株式会社ADVASA、世界最大級のFintechカンファレンス「Money20/20 Las Vegas」に出展

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株式会社ADVASA(アドバサ、本店:東京都港区、代表取締役:小杉 朝光、以下「ADVASA」)は、2022年10月23日~26日にネバダ州ラスベガスで開催される世界最大級のFintechカンファレンス「Money20/20 」に出展し、デジタル給与および給与即時アクセスサービスが急成長している米国市場にて、EWA事業展開を加速いたします。

また、共同出展パートナーとなるIPwe, Inc.(米国)および、事業開発パートナーであり、政府・エンタープライズ向けブロックチェーン技術において高く評価されているCasperLabs LLC(スイス)と共に、金融包摂を実現するブロックチェーン事業の展開も加速いたします。

(1)Money20/20について

 Money20/20は、決済、銀行、フィンテック、金融サービスのコミュニティが一体となり、お金の移動、管理、消費、借入に関する新しい破壊的な方法を創造する場、金融の未来が形作られる世界有数の舞台として確固たる地位を築いており、2021年には2,800社以上の企業が集まった世界最大級のFintechカンファレンスです。
「Money20/20」公式ホームページ:https://us.money2020.com/
入場券割引コード:ADVASA ※$250の割引が適用されます。
チケットのお申し込み: https://account-us.money2020.com/pass-picker#/

(2)デジタル給与および給与即時アクセスサービスが急成長している米国市場について
 デジタル給与の利点を最大限引き出す技術の1つである「給与への即時アクセス」サービスは、米国では「オンデマンドペイ」、「EWA」(Earned Wage Access)と呼ばれ、Mastercard, VISAと連携してサービス展開を強化しているBranch, Dailypayは既にユニコーン企業へと急成長を遂げています。
 従来の伝統的金融サービスは時代遅れとなりつつあり、新しく「EWA」が従業員及び雇用主双方の課題を解決し、ウェルビーイングおよびファイナンシャルウェルネスを向上させる仕組みとして、幅広い労働者層から認知されています。
 米国の物流市場では、1件の配達業務が完了した2時間後には給与が自動的にチャージされるインフラも既に構築されており、多くの労働者が迅速な給与サイクルの利点に気づきはじめています。雇用主、労働者に対してEWA手数料は無償化されており、即時に自動チャージされた給与でキャッシュレス決済することで、お得な割引、ポイントバック、キャッシュバックといった恩恵を受け取っています。 
 今後ADVASAは、EverydayPayday「報酬の即日支払い」をデジタル化で実現し、雇用主、労働者への全ての手数料を無償化して、キャッシュレス化の加速的な推進を展開していきます。
 近年発表されている世界四大監査法人およびMastercard、VISAによる「給与への即時アクセス」に関するレポートでは、「従業員及び雇用主双方の課題を解決する方法」として高く評価されており、業界の専門家は、ホワイトカラー、ブルーカラー、ギグ、ベビーブーマー、X 世代、ミレニアル世代、Z世代とあらゆる種類の労働者を抱える企業が 「給与への即時アクセス」を採用する日は遠くないと予測しています。*1
*1 「KPMG – Attention payroll leaders: COVID-19 spurs surge of earned wage access programs, 2020」より引用。

(3)給与即時アクセスサービスが雇用主の経済的負担を軽減
 米国と英国の雇用主は、経済的なストレスによる従業員のパフォーマンス低下、離職といった影響によって、年間3,000億ドルのコストを負担していると推定*2されており、この経済的なストレスの主な要因の1つは、収入と支出のタイミングの不一致によって引き起こされています。
 世界中の労働環境は時代と共に変化しているにも関わらず、従業員への給与支払い方法は変わっておらず、これによりいくつかの弊害が生まれ続けています。従来の給与支払い方法は、バッチ処理に基づいて構築されたレガシーで時代遅れな技術を使用しているため、雇用主は固定されたサイクルでの処理を余儀なくされ、従業員に後払いで給与の支払いを続けています。この給与の後払い方式が、数十年もの長い間、従業員の財政面を悪化し続けており、特に欧米においてそれが顕著に表れています。
 しかし、昨今の技術進歩によって「給与への即時アクセス」が可能となり、雇用主と従業員の双方に利益をもたらすソリューションを通じて、雇用主は従業員の総合的なウェルネス戦略を設計し、企業ブランドを強化し、各市場において差別化を図ることができるようになりました。
 「EWA」を採用している米国と英国の雇用主は、従業員の離職率低下、パフォーマンスの向上、求人応募率の増加といった効果によって、これまで負担してきたコストを大きく軽減しています。
 ある調査*3では、80%の人が「給与への即時アクセス」を利用する意向を示しており、米国ではクレジットカード、ペイデイローンといった伝統的金融サービスからの脱却、給与の多くはデジタル口座へ即時にチャージされるという給与のデジタル化が進んでおり、Walmart、Uber、McDonalds、Burger King、Domino’s、Chilisなど主要なサービス企業が「EWA」を採用しています。
*2 「ONS, US Labor Bureau; EY Analysis, 2020」より引用。
*3 「On-Demand Pay: payroll that works for all; EY 2020」より引用。

