サステナブルなAcer Veroシリーズが本日より発売開始!再生プラスチックを使用したノートパソコンとモニターが登場!

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公式サイト Acer Veroシリーズページ https://acerjapan.com/content/vero/index
日本エイサー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ボブ・セン)は、Acerの統合的なサステナビリティに考慮した取り組みを具現化するサステナブルな製品シリーズAcer Vero(ヴェロ)より、ノートパソコン Aspire Veroの2機種「AV15-51-H76Y/F」「AV15-51-H58Y/F」と、モニター Vero BR7の2機種「BR277bmiprx」「BR247Ybmiprx」を本日8月19日(金)より発売開始します。もしも日本中のパソコンが、Acer Veroのような再生プラスチック を使用したパソコンに置き換わったら、削減できる新品のプラスチックであるバージン・プラスチックの量は毎年日本から海に流れ出るプラスチックゴミの量に匹敵すると考え、Acerは今後も環境問題にコミット。地球環境に配慮した製品を消費者に届けることで、消費者の環境を意識した生活の中の選択肢を提供していきます。

公式サイト  Acer Veroシリーズページ
https://acerjapan.com/content/vero/index

インタビューおよび製品動画

 

 

達成目標と、Acerの理念
Acerは「地球により優しい環境を作っていくことが、地球上で暮らすすべての人の責務である」の理念のもと、プロダクトデザインから生産、エネルギー、物流、梱包設計、そしてリサイクルと環境に配慮した取り組みを進めてきました。現在、2025年までに60%の再生可能エネルギー使用と45%のAcer製品の消費電力削減※1を、また2035年までには再生可能エネルギーの100%使用を、2050年までに80%のCO2削減※2を達成目標として掲げています。そしてAcer Veroシリーズの製品ラインアップ拡充とともに、2025年までに、ノートパソコン、デスクトップパソコン、モニターといったコア製品の30%に再生プラスチックを使用することを目標として掲げています。

パソコンへの再生プラスチック使用で難航を極めたのは耐久性、剛性、美しさ

2015年からVeroの開発構想がスタート。CO2排出量を減らすことのできる再生プラスチックのPCR(ポストコンシューマーリサイクル)プラスチックを使用した製品づくりに着手するも、パソコンに不可欠な①耐久性、②剛性、そして③外観の美しさを保つような製品は、「そんなパソコン見たことない!」と周囲から言われるほど困難でした。

Acerは10社以上のリサイクルされたプラスチック素材を提供する業者や3つのチャレンジを克服するための20以上の素材を比較・検討・選定してきました。

そして検討の結果、使用素材を再生ポリカーボネットプラスチックとし、リサイクルされたプラスチックゴミを、回収、分解、素材選定、細分化のプロセスを経てAcer Veroシリーズへと生まれ変わらせることに成功したのです。

もしも日本中のパソコンがVeroのような再生プラスチック使用のパソコンに生まれ変わったら?
日本エイサー 代表取締役社長 ボブ・セン

日本国内のパソコンの出荷台数は年間およそ1,000万台。日本の1台あたりの平均使用年数は約10年と仮定すると、おそらく約1億台にものぼるパソコンが今、日本中に存在していると仮定できます。

 

そして、それらパソコンの多くにはバージン・プラスチックと呼ばれる新品のプラスチックが使用されているのです。

パソコンの重さの30%にバージン・プラスチックが使われていると仮定すると、例えば約2.0kgのパソコンであれば、プラスチックが使用されている量は約600g。これが1億台分となると、600g × 1億台 =60,000トンものプラスチックが使用されているという計算になります。

Veroシリーズのパソコンは、筐体の約30%がPCRプラスチック。日本中のパソコン60,000トンにもしもVeroが使われていたらと考えると、約18,000トン(60,000トン × 30%)を再生プラスチックに置き換えることができるのです。これは、なんと1年間で日本から海に流れ出ていくプラスチックごみの総重量(約2万トン)に匹敵します。

パソコン1台の再生プラスチック量は小さなものでも、ひとつひとつが集まれば大きなものへと変化していきます。ひとりひとりが地球を考え、環境を考えた時に、Veroが、人々が使うパソコンを選ぶ際の選択肢のひとつとなれるよう、Acerは今後も地球環境に配慮した製品を提供していきます。

