Multinet 最高執行責任者(COO) Adnan Zaidi氏は、
「IP Infusion の『OcNOS』は、当社ネットワークの将来的な有効性を保証するための明確な選択肢でした。本ソリューションは、ディスアグリゲ―ションアーキテクチャとして高く評価されており、ネットワーク要素のすべての要件においてオープンで完全な透明性が確保され、競争力のある価格設定、簡素化されたライセンスを提供し、パキスタン全土で接続性を向上させる上で不可欠なものです。このような規模のオープン光フレームワークの導入は世界初の事例であり、このプロジェクトをパキスタンで展開できることを誇りに思います。この度のネットワークのアップグレードは指数関数的に増大するネットワーク容量への需要に対応するだけでなく、都市部、準都市部、農村部の新たな地域へのネットワークアクセスを拡張するものであり、国家的な意義もあります」と述べています。
Telecom Infra Project(TIP) チーフエンジニア David Hutton氏は、
「TIPでは、多様なグループが集結し、通信業界が直面している課題の対処に役立つ新たな技術の特定、設計、実装という共通の課題に取り組んでいます。TIPの目標は、新しい通信インフラの開発と導入を加速させることであり、とりわけパキスタンのようなインターネットサービスが行き届いていない新興市場において、インターネットのアクセス速度の向上、容量の増大、手頃な料金設定を可能とする技術に重点を置いています。本プロジェクトは、これまでで最大規模のOOPTプロジェクトであり、市場をリードするベンダーの協力なしには実現できなかったでしょう」と述べています。
IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 緒方 淳は、
「当社は、受賞歴を誇るMultinetが掲げるスケーラブルでセキュアなデジタル技術の拡張という目標を、当社パートナーであるEdgecore Networks、Smartoptics、Starcom Technologies、TIPと共に支援できることを光栄に思います。当社は、柔軟性、高速コンバージェンス、容易な構成を提供するディスアグリゲーション型ソリューションの幅広い採用の推進に取り組んでいます」と述べています。
Edgecore Networks 社長 Heimdall Siao氏は、
「コヒーレント技術を採用した大容量オープン光パケットトランスポンダ『Cassini』 を活用し、Edgecore Networks と IP Infusion は、サービスプロバイダーがコスト効率よく信頼性の高い方法で広大なエリアに設置された通信機器間の接続を可能とするソリューションを開発してきました。Multinetが、豊富な実績を有する市場実証済みのディスアグリゲーション型コヒーレントソリューションを基盤とする今回のネットワークアップグレードで、素晴らしい成果が得られると確信しています」と述べています。
Starcom Technologies 最高経営責任者(CEO) Asghar Ali氏は、
「Multinetは、次世代オープンネットワーキングソリューションによるイノベーションをビジョンに掲げ、当社パートナーと連携しています。当社は、通信事業者、マネージドネットワーク事業者、エンタープライズ市場向けに、地域のシステムインテグレーター兼ソリューションプロバイダーとして、IP Infusion、Edgecore Networks、Smartopticsをはじめとするベンダー各社と共にオープンネットワーキングソリューションを設計しています。こうしたソリューションは、既存のネットワークを統合し、Multinetが掲げているような壮大なビジョンを達成することができます」と述べています。
「Cassini」は、TIPのOOPTプロジェクトグループにより開発された業界初のモジュール型オープンパケットトランスポンダであり、データセンター相互接続やサービスプロバイダーのバックホールのユースケース向けに、100GbE対応パケットスイッチングポートと100/200Gbps対応コヒーレント光インターフェースを柔軟に組み合わせて提供します。本プラットフォームにより、ベンダー非依存のディスアグリゲーション型ネットワークを構築し、優れたコスト効率で高速ネットワークサービスを大規模に導入するMultinetの取り組みをサポートします。
■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けオープンネットワークソフトウェアおよびソリューションにおける世界的なプロバイダーです。IP Infusionのソリューションの累計導入実績は500社を超え、運用実績は数千件に及び、世界をリードしています。IP Infusionのソリューションにより、ネットワーク事業者はネットワークをディスアグリゲーション(機能分離)することで、イノベーションの加速、運用の合理化、総所有コスト(TCO)の削減が可能になります。また、ネットワークOEMは、ネットワークデバイスを分離して、市場投入までの時間を短縮し、包括的なサービスを提供し、キャリアグレードの堅牢性を実現することが可能となります。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社として独立して運営されています。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証プライム:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび500社を超える企業への豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したDX/IoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
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