この度、小田原市様にご協力を頂き、小田原市消防本部にタブレットを設置し、消防職員の皆様を対象に発話音声データの収集を開始いたします。小田原市様の参画により、本プロジェクトの累計参加者数は100名を突破する見込みです。RimTechは、リスク計測技術を活用し、発話音声から眠たくなる可能性を予測する技術を開発し、睡眠不足を起因とする交通事故の削減を目指します。
インターネットに接続されたデバイスを使用して発話音声データを収集します。収集タイミングは、「出勤時」「仮眠前」「退勤時」となります。発話音声データの収集にはRimTechが開発した専用のWebアプリケーションを使用し、収集の都度、AI音声解析エンジンMotivelによる発話音声の解析も行います。発話音声データの解析はクラウド上で実行され、解析結果は即時に判明します。
（注）アプリケーション画像はイメージであり、実際のデータ収集に使用されているユーザーインターフェースとは異なります。
■累計参加者数
今次の小田原市様の参画により、本プロジェクトの累計参加者数は100名を突破する見込みです。
＜ご協力を頂いている自治体様＞
- 横須賀市様（2022年10月〜）
- 小田原市様（2022年11月〜）
■音声解析エンジン“Motivel”
RimTechは、組織の「リスク管理、コンプライアンス、ガバナンス」の体制構築や運用を支援する「リスク管理プラットフォーム」を開発・提供しています。AI音声解析エンジン“Motivel”は、リスク管理プラットフォームを形成するプロダクトであり、発話音声を始めとして、様々な音の解析を行う機能を有しています。現在は、主に人のセンシングを通じて、人に関するリスクを削減する様々なソリューションで活用されています。
■本プロジェクトの背景
国内の年間交通事故件数は、約30万件（令和3年）とピーク時の約95万件（平静13年）から大幅に減少しているものの、まだ減少の余地を大きく残しています。こうした中、2022年4月に道路交通法が改正され、アルコールチェックの厳格化が進んでいます。また、2018年には、旅客自動車運送事業運輸規則及び貨物自動車運送事業輸送安全規則が改正され、睡眠不足の乗務員を勤務させることができなくなっています。
一方で、規制の強化に伴い、乗務員の安全管理に関する業務の負荷が増していることも事実です。そのため、DX化により安全性を確保した上で業務負荷を軽減する新しいソリューションが求められています。RimTechは、人に関するリスクの削減に向けた発話音声解析エンジン“Motivel”を提供しています。Motivelの活用事例としては、露プーチン大統領のストレスを発話音声データから可視化することに成功しています。今回は、こうしたMotivelの実績を基盤に、声を用いて眠くなる可能性を予測する技術の開発に向けて、横須賀市様のご協力の下、消防局職員の皆様を対象に発話音声データの収集を行います。
■実証実験実施企業
採択企業：
リスク計測テクノロジーズ株式会社 https://rimtech.co.jp/
「リスク管理ソリューションで安心・安全な社会を作る」を掲げ、社会が直面する様々なリスクの削減に取り組んでいます。リスク管理プラットフォームの開発・提供を行っている他、自社開発した音声解析エンジン「Motivel」を始めとする音声解析サービスを提供しています。2020年KSAP採択（神奈川県）、2020年YOXOアクセラレータープログラム採択（横浜市）、2020年Plug and Play採択、2021年横浜ビジネスグランプリ一般部門優秀賞（横浜市）、2021年ICFビジネスアクセラレーションプログラム最優秀賞（（株）三菱総合研究所）。
連携企業：
ジェネクスト株式会社 https://genext.co.jp/
「人々が安全に過ごせる、事故のない社会へ。」を掲げて、道路交通法違反を削減し、交通事故を減らすAI-Contactをリリースしています。2018年KSAP採択（神奈川県）、2021年かながわビジネスオーディション優勝（神奈川県知事賞）。
＜本件に関するお問い合わせ先＞
リスク計測テクノロジーズ株式会社
info@rimtech.co.jp