これ以上再生できないプラスチックを作らない企業側の努力が大切
mymizu共同創設者 ルイス ロビン 敬 氏

既に世界の海に存在しているプラスチックゴミは1億5,000万トン※3。そこにさらに毎年少なくとも飛行機5万機分に相当する800万トン※4ものプラスチックゴミが世界中の海に流れ着いていると言われています。これは1分間にゴミ収集車1台分※5のプラスチックが海に流出している計算になります。

そして2050年までに海の中に存在するプラスチックの重量が魚の重量を超えてしまうとも言われています。プラスチックゴミはマイクロプラスチックと呼ばれる小さな粒子となっていきますが、決して消えてなくなるものではありません。それを魚たちが餌と間違えて食べ、その魚が私たちの体内にも入ってくるのです。今や私たちは1週間に5g、クレジットカード1枚分に相当するプラスチックを摂取しているとも言われているのです。

日本はプラスチック包装ゴミの一人当たりの排出量がなんと世界第2位。一方プラスチックリサイクル率は84%と優秀ですが、実はこれにはカラクリがあります。プラスチックには、リサイクル回収されないもの(16.2%)、熱回収されるサーマルリサイクル(56.6%)、マテリアルリサイクル(23.2%)、ケミカルリサイクル(4.0%)の4つに分類されますが、日本はこのサーマルリサイクルが圧倒的に多く、これはCO2を排出しながら熱エネルギーとして活用し、プラスチックとして再利用されるという訳ではありません。海外ではこのサーマルリサイクルはリサイクルとして考えられていないケースも多いのです。

私たちにできることは、何かを犠牲にするというより、自分にも環境にもベターな選択肢を作る・選ぶこと、そして必要のないプラスチック消費を減らすこと。そのためにはリサイクルされた素材や代替素材でできたものを作ること、選ぶこと。特に、作り手は、新しくバージン・プラスチックを作ること、使うことをできる限り避ける必要があります。そうすれば、まだ最初の一歩かもしれませんが、ものを作る、そして使うことによる環境負荷を少しでも減らすことはできるでしょう。Acer Veroのような製品を少しでも多く増やしていく企業の力が必要だと感じています。

使う側に必要なのは知ること、自分の目で見ること、選択すること
プロSUPレーサー/ オーシャンアスリート 金子 ケニー氏

例えば13時間漕ぎ続けて海に出ていくことがあります。それは見渡す限り人ひとりいない半径50km四方の海。鳥が飛び、魚が泳ぎ、時にはイルカやクジラに出くわすこともあるような海です。そんな時、突然全長2kmはあると思われるゴミのたまり場が浮かんでいる。潮の流れでゴミが集まってくるのですが、愕然とするような光景です。そのゴミの上に鳥が群がる。餌だと思っているんです。SUPで海に出て、4か国からのプラスチックゴミを拾ったこともあります。中国のペットボトルや台湾のチップスの袋などです。時々釣りをするのですが、プラスチックゴミしか釣れない時もあります。

ずっと海にいると、水温だったり、通常吹かない風が吹いたり、季節風も吹きにくくなっているなど肌で感じることができます。自分たちは自然のそばにいるので、いつも風予報や気圧配置、天気をいつも見ているから変化に気づきやすいんです。自然からかけ離れると、自然の声が聞こえなくなるんだと思います。

例えば、ペットボトル。これがプラゴミになった状態を、ほとんどの人は見たことがないですよね。不思議なことに、ペットボトルで水を飲んで、ゴミ箱に捨てたら、そのペットボトルは消えてなくなると人は勘違いしている。消えてなくなるのではなく、ゴミになるのに。

美しいと言われるビーチも、人の目がふれる海岸沿いはキレイですが、人が来ない側はゴミの山であることがほとんどです。海の方が街よりもゴミが落ちていますよ。都会にいると、きっと自然界で何が起こっているのか、わからなくなってしまうのだと思います。

でも日々の生活があって、今の社会があって、そこで生きて、そうするとプラスチックも必要、パソコンも必要です。では、その中で何ができるか?それが例えば、「地球に優しいものを選ぶ」ことではないかと思います。押し付けてはダメなんです。何か少しでも、ひとつでも環境にいいものを選ぶ。そのためには選択肢があることが大事。選ぶ権利があることが大事なんです。その中から自分にできることをやっていくことが重要なんです。海にも選択肢は色々あります。ウェットスーツやサーフボードに使うワックス、日焼け止めもそう。

