株式会社コーエーテクモキャピタル、エクスコムグローバル株式会社、DIMENSION株式会社、およびフォースタートアップスキャピタル合同会社を引受先とした第三者割当増資により、合計16億円の資金調達を実施しました。これにより、累計調達額は30.1億円となります。
【調達の背景と今後の展望】
当社は「言葉の壁をなくす」をミッションに掲げ、相手の言葉を話せなくても互いに自国語のまま対話でき、深くわかり合える世界の実現を目指しています。主力製品であるAI通訳機「ポケトーク」は、精度の高さと使いやすさにこだわり、2017年に販売を開始して以来、翻訳機としての販売金額シェアは99.3%を突破し(注)、多くの個人および企業に選ばれています。また、事業成長を加速させる事を目的に2022年5月にはAI通訳アプリ「ポケトーク」を、同年10月には、AI通訳ソフト「ポケトーク同時通訳」を発表し(今冬発売予定)、専用端末に加えてアプリケーション、ソフトウェア製品の提供も開始しました。
あらゆる人が自国語のままで対話できる “言葉の壁のない世界”の実現を目指して、今後の人員体制を、開発・マーケティング・管理部門にわたり強化するとともに、より多くの方々に「ポケトーク」シリーズを手にとっていただけるよう、広告・宣伝・マーケティングおよび販売活動を強化します。
引き続きあらゆる「言葉の壁」をなくすべく、「ポケトーク」シリーズを世界中に広げて参ります。
■採用情報ページ:https://pocketalk.co.jp/careers/?i=nav
(注)第三者機関による全国の有力家電量販店の販売実績の集計をもとに自社集計、2022年9月時点
【本件に関する投資家】 (注)順不同、敬称略
- 株式会社コーエーテクモキャピタル
- エクスコムグローバル株式会社
- DIMENSION株式会社
- フォースタートアップスキャピタル合同会社
【引受先各社への質問項目】
- ポケトーク株式会社への投資を決めた理由
- ポケトーク株式会社に今後期待する点
【株式会社コーエーテクモキャピタル 代表取締役社長 襟川 陽一氏】
1. ポケトークの親会社であるソースネクスト株式会社とは、2004年より「信長の野望」をはじめとした当社グループのゲームソフトの販売において長らく協業関係を続けて参りました。当社グループが展開するデジタルエンタテインメント事業はグローバルで市場が拡大し、ユーザー同士のコミュニケーションの重要性が増しております。ポケトーク株式会社の新製品「ポケトーク字幕」やその拡張版である「ポケトーク同時通訳」の発表を受け、「言葉の壁をなくす」取り組みに可能性を感じました。
2. ポケトーク端末のみならず、ポケトークのアプリ版や「ポケトーク同時通訳」といったソフトウェア製品を軸に、さらなる新製品開発と、米国事業のさらなる伸びに加え、ヨーロッパおよびアジア等、グローバル市場における今後の大きな成長を期待しています。
【エクスコムグローバル株式会社 代表取締役社長 西村 誠司氏】
1. ポケトークがソースネクストの一事業だった時から、同社とは継続的に協業して参りました。コロナ禍で急減したインバウンド及びアウトバウンドの市場回復に伴うポケトークの需要回復に加え、日本発のグローバル企業として、米国市場をはじめとしたグローバル市場におけるさらなる成長に大きな可能性を感じたためです。
2. 「言葉の壁をなくす」という壮大なミッションとともに、ポケトークブランドをあらゆる形で世界中に浸透させ、日本を代表するグローバル企業になることを期待しています。
【DIMENSION株式会社 代表取締役社長 宮宗 孝光氏】
1. 2003年、前職の出資先で私が1担当として経営支援に携わったのがポケトーク社の分社元、ソースネクスト社でした。創業者の松田さんが率いるソースネクスト社は成長を続け、2008年には東証一部に上場もされました。
松田さん達と仕事をしてから約20年。お客様に喜びと感動を届ける製品・サービスの提供と、たゆまぬ挑戦を続ける松田さん・ポケトーク社の皆様の取り組みをもとに、今回の出資を決めました。
2. 「言葉の壁をなくす」
そのミッションにそって、日本にとどまらず「世界中のお客様に喜びと感動を届ける」製品・サービスの継続的な提供を期待しています。
結果として、世界で認知されるブランド、日本を代表する世界的企業も築いていただきたい。
また海外で事業を手がける日系スタートアップ・起業家・経営者に勇気を与えるとともに、前向きな挑戦の素晴らしさを行動を通じて伝え続けていただければ大変嬉しいです。
【フォースタートアップスキャピタル合同会社 代表 清水 和彦氏】
1. 「言葉の壁をなくす」という素晴らしいミッションと代表である松田氏を筆頭とした経営陣の強い想いに深く共感したためです。ポケトーク社の事業は既に世界に展開しています。当社としては、世界市場をリードするスタートアップの支援は使命と捉えており、同社に「日本発のグローバルスタートアップとしてよりご活躍いただきたい想い」があり、この度の出資を決定いたしました。
2. 今後、社業の更なる発展を通じて、日本を代表するグローバルスタートアップにポケトーク社がなること。製品を通じて地球規模の言葉の壁がなくなり、深くわかりあえる世界の到来を期待しています。
AI通訳機「ポケトーク」とは
「POCKETALK(ポケトーク)」は、互いの言葉を話せない人同士が自国語のままで対話できるAI通訳機です。70言語を音声・テキストに翻訳し、13言語をテキストのみに翻訳できます。クラウド上の最新最適なエンジンとAIを使った翻訳精度の高さが特長で、長い文章も訳せます。Wi-Fiのない所でも世界130以上の国と地域(「ポケトーク S」:141の国と地域、「ポケトーク W」:139の国と地域)で、そのまま使えるモバイル通信機能を内蔵し「契約不要、通信料なし(2年間)」で、買ってすぐ使えます。
「ポケトーク」シリーズ(初代、「ポケトーク W」、「ポケトーク S」および「ポケトーク S Plus」を含む)の累計出荷台数(サンプル等除く)は、2017年12月の発売以来、2021年9月14日時点で90万台を突破しました。
詳細URL:https://pocketalk.jp/
AI通訳ソフト「ポケトーク同時通訳」とは
「ポケトーク同時通訳」は、相手の話す英語を 70 言語の音声と字幕でリアルタイムに理解できるソフトです。英語を短く区切ってユーザーが選ぶ言語に翻訳し音声でも発話するため、まるで専属の同時通訳者がいるように相手の話がわかります。またオンラインだけでなく、対面でも使えることも大きな特長です。本製品は、前作のポケトーク字幕で実現していた、リモート会議で話したことを翻訳して画面に字幕を表示する機能を大幅に進化させたものです。今冬に提供開始を予定し、価格は提供開始時に公開いたします。
詳細URL:https://pocketalk.jp/software/evolution/
AI通訳アプリ「ポケトーク」とは
AI通訳機「ポケトーク」をより身近なスマートフォンで使えるようにしたもので、通訳機の「ポケトーク」と同様のわかりやすいユーザーインターフェイスと、70言語を音声・テキストに翻訳し、13言語をテキストのみに高い精度で翻訳します。
料金プランも週額120円、月額360円、年額3,600円(税込、初回3日間は無料)と設定し、使用されるシーンやニーズにあったプランを選択できます。
詳細URL:https://pocketalk.jp/pt-app/
【コピーライト表記について】
■製品の画面掲載などのコピーライト表記は、下記の通りお願いいたします。
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