当社の知的財産に関する考え方と取り組み実績について

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 オンライン営業システム「bellFace(ベルフェイス)」の開発・販売事業を行う、ベルフェイス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:中島 一明、以下「ベルフェイス」)は、持続的な企業価値向上における知的財産を含む無形資産の重要性が高まっていることを踏まえ、当社の知的財産に関する考え方及び知的財産への取り組みを公表することとしました。

1. 知的財産に対する考え方について
 2021年6月に改定された「コーポレートガバナンス・コード」にも知的財産の重要性が明記されるなど、その重要性は上場企業においても高まってきております。そのような環境の中、当社におきましても知的財産が、企業価値向上に寄与する重要な無形資産の1つであると認識しており、競争優位の源泉となる知的財産への積極的な投資は、長期的かつ持続的な企業価値の向上に貢献するものであると考えております。
 当社では、知財チームを中心とした知財管理体制を構築し、中長期成長戦略及びプロダクトロードマップに沿った知財戦略を策定しております。
 当該知財戦略に基づいて、当社はオンライン営業システムに関する機能やサービスについて、2015年の創業以来、定期的に特許出願を実施し、事業の差別化に繋がる登録特許を複数取得しております。今後も積極的に新規特許出願や戦略的な補正対応や分割出願を実施することで、特許ポートフォリオの更なる強化に注力して参ります。

2.知的財産への取り組み
 当社では、知的財産に関する社内体制の整備にも注力しております。事業の競争優位性の確保に必要な新たなアイデアを確実に抽出し、権利化を図るためのアイデア権利化プロセスの整備に留まらず、他社特許のリスクを軽減するための他社特許調査プロセスも整備いたしました。これにより、自社特許による企業価値向上と他社特許リスク軽減の両方に全社一丸となって対応できる体制を構築いたしました。
 また、当社では、全社員の知的財産に関する知見を向上させるため、知的財産に関する社内研修を定期的に開催しております。特許制度、特許権利化対応、特許の使い方を啓蒙することで、個々の業務と知的財産との関係を明確にし、知的財産による企業価値向上を想定しながら日常業務に対応することを目指しております。
 さらに、現在保有する自社特許ポートフォリオを見える化し、経営課題、事業課題、投資家との対話において、知的財産の価値を考慮しながら議論できる体制を構築しております。

3.取得済みの特許について
 当社は、2015年の創業以来、のべ38件の特許を取得しております(特許出願も含む。2022年10月現在)。
 これらの特許は、当社オンライン営業システムの主要差別化機能をそれぞれ保護する内容であり、当社事業の競争優位性の維持に貢献しております。
 今後も、新たな差別化機能の搭載に伴い、適宜必要な特許出願を実施し、事業の競争優位性の更なる確保に努めて参ります。

4.取得済みの商標について
 当社は、特許だけでなく、商標についても積極的に取得しております。登録商標を活用したブランドによる事業の差別化についても並行して対応しております。現在、以下の登録商標を取得済みです。

①オンライン営業システム
主に企業での営業シーンで、非対面型の営業手法を実施する上で使用するWebシステムのこと。
登録番号:第6480563号、登録日:2021年12月3日

②営業のブラックボックス
営業担当者個人のスキルやテクニックが属人化しており、可視化されていない状態のこと。
登録番号:第6480564号、登録日:2021年12月3日

③営業のラストワンマイル
営業における最後のプロセスである“受注”にまつわる商談プロセスを指す。
登録番号:第6480565号、登録日:2021年12月3日

④サステナブル営業
「六方*良しの経営を実現する営業組織の構築」を目指すことです。
*六方…顧客、従業員、仕入先、社会、環境、株主・投資家
登録番号:第6561960号、登録日:2022年5月26日
参考ページ:https://bell-face.com/sustainable-sales/

■ベルフェイス株式会社 取締役 CFO 土井 裕介氏のコメント
 当社は、2015年の設立時より積極的に特許申請及び取得を行い、競争優位性の源泉となる知的財産への投資を行ってまいりました。昨今のIT業界を見渡してみますと、海外のビッグ・テックにおける知的財産への投資をはじめ、無形資産をいかに活用して自社ビジネスを拡張させていくのかが大きな論点となっていると考えております。
 また、昨今のリスクマネジメント及びコンプライアンスの強化という観点におきましても、自社としての競争優位性を誇るだけでなく、他社の知的財産の権利を尊重し、侵害しないように経営を行っていくことが、社会全体においても求められておりますので、当社においても知的財産への理解向上及び体制構築を行うことが、ガバナンス体制強化に繋がるものと捉えております。このような取り組みを通じて知的財産を尊重していくことが、顧客のみなさまにおかれましても、安心して当社サービスをご利用いただけることだと考えております。
 今後につきましては、自社サービスにおける特許網の構築に加え、更に今後の事業展開を見据えた知財戦略を推進することで、将来的な事業価値の最大化を目指してまいります。

■bellFace(ベルフェイス)とは
 「bellFace」は、アプリインストールやURL発行などの事前準備が不要で、電話とPC・スマートフォンを使って、簡単に資料や画面の共有ができるオンライン営業システムです。ネットが苦手なお客さまにも快適にご利用いただけるため、特にリテール営業でのご利用に適しています。
 商談の映像や会話を自動記録し、チームで共有・分析ができるため、営業組織のスキルの向上やマネジメントの効率化を図れることが最大の特徴です。契約後は専任のカスタマーサポートが利用定着まで支援いたします。
 またセキュリティ国際規格 ISO27001(ISMS)およびISO27017(CLS) 認証を取得し、厳格なセキュリティ基準に則って運用をおこなっているため、​大手企業や行政、金融機関等の導入実績も多数ある、安全なシステムです。

 サービスサイト:https://bell-face.com/

 ベルフェイスは「営業をテクノロジーで解放し企業に新たなビジネス機会をもたらす」というミッションを実現すべく、今後も企業の営業活動を支援して参ります。

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