Celonis、日本法人のインターンが世界初のドイツで開催されたプロセスマイニングサマースクールに参加

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本プレスリリースは2022年9月12日付けでCelonis株式会社がブログ発表したものをベースにしております。 
https://www.celonis.com/jp/blog/pm-summer-school/ 

Execution Management(業務実行管理)のグローバルリーダーであるCelonis株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長、村瀬 将思、以下Celonis)は本日、同社のインターン制度を活用しソリューションエンジニアとして約1年半(2022年9月現在)もの間、実際に国内顧客のプロセスマイニング最適化に貢献・活躍しているインターンが世界で初めて7月に開催されたプロセスマイニングサマースクールhttp://www.process-mining-summer-school.org/(英語)に参加しましたので、体験談をお知らせします。

開催都市アーヘンは、ドイツ最西端に位置し、開催場所はアーヘン工科大学で行われました。同大学はプロセスマイニングの父と言われるウィル・ファン・デル・アールスト(Wil van der Aalst)教授https://www.celonis.com/jp/news/celonis-appoints-godfather-of-process-mining-professor-wil-van-der-aalst-as-chief-scientist/が在籍するとともに、Celonis創業メンバーhttps://www.celonis.com/jp/blog/used-car-to-billion-dollar-funding/(創業当初の逸話)の母校でもある大学です。

ブログ執筆者ご紹介
大松 弘太郎(おおまつ こうたろう)さん
Celonis株式会社 ソリューションエンジニア インターン

プロセスマイニングサマースクール概要
 

 

プログラムの内容は、著名な研究者や実務家を招き、プロセスマイニングの最先端の研究領域全体にキャッチアップすることを目的とするセッションが、7/4から7/8の5日間に渡って実施されました。
参加者は主にプロセスマイニング領域を専門とする博士課程の学生でしたが、中には実務でプロセスマイニングを使っている方も多く参加していました。Celonisを毎日触っている方も多くおり、生のユーザーの意見を聞くことができ興味深い経験もできました。日本からは私と一緒に参加をした友人の3人だけが参加しており、多くはヨーロッパの大学の学生や実務家といった構成でした。
このイベントの主催はIEEE(米電気電子学会)のTask Force on Process Mininghttps://www.tf-pm.org/(英語)と、アーヘン工科大学https://www.rwth-aachen.de/go/id/a/?lidx=1(英語)です。

同サマースクールにはCelonisも協賛をしており、会場にはCelonisブースなどもあり、プロダクトチームのメンバーとも会話する機会がありました。Celonisのグローバルメンバーと初めて対面で会話できる機会だったので、非常に刺激を受けました。
 

プログラムについて
同サマースクールは、月曜から金曜までの5日間でしたが、月曜から水曜の前半はアカデミックの中でも特に技術的な内容に関する講座で構成され、後半の水曜から金曜までは、その基礎研究をどう実際に現実の社会に利用するのかといった講座でした。
 

技術的な部分では、プロセスマイニングの概念を確認したあとに、プロセスをいかに可視化するかなど、プロセスディスカバリーについてや、そのプロセスの適合性を計算して評価する方法であったり、それらのデータをいかに処理するかといった内容を学びました。私はこれまでプロセスマイニングのアカデミックの部分には触れたことがほとんどなかったので、難易度は高かったですが、予習などを行い、なんとか食らいついていったという感じです。

後半の現実社会への応用では、プロセスマイニングを使って現実のプロセスを改善していく方法を、実際の実務家の話を交えながら学びました。その中の一つのセッションでは、ラース・ラインケマイヤー (Lars Reinkemeyer)博士https://www.celonis.com/jp/blog/calling-all-change-heroes/も講演しており、非常に興味深い話でした。博士は、以前独シーメンスに在籍しており、DXに対するプロセスマイニングの活用を語らせたら世界一との呼び声が高い方で、現在はCelonisにてCoE(Center of Excellence)https://www.celonis.com/jp/news/celonis-assembles-industrys-top-companies-and-business-leaders-on-12-city-execution-management-world-tour/チームを率いられています。Lars博士には最後に質問をする機会があったのですが、最初は緊張しましたが、実際に対面してみると非常に話しやすい方で驚きました。
 

