これまでのVisuMeスキル診断の評価項目は、“業務の実務経験”と“保有している資格”を軸にしてるため、業務経験が無い学生については能力の可視化に限界がありました。先般リリースした「講義等受講」や「イベント参加」、「日々の学内活動」などの診断評価項目の追加(※1)により、業務経験が無い学生でもスキル診断が出来るようになり、学生自身は職の選択など将来のキャリアデザイン検討用や就活時の自己アピール資料として、また、学校等においては就職相談やカリキュラム検討の参考情報など活用の幅が広がります。
(※1)スキル診断 追加評価項目について https://www.j-tag.or.jp/general-8
- ■無償提供の背景
学生にとって職の選択は人生を左右する大事な出来事ですが、業務や職種に対して必要なスキル内容、重要度、レベル感などの情報取得には限界があります。自分自身の力を客観的に可視化し、目指す仕事とのスキルギャップを具体的に把握することで、効率的且つ効果的にスキルを磨くアプローチが可能となります。よって、JTAG財団としては社会的な意義から教育機関に無償提供をすることにしました。
- ■提供について
〇利用内容:
・スキル可視化の能力診断(Capability Assessment)について既存の法人利用会員同様に、教育機関会員として
管理者機能を含めすべて同じサービスを無償でご利用頂けます。
詳細:https://www.j-tag.or.jp/service
*利用者ID数については毎年度ご希望数を準備していきます。
・適性資質・行動特性診断(Competency Assessment)は別途有償となります。
〇対象:
・大学、高専、高校、専門・専修学校、各種学校や、職業訓練校など各省庁等の管轄あるいは独立行政法人に属す
るものなど、学生(社会人も含む)に対して教育を実施している機関や組織を対象とします。
*教育機関として広い範囲を対象としますので詳細は事務局までお問合せください。
・同一の学校内でも、学部や学科、研究室単位など組織別で会員登録が可能です。
・利用については学生以外にも、先生方、職員の方々もユーザとしてスキル可視化をご利用できます。学校組織と
して職員全体のITセキュリティスキルの状態把握や、セキュリティスキル強化計画など、ご自由にご利用くださ
い。
〇申込、問い合わせ方法:
・ホームページの問い合わせフォームから、または事務局へご連絡ください。
お問合せフォーム:https://www.j-tag.or.jp/contactus
事務局アドレス: info@j-tag.or.jp
*学生から申込はできません。先生方や職員など学校関係者から申込みをお願いします。
- ■VisuMe活用のメリット
【学生側のメリット】
・目指す仕事に対して効率良いスキルアップができます
どのような業務に/どのようなスキルが/どの程度のレベルで求められるのか/という情報をビジュアル的に把握できます。また、ご自身のスキルバランス、レベルに対してどのような職務に現時点で力を発揮できる可能性が高いのか、もしくは、目指す仕事に対して強化したほうが良いスキルがビジュアル的に把握でき効率的な習得活動が可能となります。
・就職活動での自己アピールが強化できます
VisuMeは診断結果をPDFにてダウンロードができます。就職活動時の提出物にご利用ください。履歴書や成績
書だけでは描くことが難しい「どのような力を活かせるのか」がより具体的に表現できるのでアピールポイント
になります。
*採用側の方々へ:
新卒等若手採用時では、通常はその時点の力だけでなく潜在的な能力も期待して選考となります。企業側とし
ては、自社業務ごとに必要なスキルレベルバランスを想定しておくと、それと照らし合わせて応募者の「伸び
しろ」も具体的に検討し易くなります。また、「伸びしろ」に対する社内教育施策などの準備があれば、学生
に対してより強力なメッセージとなります。
【学校側のメリット】
・学生の就職やキャリア相談に対してアドバイスがより的確にできます
担当の先生方、就職担当の職員の方など多岐にわたる業務の必要スキルやレベル感など把握するのは大変難しい
ことです。VisuMeには150種類の業務や職種に対してのスキルレベルバランスの情報が組み込まれます。これ
を利用することで詳細内容はわからなくても、全体のイメージが掴めるのでより的確なアドバイスができます。
・カリキュラム、シラバス検討がより具体的に精緻にできます
VisuMeのスキル体系は、SecBoK(※2)やiCD、ITSSをベースに組み立てられてます。特に、セキュリティ領
域のSecBoKについてはJTAG財団と密接な連携にあるJNSAの教育部会が策定してます。十数年にわたり企業に
限らず教育機関のシラバス作成時の参考情報としても活用されている国内でも実績のある知識体系ですので親和
性が高いです。
(※2)SecBok:セキュリティ知識分野(SecBoK)人材スキルマップ2021年版
https://www.jnsa.org/result/skillmap/
また、学部や学科、研究室所属の学生全体について診断結果を定常的に分析していけば、タイムリーなブラッシ
ュアップができます。
- ■■ 専用デモサイト提供 ■■ *メディア関係者もご利用頂けます
ダミーの複数人診断結果や組織/部署登録、自社業務のスコア設定などをあらかじめ格納したデモ用サイトを準備しました。企業管理者機能なども含め自由に使っていただけます。事務局へお申し込みください。
教育機関関係者:https://www.j-tag.or.jp/contactus
メディア関係者:https://www.j-tag.or.jp/contact-8
- 【本リリースに関するお問い合わせ先】
一般財団法人日本サイバーセキュリティ人材キャリア支援協会(JTAG財団)事務局
https://www.j-tag.or.jp/
東京都千代田区平河町2-16-1 平河町森タワー 株式会社ラック内
E-Mail:info@j-tag.or.jp TEL:03-6822-5640