スタッカブル構造のライブプロダクションスイッチャー『MLS-X1』発売ユニットを積み重ねることで、大規模システムや複数システムに柔軟に対応

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 ソニーマーケティング株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:粂川滋、以下、ソニーマーケティング)は、プロセッサーユニットを積み重ねることが可能なスタッカブル構造を採り入れた、ライブプロダクションスイッチャー『MLS-X1』を発売します。

ニュースリリースはこちら https://www.sony.jp/professional/News/newsrelease/20220909/

*MLS-X1×2台+3M/Eコントロールパネル HD構成の参考システム価格(10年間のソフトウエアアップデートライセンス含む)。金額はオプションやシステム構成によって変わります。

 『MLS-X1』は4Uサイズのプロセッサーユニットで、システム規模に合わせて最大5台まで積み重ねることが可能です。最大構成では、HD 18M/E 288入力/128出力、4K 9M/E 144入力/64出力まで拡張することができます※1。積み重ねたユニットを一台の大きなスイッチャーとして使用することも、複数台のスイッチャーとして使用することもできます。ユニットを追加することで、将来的なシステム拡張も容易になります。

 映像信号処理には、ハードウェア処理とGPU(Graphics Processing Unit)を追加することで、高い信頼性と安定した動作を維持しながら、優れたパフォーマンスと柔軟な機能拡張を可能にしています。放送局やプロダクションなどに多数導入されているXVSシリーズの機能、操作性を継承しており、コントロールパネルにはモジュール式のICP-X7000シリーズと、一体型のICP-X1000シリーズが使用できます。メニューは、PCまたはタブレットのブラウザから操作可能です。ローカル接続だけでなく、L3ネットワーク経由でのリモート接続にも対応しています。

 ソニーは、場所にとらわれず、高品位なライブ制作を可能にするオンプレミスクラウド・ライブプロダクション「Networked Live」※2を発表しました。『MLS-X1』は、今後リモート制作だけでなく、オンプレミスでもクラウド上でも、複数システム間のスイッチャーを統合して運用可能にすることを予定しています。
※1: 一つの論理スイッチャーとしては、最大HD 6M/E 160入力/64出力、4K 6M/E 144入力/64出力
※2: 「Networked Live」については、こちらをご覧ください。
https://www.sony.co.jp/corporate/information/news/202209/22-030/

■『MLS-X1』の主な特長
1.スタッカブル構造
4Uのユニットをシステム規模に合わせて、最大5台まで積み重ねることが可能です。複数のスイッチャー構成やユニットの追加・拡張にも柔軟に対応できます。例えば、3台の『MLS-X1』を通常は2台と1台の構成で2つのスイッチャーとして使用しながら、大規模プログラムのときには3台を1つのスイッチャーとして使用することができます。将来的にユニットを追加して、システム拡張することも容易です。

2.ライブ制作をサポートする機能
『MLS-X1』には、ライブ制作をサポートする様々な機能が搭載されています。フレームシンクロナイザーや、フォーマットコンバーター、HDRコンバーター※3を内蔵しており、最小限の外部機器でシステム構築が可能です。静止画ファイルを出力するフレームメモリーに加えて、動画ファイルを再生するクリッププレーヤー※3を搭載しており、再生機を用意しなくても、プロセッサーから動画の再生が可能です。マルチビューアー出力は、オーディオレベルメーターや時計の表示にも対応しています。
※3: オプションのソフトウェアライセンスが必要

マルチビューアーの表示例マルチビューアーの表示例

 3.コントロールパネル
コントロールパネルには、モジュール式のICP-X7000シリーズと、一体型のICP-X1000シリーズが使用できます。メニューは、PCまたはタブレットのブラウザから操作可能です。ツリー構造のGUIにより、目的のアイテムにすばやくアクセスすることができます。

■主な仕様
主な仕様や詳細については、商品サイトをご覧ください。
『MLS-X1』 https://www.sony.jp/switcher/products/MLS-X1/

◆お客さまからのお問合せ先
ソニーマーケティング(株) 業務用商品購入相談窓口
TEL  0120-580-730(フリーダイヤル)
受付時間 9:00~18:00(土・日・祝日、当社休業日は除く)

 

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