 

改めて感じたCelonisのフォーカスポイント
このような内容のセッションを1週間参加した私の感想ですが、学んだことや受けた刺激などはたくさんあるのですが、シンプルにまとめると、大きく2つあると感じています。

1つ目は、プロセスマイニングは新しい学問だからこそ、現在進行形で進んでいて面白いという点です。プロセスマイニングの世界を一通り学べるセッションでしたが、その中でも、「このポイントはまだ技術的に解決されていない」であったり、「まだ利用はできないが、この方法がうまくいきそうなので研究している」といった部分がたくさん紹介されており、今後のプロセスマイニングの可能性を感じるとともに、そこに自分もキャッチアップしていきたいと強く感じました。

2つ目は、シンプルにCelonisってすごいなという点です。Celonisは商用向けのツールなので、最先端の研究内容が発表されているような今回のアカデミックなセッションを聞いて、このような感想を強く持つとは思っていなかったのですが、改めてアカデミックの世界を知った上で、Celonisの秀逸さを感じる結果になりました。
特に、アカデミックの最先端の研究成果を、ビジネス価値を生み出すプラットフォームのなかに落としこみ続けている点が唯一無二だなぁ、と強く感じました。

自分はこれまで、アカデミックと商用ツールの間にはある種、機能やテクノロジーのレベルなどにおいて壁があるのが普通だと思っていたのですが、Celonisは、アカデミックの最先端の研究を、うまい具合に選び取り、磨き上げた後に取り込んでいることが理解でき、ただただ凄いなぁ、と感じました。
 

アカデミックの研究分野といっても広く、
・プロセスの表記方法 (Accepting Petri Nets, DFG…)
・データ処理
・タスクマイニング
・オブジェクトセントリックデータモデル
など研究は日々すすんでいますが、それを「ビジネス価値」を創出するという文脈で取捨選択し綺麗に取り込んでいるのがCelonisだと思います。Celonis以外のツールを使ってみる機会も1週間の中でありましたが、使いやすさ、わかりやすさと、最先端の研究成果の取り込み具合はCelonisが断トツで優れていると感じました。

例えば、これまで当たり前に使ってきたバリアントエクスプローラーひとつをとっても、その凄さに驚きました。
 

上の図の左下にあるのがプロセスを表現する方法の3つの例なのですが、まず、Celonisではアカデミックの世界ではたくさんのプロセス表記方法がある中で、特にビジネスユーザーが理解しやすい、表記方法だけが使われておりわかりやすいです。また、アクティビティがみやすく縦に綺麗に整列して表示されていたり、表示するバリアントを増やすと、それが超高速で処理されて描画されます。この処理の速さも他のツールを知ってみて驚いたポイントです。

このように、アカデミックの研究成果を
・専門知識がなくても使える
・使いやすいUI・デザイン
・超高速・高い安定性
・簡単なデータ準備
プラットフォームの中に落とし込んでいる点で、Celonisの強さを感じました。

以上、Celonisインターン生がプロセスマイニングのアカデミック最先端の現場をのぞいてきて感じた感想になります!
最後まで読んで頂きありがとうございます!

Celonisについて
Celonisは、すべての組織におけるデータ活用をサポートしています。市場をリードするプロセスマイニング技術を搭載した「Celonis Execution Management System (Celonis EMS)」により、ビジネスの経営層、ユーザー層のいずれにおいても業務効率性をさらに改善し、顧客満足度を向上させ、また社会においてはカーボンニュートラルという命題の一日も早い実現に向けて、一連のアプリケーション、開発者向け環境であるスタジオ、そしてさまざまなプラットフォーム機能を提供しています。Celonisは、全世界の数千社におよぶお客様にご利用いただいており、ドイツのミュンヘンと米国ニューヨークに本社を置き、世界の20を超える拠点でオフィスを展開しています。詳しくは、https://www.celonis.com/jp/をご覧ください。

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