■背景
近年、デザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用する「デザイン経営」の必要性が高まる中、企業内に「デザイン組織」を持つ企業が増えてきています。
一方で、まだまだ日本におけるデザイン組織の歴史が浅いこともあり、蓄積、公開されている実践例は少なく、その実態やナレッジを知る機会は多くあります。
DESIGN for ALLをビジョンに、すべての人が「デザイン」を扱えるような未来を目指すalmaは、デザイン組織を持つ企業の実践例を収集し公開することで、多くの組織におけるデザイン実践を後押しすべく、「デザイン組織 虎の巻」の特設サイトを公開いたしました。
■「デザイン組織 虎の巻」について
参加企業(順不同・2022年12月時点)
- ヤフー株式会社
- 株式会社MIXI
- LINE株式会社
- LINE Fukuoka株式会社
- 株式会社マネーフォワード
- BASE株式会社
- エムスリー株式会社
概要
デザイン組織の「組織体制」「評価制度」「オンボーディング」「デザインシステム」など、組織を支えるしくみを切り口に、各社のデザイン組織の事例を取り上げていきます。
例えば、以下のような具体事例を取り上げる予定です。
- MIXIでのデザイナー評価指針策定の狙いと実情
- LINE CREATIVE CENTERにおけるデザイン組織の変遷
- ヤフーでの400人のデザイナーを支えるデザイン横断部の活動
- LINE Fukuokaでの、働きやすさをつくるマネジメントの取り組み
- マネーフォワードにおける”デザインプログラムマネージャー”の役割と取り組み
- エムスリーにおけるデザイナーの強みを事業成長に活かす組織施策
- BASEでの、組織成長に伴う、求められるデザイナー像の変遷
URL
https://toranomaki.cocoda.design/
■今後の展望
今回先んじて6社の公開を行いましたが、現在進行中の企画についても順次公開してまいります。また、「デザイン組織 虎の巻」に参加いただける企業を絶賛募集中です。検討されたい方は以下のフォームからご連絡下さい。
https://toranomaki.cocoda.design/#contact
■ 参加企業からのコメント
- 株式会社MIXI デザイン本部 本部長 横山義之氏
デザイン組織 虎の巻、リリースおめでとうございます。
各社デザイン責任者が集まれば、どの組織も同じような課題を抱え、マネジメントが試行錯誤している話になります。私自身、各社個別に同じようなことをやっていては、デザイン業界全体のバリューを社会還元する時間がかかりすぎる危機感を持っており、もっと情報をオープンに出し合い高め合えないものかと考え、MIXI DESIGN Noteでナレッジシェアを進めて参りました。
そんな時にCocoda様の企画共有を頂き、大いに賛同して当社も参加することと致しました。この取り組みが契機となり、共にデザイン業界全体でより大局を見る未来を作っていければと考えています。
- LINE Fukuoka株式会社 クリエイティブ室統括 峰尾 功太 氏
プロダクトでデザイナーがより力を発揮するためには、マネジメント、プロセス整備などが必ず必要になってくると思っています。このような素晴らしい企画で、デザイナーの1つの道としてマネジメントに興味を持ってもらえるきっかけになればいいなと思います。
■almaについて
株式会社almaは、”DESIGN for ALL”をビジョンに2018年に立ち上がった会社です。すべての人が「デザイン」を扱えるような未来を目指して、企業内の「デザイン」の取り組みを発信・活用できるサービスCocodaをはじめさまざまなプロダクトを通して実験を繰り返す企業です。
コーポレートサイト:https://alma-inc.co.jp/