中京テレビ放送株式会社(本社:名古屋市中村区 代表取締役社長:丸山公夫、以下「中京テレビ」)は、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:堀健一、以下「三井物産」)、三井物産グループのMoon Creative Lab Inc.と連携し、2022年7月26日と28日の2日間、愛知県立御津高等学校および犬山南高等学校で実施されたVRを活用した課外授業(以下「メタバース授業」)を実施いたしました。
https://www.ctv.co.jp/news/articles/9ivh754v74m5qi0k.html
■イベント概要
【授業タイトル】高校生のための『メタバース進路探究』
【意図】昨今、デザイナーやドローンパイロットなどといった新しい職業や、副業・兼業・フリーランスといった新しい働き方が世の中で急速に広がっていることを踏まえ、新しい生き方を実践している社会人と交流することで、自己の在り方や生き方を考えるきっかけとすることを目指す。
【日時】2022年7月26日・28日 バーチャル授業 8月2日・3日 ドローン授業
【参加者】御津高校生徒15名・犬山南高校生徒4名 及び各校の担当教員と関係者
【プラットフォーム】XR CLOUD (エックスアールクラウド)
■今回のポイント
①多様な生き方と出会い、進路探究に活かすため外部講師とメタバース上で交流。
②①で知りえた職業の実践授業。
今回実施した「メタバース進路探究」では、日本初の取組みと言える特徴がいくつもありました。
①外部講師との交流
令和ならではの『新しい生き方』を実践する社会人としてe-SPORTS事業者やドローン関連、Webデザイナーの方などをメタバースにご招待。高校生徒の合計30分間の交流にて、平均10問以上の疑問・悩みに回答しました。
・その職業のメリット/デメリット ・これまでで一番大きな失敗談・フリーランスとしての報酬額や最高月収について、などの質問にも率直に答え、参加生徒の『職業や自己の進路に関する課題』に対して、自己の在り方や生き方を考えるきっかけとなりました。
各部屋で生徒からの質問に答える外部講師
②新しい生き方・職業の実践
メタバースでの外部講師との交流はインプット。一方のアウトプットはリアルにその職業を体験してみる事。そこで今回はメタバースで知り得たドローン領域の職業を実際に授業として実施。御津高校生が実践したのは、ドローンの操作、そして農業ドローンや産業ドローンのデモンストレーション。テクノロジーの力により進化した職業を実際に見て触れる事で、より明確にイメージができるようになりました。
■参加した高校生の声
「顔が互いにわからない状態なのでミスを恐れずに意見をしやすかった」
「普段の生活では関わることがない社会人の方々と交流でき、いろんな仕事があるんだなぁと思いました。」
「自分の知らない職業の話を聞いて興味が湧いた。実際にその現場で働いている方から話を聞ける機会は滅多にない事だし説得力もあった!本当に参加して良かったと思う!」
など、アバターを介することで自己開示がしやすく生徒が主体的に発言しやすい授業となったことが伺える意見や、これまでは接点のなかった職種の人との交流で生徒自身の興味・関心の広がりが伝わる感想が寄せられました。
また、『今回のVR授業に対する満足度を教えてください。』というアンケートの設問に対して、参加した生徒のうち80%が満足、16%がどちらかと言えば満足と回答するなど、全体として前向きな感想が多く見られました。
今回実施した「メタバース授業」は、デジタル技術による教育機会の拡充のみならず、教育分野における新たな雇用創出にもつながっています。このことから、今回の取組みは、政府が掲げる「デジタル田園都市構想」の具体的な施策の一つと位置付けることができると考えています。中京テレビは今後も、メタバースに関連する最新技術を活用して教育の拡張、学校のDXに貢献していきます。
中京テレビ放送ビジネス開発グループHP https://www.ctv.co.jp/swing/
中京テレビ放送ビジネス開発グループnote https://note.com/ctv_business