<調査概要> ・タイトル:2022年現在の働き方に関する調査 ・対象エリア:全国 ・調査対象:20歳~69歳の会社員2,000名(性年代別で各200名を均等回収) ・調査手法:インターネット調査 ・調査期間:2022年10月21日~10月24日 ・調査主体:レノボ・ジャパン合同会社 ・調査実施機関:株式会社ディーアンドエム |
レノボでは、ハイブリッドワークを「一人一人が目的や状況に応じて能動的にワークスタイルを選択できる働き方」と定義し、制度や場所にとらわれず、自らが選択できる自由な働き方を推進しています。
今回は、日本でハイブリッドワークを推進するにあたって、①働く環境にまつわる職場の制度やルール、②見直されている”オフィスの存在価値”、③”テレワーク”の実態の3つの視点から、現在の働き方の実態を明らかにする「ハイブリッドワーク実態調査 2022」を実施いたしました。
- 【はじめに ~「ハイブリッドワーク」の認知度は44.9%~ 】
会社員2,000名を対象に「ハイブリッドワーク」という言葉の認知度について調査したところ、44.9%が“ハイブリッドワークという言葉を知っている”と回答。過半数がまだその言葉すら知らないという結果となりました。年代別で見てみると、20代における認知度が52.5%だったのに対し、60代は34.5%と年代が上がるごとに認知度が低くなっている傾向が見られます。
- 【第1章:働く環境にまつわる職場の制度やルール】
本章では、会社員の働き方の基盤となる働く環境にまつわる実態を、制度を中心に見ていきます。
◆テレワークが適用されている人は全体の3割
所属する会社・団体の制度について調査したところ、”組織としてテレワークが導入され、自分にも適用されている”と回答した人は全体の3割(30.0%)だったのに対し、”組織として一度も導入されたことはない”と回答した人は全体の約4割(38.3%)という実態が明らかになりました。
◆テレワーク適用者の約9割がテレワークするかどうかを自分で決めている実態
一方で約半数は会社への報告や承認などが必要というハードルも
”テレワークが適用されている”と回答した人(n=600)の約9割(89.3%)が、所属する会社・団体の制度として、“出社かテレワークか自分自身で選ぶことができる”と回答しました。
ただ、“できる”と回答した人の内訳をみると、”会社への報告が必要”が32.7%、”会社への報告かつ承認が必要”が19.0%と、約半数は会社への報告や承認など一定の条件のもと、テレワークをするかどうかを自分で選択していることが分かりました。
- 【第2章:見直されている”オフィスの存在価値”】
本章では、テレワークの普及に合わせて、改めて存在価値が見直されているオフィスを中心に、働く場所に関する実態を明らかにしていきます。
◆約半数が、”出社かテレワークを自由に選びたい”と回答
調査対象の約半数(49.1%)が、自分自身で出社かテレワークを自由に選びたいと回答しました。
◆「オフィスに出社する理由」第一位は、”物理的な設備面で出勤が必要なため”
「オフィスに出社する楽しみ」第一位は、” 同僚とのコミュニケーション”
「オフィスに出社する理由」は、”物理的な設備面で出勤が必要なため(33.4%)”が最も高く、”会社の方が環境が整っているため(26.1%)”、”社内関係者とのコミュニケーションのため(20.7%)”、”稟議・捺印など紙ベースの業務があるため(20.4%)”が次いで高い結果となりました。
「仕事以外でオフィスに出社する楽しみ」については、”同僚とのコミュニケーション(24.0%)”、”通勤による運動やリフレッシュ(18.9%)”、”通勤ついでのショッピングや食事(17.6%)”が上位にあがる結果となりました。
◆テレワークの課題からオフィスの存在価値も明らかに
今回の調査で、直近1年間でテレワークをした人(n=686)の、約4割(40.1%)が「直近1年間でテレワークを利用しにくいと感じたことがある」と回答しています。その理由は、”社内関係者とコミュニケーションがとりづらい(25.1%)”が最も高く、”仕事以外のことをしてしまう(19.0%)”、 ”社外関係者とコミュニケーションがとりづらい(16.6%)”などがあげられました。コミュニケーションはテレワークの課題である一方、コミュニケーションのとりやすさにオフィスの存在価値があることも明らかになりました。
◆自宅以外はテレワークの実施場所として選択されることが少ない傾向が明らかに
オフィス以外の働く場所として、テレワークの実施場所についても調査を行いました。直近1年間でテレワークをした人(n=686)に、テレワークの実施場所を調査したところ、”自宅(リビング等の共有スペース)”が65.9%と最も多く、次いで”自宅(テレワーク専用のスペース)が35.3%という結果になりました。自宅以外の場所はそれぞれ1割にも満たず、実際には自宅以外をテレワークの実施場所として選択する人は少ないという現状が分かりました。
- 【第3章:”テレワーク”の実態】
本章では、新型コロナ流行後に、ニューノーマルな働き方として急速に普及し、今や普遍的な働き方の一つとして定着してきている”テレワーク”の実態を明らかにします。ここからは、テレワークが適用されている人(n=600)を対象に調査をしました。
◆出社ルールが適用されていないのは約2割
現在適用されている出社ルールについて、約2割(18.3%)の人が出社に関するルールはないことが分かりました。
◆テレワークが適用されることで、理想の働き方に多様性が生まれる傾向が
理想の働き方を調査したところ、下図の通り、テレワークが適用されている人は、”完全テレワーク(週0日出社)”から”週5日出社”まで多様な回答がみられました。一方で”組織として一度もテレワークが導入されたことがない”人(n=766)の約半数(53.0%)が、”週5日出社”を理想の働き方とする結果になりました。
◆テレワーク適用者の約半数がテレワークによる仕事の成果向上を実感