(4)今後の展開
 当社は、「EWA」事業を拡大するために必須となる「立替型」の基本特許を取得しており、米国、日本をはじめ、シンガポール、韓国などのアジア、中東、アフリカ地域まで広範にわたる特許ポートフォリオを保持しています。
 2021年に120億USD(約1.7兆円)となる米国のEWA市場において、「給与への即時アクセス」を立替型でサービスを提供している米国企業に対して、ADVASAが所有する給与立替型特許の「ライセンス許諾」および、労働者が既に稼いだ給与分の立替を行う「バックファイナンス」事業を展開してまいります。
 2023年度にデジタルマネー給与の解禁を視野にいれている日本市場においては、当社はデジタル給与に対応したプラットフォームを既に構築しているため、自社でのサービス提供の他、当該技術の金融機関等へのシステムOEM提供を進めてまいります。
 OECD加盟国全体では約1兆USDの未払い賃金が雇用主側に保管されていると推定*4されており、給与の後払いによって生まれる全ての弊害は、これまで従業員が負担し続けてきましたが、今後は「給与への即時アクセス」が給与支払い方法の標準となり、各勤務日またはシフトの終わりに賃金が銀行口座やカード、電子ウォレットに「流れ込む」ストリーミング支払いになることで、従業員の負担が大きく軽減されると考えています。
 従業員がこの滞留している約1兆USDを自由にコントロールすることができるようになることは、雇用主、従業員、社会の三方にとって良い循環を生むこととなります。
 インド、インドネシア、ベトナムといったアジア圏においても「給与への即時アクセス」サービスを提供するEWA企業の資金調達が盛んとなっている今、ADVASAは米国市場、日本市場のみならず、世界各国の給与の流動化・デジタル化を通じて、社会にとって好循環な給与サイクルを構築・提供するとともに、持続可能な社会の実現を加速させてまいります。
 そして、Web3時代におけるEWA経済圏に流通するためのブロックチェーントークンについても、IPweおよびCasperとの連携より技術構築を行い、当社が保持するグローバルな基本特許による保護のもと、コンプライアンスを順守し、真に金融包摂を実現するブロックチェーン事業の展開を加速していきます。
*4 「OECD — Average wages, 2019; EY Employee Financial Wellbeing Survey, June 2020; EY research and analysis」より引用。

■Casper
エンタープライズ市場向けブロックチェーンのリーディングカンパニーであるCasperLabsは、将来性のあるソリューションでエンタープライズ向けブロックチェーンを再創造しています。また、同社はCasper Blockhainをベースに構築する組織へのサポートも提供しています。オープンソースの原則に基づき、CasperLabsは企業におけるブロックチェーン導入の次世代の波をサポートし、開発者にプライベート、パブリック、ハイブリッドブロックチェーンアプリケーションを構築するための信頼性と安全性の高いフレームワークを提供することに尽力しています。同社のチームは、Google、Adobe、AWS、Dropbox、Microsoftなどの組織から得た、深いエンタープライズ技術の経験を持っています。詳細については、https://casperlabs.io/ をご覧ください。

■IPwe
2018年に設立されたIPweは、Smart Intangible Asset Management(スマートな無形資産管理)を軸に人工知能とブロックチェーン技術の力を活用したグローバルプラットフォームです。IPweは、明確で検証可能な指標で透明性を高め、コストを下げ、価値とリターンを強化することで、従来の知財市場を拡大しています。IPweを通じて、スタートアップから大企業まで、ビジネスや財務の幹部から知財の専門家まで、誰もがビジネス、技術、法律、財務のレベルで協力し、効率、価値、機会、イノベーションを高め、無形資産をよりよく管理できるようになります。Innovation matters. Manage it better. IPwe.
報道関係お問い合わせ先: Mia Mixan
Eメール: mia@ipwe.com
ウェブサイト: https://ipwe.com/

■ADVASA
FintechベンチャーのADVASAは、いつでも働いた分の給与に即時アクセスすることができるEveryday Paydayを、銀行口座は勿論、キャッシュレスであらゆるウォレットでの受取、決済まで一気通貫で提供し、様々な金融サービスのプラットフォームとなる福利厚生ペイメントサービス「FUKUPE(フクペ)」を展開しています。
また、金融機関等へのOEM提供や、立替型給与即時アクセスに関する特許のライセンス許諾など、パートナーシップ戦略も展開しています。
グローバル市場においては、ブロックチェーン技術を活用したEWAトークンエコノミクスを形成し、従来の給与受取手段や労働者へのインセンティブとしてクリプトカレンシーを取り入れたインフラ構築を進めています。
この新しいデジタル化によって生み出される便益を社会全体に還元することで、誰一人として取り残されない金融包摂の実現に向けたプラットフォームの開発をしています。
会社名:株式会社ADVASA
代表者:代表取締役 小杉 朝光
所在地:東京都港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー4階
設 立:2017年4月
資本金:10億50,000,022円(資本準備金含む)
事業内容:
・労働者への資金提供システムの開発・OEM提供
・Fintech、AI、ブロックチェーン等のシステム開発
URL:https://www.advasa.co.jp

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