスペリエンス事業部総括本部
パートナーセールス営業部 パートナーセールスマネージャー 寺尾 健登 氏
アドビ株式会社 シニアエクスペリエンス デザイナー 井上 リサ 氏
参加者:専修大学 学部生・院生・教職員、専修大学外の方
特設サイト: https://express.adobe.com/page/aS74027SYuBOR/
主催:専修大学経営学部 見山研究室
協力:アドビ株式会社