シャープが保有する異業種へ導入予定のデータの概要
■家電製品の使用状況やセンサーの情報
シャープ製AIoT(※)家電のクラウドログデータで、個人が特定できない形式に加工されています。 家電製品の操作履歴(選択したメニュー、運転モード等)や家電製品のセンサー情報(温湿度、ニオイ、ほこり等)などがわかります。 エアコン、空気清浄機、冷蔵庫、洗濯機、ヘルシオ、ホットクックのログデータが含まれています。
※ 「AIoT」は、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせ、あらゆるものをクラウドの人工知能とつなぎ、人に寄り添う存在に変えていくビジョンです。「AIoT」はシャープ株式会社の登録商標です。
こちらのAIoT家電ログデータについては、データマーケットプレイス「JDEX」内にてダミーデータがご覧いただけます。
・サンプルデータ取得ページ:
https://www.jdex.jp/members/s/b7c8f8c1b61b46fc954214019f974593
JDEXを介したAIoT家ログデータの異業種への導入展開に至る背景
データ共有による他社との協業を通じて自社製品ユーザーに役立つサービスを共同開発してきたシャープでは、より幅広い業種・領域でのさらなる価値創造を目指しています。
そうした背景から、自社データの可能性を共に開拓するパートナーを更に探索すべく、よりスムーズで信頼性の高い方法を模索されていた中、当社が運営するデータマーケットプレイス「JDEX」の活用により異業種への導入展開を目指すに至りました。
幅広い協業の可能性を探る取り組みの一環として、会員登録前でもデータの概要を閲覧できるJDEXのシステムを活かし、データの紹介ページのURLからQRコードを作成した上で、来る10月18日より開催される「CEATEC 2022」でも展示いたします。
■「JDEX」が選定された理由
- 多彩な業種・組織の会員が登録しており、垣根を超えた協業の可能性が広がること
- アクセス解析など、自社のデータに高い関心を持つ層の探索に役立つ機能を利用できること
- 会員限定のサービスでセキュリティが万全であり、貴重なデータの連携に適していること
- 事例創出に向けて細やかな個別サポートが受けられること
データマーケットプレイス「JDEX」とは
■「買える! データの図鑑」
JDEXは、データを安心・安全に売買できる会員制のデータマーケットプレイスです。兼松株式会社、Dawex Systems, SAS(仏)、株式会社日本データ取引所の共同プロジェクトとして企画・運営されています。
JDEXでは、会員が欲しいデータを探したり、保有するデータを簡単に紹介・出品したりできます。良質なデータを高セキュリティな環境で取引できるサービスとして、ビジネスや研究におけるデータ活用に役立ちます。
2020年11月のサービス開始以来、会員数は国内外の組織140以上にのぼります。一般企業から研究機関、行政組織までさまざまな組織に活用いただいており、その業種も、コンサルティング、 広告・PR、通信ネットワーク、医薬・医療・福祉、自動車と多岐にわたります。
会員登録は無料です。有料会員になると、回数無制限のデータ取引、複数組織によるデータの共同利用といったすべての機能が使えるほか、1,000種類以上の「おすすめデータ」紹介を受けたり、JDEX上に広告を掲載したりすることも可能となります。
・「JDEX」サービス紹介サイト:https://www.service.jdex.jp/
株式会社日本データ取引所について
■「日本のデータを民主化する」
2016年に創業。「日本のデータを民主化する」というミッションのもと、企業のデータ活用に関するコンサルティングや、データ活用のためのガイドライン策定等を実施しています。2019年度より兼松株式会社と資本業務提携し、Dawex Systems, SAS(仏)と3社共同で「プロジェクトJDEX」を始動。Dawex Systems, SAS(仏)は、世界各国のあらゆる組織における顧客ブランドのデータハブであり、データマーケットプレイスで活用される技術を持つ企業です。日本のデータ流通市場の形成と、デジタル・トランスフォーメーション(DX)に資するため、データマーケットプレイス「JDEX」の運営に共同で取り組んでいます。
名称:株式会社日本データ取引所(Japan Data Exchange Inc. 通称:Jdex)
所在地:〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町9-8 URBANPARK代官山I
代表取締役:森田直一
コーポレートサイト:https://j-dex.co.jp/