- 導入背景
国内最大規模の総合PR会社である共同ピーアールは、PR事業のデジタルトランスフォーメーションを「PR-DX」と名付け、デジタルテクノロジーを活用した業務効率化および顧客の課題解決に注力しています。
通常業務の中で大きな割合を占めている、顧客へのPRコンサルティングの会議やメディア取材の立ち合いでは、これまで社員1名を議事録作成担当に充てるか、会議や取材を進行する社員自身が要点をまとめ、終了後に議事録を作成して報告書提出を行っていました。そのため、工数や人員的な負荷が大きく、業務効率化に課題を抱えていました。
- 「AI GIJIROKU」に期待する導入効果
そこで、AI自動議事録ツール「AI GIJIROKU」の全社導入を決定。AIによる音声認識テクノロジーを活用した声紋登録によって話者識別精度98.6%を誇る本ツールを利用することで、参加者が多い会議や取材でも発言者と発言内容を紐づけられるようになるため、長時間の議事録作成を行う際も正確で円滑な記録ができるようになり、業務時間短縮効果を見込んでいます。
また、「AI GIJIROKU」に標準装備されている独自技術「パーソナライズ機能」を活用し、PR業界の専門用語や話者独特の話し方を学習させ、社員一人ひとりにパーソナライズした活用も計画しています。
オルツは、今後も「AI GIJIROKU」の提供を通して導入企業の業務効率化を支援することで、当社がミッションに掲げる「人が行うことにこそ価値がある仕事」にのみ集中できる世界の実現に貢献してまいります。
- 共同ピーアール株式会社 代表取締役社長 谷 鉄也 氏のコメント
「弊社が行うようなコンサルティング業務では、社員の業務時間が限りある資源です。そのため、経営の重要課題として、作業のアウトソーシングやテクノロジー活用による業務効率化に取り組んでいます。『AI GIJIROKU』は、これまで弊社のPRコンサルタントが行っていた議事録の入力作業を自動化する目的で、全社的に導入することを決定しました。本ツールの導入によって、社員が本来注力すべきコンサルティング業務や企画立案に集中し、より質の高いサービスをお客様に提供できるようになると期待しています」
■共同ピーアール株式会社について
1964年に創業、PR業界初の上場を果たした国内最大規模の総合 PR 会社。各業界に精通するPRプロフェッショナルが200名以上在籍し、登録商標でもある“メディアリレーションズ”を強みとして、有事の際に企業やブランドを守る危機管理広報からSNSやインフルエンサーを活用したマーケティングPRまで総合的なコミュニケーションサービスを提供しています。
https://www.kyodo-pr.co.jp/
- 「会議終わりにもう議事録」 自動文字起こしツール「AI GIJIROKU」とは
AIの学習機能によって、利用する度に文字起こしの精度が向上する自動議事録ツールです。主要35か国語以上のリアルタイム同時翻訳に対応し、金融、医療、製薬、化学、建設などの業界・業種に特化した、音声認識精度99.8%の最先端モデルを提供しています。利用者のSNSやメール、辞書データから自動学習した文章のパーソナライズ、ユーザーの声紋判断による話者特定のパーソナライズが可能です。
https://gijiroku.ai/
■株式会社オルツについて
2014年11月に設立されたオルツは、P.A.I.®️(パーソナル人工知能)、AIクローンをつくり出すことによって「人の非生産的労働からの解放を目指す」ベンチャー企業です。また、AIの対話エンジンの開発から生まれた音声認識テクノロジーを活用した「AI GIJIROKU」などのSaaSプロダクトを開発・提供しています。2022年6月にシリーズDラウンドで35億円の資金調達を実施し、累計調達額は62億円に及びます。
https://alt.ai/