テュフ ラインランド ジャパン、Bluetooth ® 5.3 のロゴ認証試験を実施

この記事は約4分で読めます。

 

テュフ ラインランド ジャパン株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:ジュネル・ペティット)は、本日、旭化成エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 篠宮 秀行) のBluetooth 5.3 対応モジュール「AK1595A / Model-1」 に対し、位置情報サービスの性能を大幅に向上させる方向検知機能(Direction Finding)オプションを含むロゴ認証試験を、Bluetooth SIG*1の認定テスター「InterLab Test Solution Bluetooth RF」により実施したことを発表しました。

 

Bluetooth SIGよりリリースされた最新コアスペックに準拠した方向検知機能のロゴ認証試験実施は、Bluetooth 5.3対応ICとしては日本で初めてとなります*2。旭化成エレクトロニクスのBluetooth 5.3対応モジュールは、2022年5月31日付けで、Bluetooth SIGよりBluetooth 5.3のロゴ認証を取得しました。

【Bluetooth 位置情報サービスの特長】
Bluetoothは、スマートフォンを始め、さまざまなデジタル機器間のデータ通信に使用される2.4GHz帯の近距離無線通信技術の1つです。Bluetooth規格の最新バージョンとして、2021年10月にBluetooth 5.3が発表されました。

方向検知機能は、Bluetoothデバイスに信号発信の方向を認識させることで、方向認識機能を持った近接通信ソリューションや、センチメートル単位の精度で位置を特定できる測位システムの開発を可能にします。

Bluetooth 5.3の仕様は、それまでの規格の仕様も包含しており、今後、スマートフォンをはじめ、Bluetooth 5.3対応のウエアラブル端末、車載機器、家電、屋内測位端末などが増えると見込まれています。

【Bluetoothの認証について
Bluetooth無線技術を搭載した製品を市場に出すためには、Bluetoothのロゴ認証を取得し、要件を満たしていることを証明する必要があります。Bluetoothロゴ認証の取得には、Bluetooth SIGが指定した試験設備(施設)での試験実施が求められます。テュフ ラインランド ジャパンは、方向検知機能(Direction Finding)オプション測定(最大4アンテナ)を実施できる設備を2022年2月に導入しました。

テュフ ラインランド ジャパンは、Bluetooth認証コンサルタント(BQC)が在籍するBluetooth SIG認定の試験施設(BQTF: Bluetooth Qualification Test Facility)です。方向検知機能オプションの測定を含むBluetooth 5.3のロゴ認証試験が可能で、ロゴ認証試験や認証取得サポートを行っています。

*1 Bluetooth SIG:Bluetooth Special Interest Group。Bluetooth技術の推進団体

*2 Bluetooth SIG 認証データベース検索結果による。 (分類:Component Product認証) https://launchstudio.bluetooth.com/Listings/Search

(旭化成エレクトロニクス製品へのリンク)
https://launchstudio.bluetooth.com/ListingDetails/140531

【テュフ ラインランド グループについて】
テュフ ラインランドは、150年の歴史を持つ世界でもトップクラスの第三者検査機関です。グループの従業員数は全世界で20,000人、年間売上高は20億ユーロにのぼります。第三者検査のエキスパートとして、人々の暮らしのあらゆる面で、品質、安全、環境、テクノロジーを支えています。産業用装置や製品、サービスの検査だけではなく、プロジェクト管理や企業のプロセス構築もサポートしています。また幅広い業種、職種について、専門的なトレーニングも実施しています。こうしたサービスは、テュフ ラインランドの認定ラボや試験設備、教育センターのグローバルネットワークによって支えられています。テュフ ラインランドは、2006年より国連グローバル・コンパクトのメンバーとして活動しています。ウェブサイト: www.jpn.tuv.com

タイトルとURLをコピーしました