「U-22 プログラミング・コンテスト」は今年で43回目の開催となり、過去には有名プログラマーも輩出している歴史あるコンテストです。22歳以下を対象とし、作品はゲームに限らず、プログラミングに関する全般が応募対象で、プロダクト・テクノロジー・アイデアの3つの観点から作品を評価し、総合的に優れた作品に表彰が贈られる次世代プログラマーの頂点を決める全国規模のコンテストです。
WiZ国際情報工科自動車大学校ゲーム分野の学生が開発したゲームアプリ「SCRAMBLE BALL」が東北の学校では唯一、事前審査・一次選考を通過し、最終選考に至りました。11月27日に東京秋葉原にて開催された最終選考プレゼンでは、作品の説明はもちろん、東京と福島をネットワークで繋ぎ、オンラインプレイでの楽しみ方とAI実装などの実演によりテクノロジーの高さを証明することで最高賞に準ずる経済産業省商務情報政策局長賞を受賞しました。
なお今回受賞したメンバーは、過去に仙台アプリコンテストDA-TE APPs!2022(最優秀賞)、福岡ゲームコンテストGFF AWARD2022(大賞)をそれぞれ別の作品で受賞しており、年間3度目のコンテスト受賞という快挙も成し遂げました。
受賞学生コメント チームリーダー:板橋 旺大(ゲームソフト開発科3年)
「今回の開発ではオンラインによる実装に注力しました。複数人でオンライン対戦ができることを目標とし、接続が切れたときはAIや別のプレーヤーをホストに昇格し、継続して遊び続けられる処理を実装しました。これまでに無い考え方や発想を持って開発に取り組んだため、当初は苦労しましたが、この経験は今後、様々な場面で活かすことが出来ると確信しています」
担当教員コメント ゲーム分野学科長:田村 裕樹
「夏休み期間中、毎日オンラインでの指示と進捗確認を行いました。メンバーはリアルタイム通信と高性能なAIキャラクターの実装が初めてでしたが、自分たちで考え・調べながら開発を進めていきました。開発開始から最終プレゼンまでの2カ月という短期間で、検証から実装までを行い、今回の受賞につながったのは称賛に値します」
■作品名:SCRAMBLE BALL
■開発者:チーム スクランブル
■作品概要
隠されたボールを見つけだし、チームと連携し相手のゴールへトライを決め、勝利を目指すパーティーアクションゲーム。
弾を撃ったり、相手に倒されたりなどのプレイヤーの行動で起こることをイベントとして同期してあり、イベントがぶつからないところは全員に通知して同じイベントを呼ぶようにしてある。
□開発メンバー[チームスクランブル]
ゲームソフト開発科3年
板橋 旺大(若松商業高校卒)
渡辺 拓己(平工業高校卒)
丸山 裕喜(社会人を経験してWiZへ入学)
佐藤 龍志郎(川口高校卒)
◎本校ゲーム分野は少人数のクラス制となっており、開発状況の確認やアドバイスなど、ピンポイントのサポートもあるため、学生にとって「質」の高いゲーム開発がしやすい環境であることが受賞に繋がりました。
□ゲーム分野募集学科
・ゲームソフト開発マスター科:4年課程[高度専門士]/男女/定員10名
・ゲームソフト開発科:3年課程/男女/定員30名
・ゲームグラフィック科:2年課程/男女/定員15名
[目指す職業]
ゲームプログラマー、IT業界プログラマー、ゲームプランナー、ゲームクリエイター、ゲームグラフィックデザイナー、キャラクターデザイナー、3DCGデザイナー、エフェクトデザイナー、モーションデザイナーなど
学校法人国際総合学園 国際情報工科自動車大学校
所在地:福島県郡山市方八町2-4-15
代表者名:双石 茂
URL:http://wiz.ac.jp/
<NSGグループについて>
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