テレワークが適用されている人の約半数(46.7%)が”テレワークによって仕事の成果が良くなる”と回答しています。
その理由として、”通勤時間を有効活用できる(61.1%)”が最も高く、”自分のペースで仕事ができる(57.5%)”、”リラックスできる(47.1%)”、”静かな環境で仕事ができる(45.4%)”が次いで高い結果となりました。
テレワークは普遍的な働き方として着実に社会に浸透してきている一方で、「ハイブリッドワーク」の認知度は全体の約半数です。今回の調査では様々な要因によって働き方や、働く場所、環境の自由な選択がまだまだ制限されている実態が明らかになりました。
■調査まとめ
今回の調査では、テレワークが適用されている人の約半数が、テレワークによって”仕事の成果が上がる”と回答しました。しかし、実際のところ”テレワークが適用されている人”は全体の3割で、出社かテレワークか自分自身で選択するにも会社への報告や承認が必要など、まだまだハードルがあることが分かりました。また、テレワークには「コミュニケーション」にまつわる課題があることや、テレワークの実施場所として「自宅」以外を選択する人は少ないという現状も明らかになりました。
しかし、新型コロナウイルスによるパンデミックをきっかけに人々の働き方は少しずつ多様になってきています。レノボでは、制度や場所にとらわれず、自分に合った多様性のある働き方を自らが選択できるよう、これからもハイブリッドワーク推進の取り組みを進めて参ります。
■レノボが”自由な働き方”ハイブリッドワークに注目している背景
レノボの定義する「ハイブリッドワーク」は2020年以降に急速に普及が進んだ在宅勤務だけでなく、オフィス、そしてコワーキングスペースなどのサードプレイスを柔軟に組み合わせた働き方です。従業員一人ひとりが最適な労働環境を能動的に選ぶことで、仕事の生産性が上がり、企業にも従業員にもメリットがあると考えます。
今後の世の中では、同じ企業や部署の中でも、業務特性や個人の状況に応じて適した働き方を選んで仕事ができる環境が求められます。社会が大きく変化する中で、多様な働き方が併存する時代が日本にも訪れようとしています。企業とそこで働く人々が生き生きと活躍できる環境づくりの一助として、レノボはPCやサーバーなどのハードウェアの提供から、ソフトウェアやサポート、サービスまで総合的に提案し、お客様と伴走するソリューションパートナーとして日本のハイブリッドワークを応援します。
■「働き方を自由にしよう。レノボのワーケーション」企画公開
ハイブリッドワーク推進の一環として、賛同企業の社員が、ワーケーションに挑戦する企画を実施いたしました。ワーケーションは、働く場所を自身で選択できるハイブリッドワークの一つです。行きたかったあの場所で、どんな環境でも最高の仕事のパフォーマンスを発揮できるよう、レノボのテクノロジーで支援を行っております。三者三様のワーケーションの様子は特設サイト(https://www.lenovo.com/jp/ja/common/hybridwork/)、およびレノボ公式YouTube(https://www.youtube.com/channel/UC-iRWPeucUGHM3Y5DDAZktw)にて随時公開いたしますので、ぜひご覧ください。
第一弾CM:働き方を自由にしよう。奄美大島篇30秒
https://youtu.be/pb4TAYl-42I
賛同企業
・株式会社メルカリ(奄美大島篇)
・サッポロビール株式会社(上高地・本栖湖篇)
・株式会社ウィルゲート(猫島篇)
CM音楽は、注目のロックバンド、フレデリックの新曲「MYSTERY JOURNEY」とタイアップ!
CM音楽は、独特なユーモア性と幅広い音楽的背景から生みだされる、繰り返されるリズムと歌詞の中毒性が高い4人組のバンド、フレデリックの新曲「MYSTERY JOURNEY」とタイアップ。場所に縛られず、自由に動き回れる新しい時代を感じる歌詞を、スタイリッシュで広がりのあるリズムに乗せて歌い上げています。
フレデリック プロフィール
神戸にて結成された三原健司(Vo./Gt.)、三原康司(Ba.)の双子の兄弟と、赤頭隆児(Gt.)、高橋武(Dr.)で編成される4人組バンド。独特なユーモア性と幅広い音楽的背景から生みだされる繰り返されるリズムと歌詞は中毒性が高く、2014年にリリースした「オドループ」はYouTube再生回数1億回を突破(※2022年11月現在)、TikTokでは2020年11月週間楽曲ランキングで1位になるなど現在もなお脚光を浴びている。ライブならではの楽曲アレンジや多彩な演出、そして高い演奏力にも定評があり、どのシーンにも属さない「オンリーワン」なバンドである。
<レノボ・ジャパン ホームページ>
トップページ :http://www3.lenovo.com/jp/ja/
プレスリリース:http://www3.lenovo.com/jp/ja/news/
製品画像ダウンロード:http://www3.lenovo.com/jp/ja/media/
【レノボについて】
レノボ(HKSE:992/ADR:LNVGY)は、売上高700億米ドルの世界的なテクノロジー企業であり、Fortune Global 500の171位にランクされています。世界中で7万5000人の従業員を抱え、180市場で毎日数百万人の顧客にサービスを提供しています。レノボは、すべての人にスマートなテクノロジーを提供するというビジョン「Smarter Technology for All」を掲げ、世界最大のPCメーカーとしての成功を収めるだけでなく、サーバー、ストレージ、モバイル、ソリューション、サービスといった新たな成長分野へも進出しています。世界を変革するテクノロジーを提供することで世界中のあらゆる場所のすべての人のためのサステナブルで信頼できるデジタル化社会を創出します。詳しくは、https://www.lenovo.com/jp/jaでご覧いただけます。