ロームの「Nano Energy(TM)」搭載電源ICとマクセルの全固体電池を使用した低消費電流(*1)評価用電源モジュールキットを共同開発、全固体電池の採用拡大をめざす

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 マクセル株式会社(取締役社長:中村 啓次/以下、マクセル) は、2023年度に量産を開始する硫化物系固体電解質を使用した高耐熱(*2)・長寿命(*3)・高い安全性(*4)のセラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010H」とローム株式会社(以下、ローム)の超低消費電流技術「Nano Energy™」搭載の昇圧DC-DCコンバータICを使用した低消費電流(*1)の評価用電源モジュールキット(以下、電源モジュールキット)を共同開発しました。
 これにより、全固体電池バッテリーマネジメントソリューションがより容易に検討可能となりました。モニタリング、各種計測機器への採用検討など民生分野から産業分野まで幅広い用途を想定しています。

評価用電源モジュールキットの外観評価用電源モジュールキットの外観

 電源モジュールキットは、ロームと共同開発した充電制御IC、超低消費電流技術「Nano Energy™」を搭載した新開発の昇圧DC-DCコンバータIC、リセットIC(オプション)と全固体電池「PSB401010H」を組み合わせたものです。

■構成図

 マクセルの全固体電池は、高耐熱(*2)・長寿命(*3)・高い安全性(*4)といった特長を持つため、次世代の二次電池として注目されています。

 2023年1月25日(水)より東京ビッグサイトで開催される「ネプコンジャパン」(マクセルブース:東展示場 21-14)にて、この電源モジュールキットをコンセプト展示します。

 マクセルは、全固体電池の採用を検討されている企業での評価を容易にすることで、より多くの企業に早期採用いただき、製品を通して社会課題の解決に貢献することをめざしていきます。

*1 低消費電流: 昇圧DC-DCコンバータIC(BD8B133NWX)の静止電流(非スイッチング時)180nA (typ.)。詳細は超低消費電流技術「Nano Energy™」製品ページでご確認ください。
*2 高耐熱: ~125°C環境。当社試験条件による。
*3 長寿命: 各種評価や分析および解析による当社の寿命予測結果。
*4 高い安全性: 200°C加熱や釘刺し、外部短絡など、各種安全性試験において発火発煙無し。

■商標
・「Nano Energy™」は、ローム株式会社の商標または登録商標です。
・記載されている名称、ロゴ、サービスマークはマクセルまたは他社の登録商標もしくは商標です。

■超低消費電流技術「Nano Energy™」製品ページ
https://www.rohm.co.jp/support/nano#anc-02

■全固体電池製品ページ
https://biz.maxell.com/ja/rechargeable_batteries/allsolidstate.html

■ネプコンジャパン マクセル出展概要ページ
https://biz.maxell.com/ja/exhibition/nepcon-japan2023.html

■全固体電池に関するお問い合わせ
https://biz.maxell.com/ja/rechargeable_batteries/inquiry_form_input1.html

以上

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