海には流れがあるんです。逆潮の時があれば、その後に必ず追い潮がくる。それと同じ。選択肢を作ることで、流れを変えるきっかけになればいいと思います。今回のAcerのVeroもそうですよね。そして、選択する自分の行動を、次世代に示していけば環境を考える行動は自然と子どもたちや周囲に伝わっていくと思います。

サステナブルなVeroシリーズが本日よりコンシューマー市場に向けて発売開始

「AV15-51-H76Y/F」「AV15-51-H58Y/F」はビックカメラグループ、ヨドバシカメラ、Joshin、Acer公式オンラインストアで、「BR277bmiprx」「BR247Ybmiprx」はAmazon、e-TREND、NTT-X Store、CaravanYU、Acer公式オンラインストアで発売を開始※6。

また、法人市場向けのTravelMate Veroの2機種「TMV15-51-H76V」「TMV15-51-H56V」もコンシューマーのお客様にもお買い求めいただけるようAcer公式オンラインストアにて取り扱いをスタートしています。

Veroシリーズの特長

  • 環境負荷を考えたエコデザイン

Aspire Vero/TravelMate Veroには約30%、Vero BR7には約65%、PCRプラスチックを使用

  • CO2削減

従来製品と比較しCO2 排出量を約 21% 削減  *Aspire Veroにて計算

  • 地球に優しいグリーンパッケージ

梱包の箱をはじめ、組み立て可能なPCスタンド、アダプター収納袋、キーボードシートなど再生段ボールやリサイクルポリエステルを採用

  • エネルギー効率を可視化

プリインストールソフトVeroSenseTMでは、製品の消費電力を抑えバッテリー寿命を延ばすための環境に配慮した使用目標を設定可能。

用途や目標に合わせてパフォーマンスモード、バランスモード、ECOモード、ECO+モードの4段階から設定  *Aspire Vero, Travel Veroに搭載

Acerはプロダクトデザインから、開発、生産、エネルギー、ロジスティクス、パッケージデザイン、製品のリサイクルまで、製品生産のあらゆる過程で地球環境に考慮した取り組みを継続的に実施しています。近年、地球温暖化による気候変動や海洋汚染など、環境問題がより一層深刻化するなかで、お客様にお届けする製品も地球環境に配慮した製品を、というコンセプトからAcer Veroシリーズの構想が2015年にスタート。本製品群は地球環境に考慮し、製品本体に再生プラスチックのPCRプラスチックを使用。Aspire Veroの2機種はキーボードキャップに50%、ボディ(トップ・ボトム・スクリーンベゼル・操作面)に30%のPCRプラスチックを、モニター BR7の2機種には65%のPCRプラスチックを採用しました。

また、製品梱包にもこだわり、梱包の箱をはじめ、組み立て可能なPCスタンド、アダプター収納袋、キーボードシートに至るまでリサイクルを重視した素材である再生段ボールやリサイクルポリエステルを使用しています。

製品情報ページ
Aspire Veroシリーズ 「AV15-51-H76Y/F」「AV15-51-H58Y/F」

https://acerjapan.com/notebook/aspire/AspireVero/AV15-51-H76YF
https://acerjapan.com/notebook/aspire/AspireVero/AV15-51-H58YF

Vero BR7シリーズ 「BR277bmiprx」「BR247Ybmiprx」
https://acerjapan.com/monitor/vero/br7/BR277bmiprx
https://acerjapan.com/monitor/vero/br7/BR247Ybmiprx

※1:2016年当社比
※2:2009年当社比
※3:出典:WWF Japan「海洋プラスチック問題について」/ McKinsey & Company and Ocean Conservancy(2015)
※4:出典:世界経済フォーラム
※5:出典:Averyaudio(CC BY-SA 4.0)
※6: 販売店によって取り扱い開始日が異なる場合があります。

プレスリリースページ
https://acerjapan.com/news/2022/03A013

Acerについて
Acer は世界160か国以上で事業を展開するグローバルICTカンパニーです。1976年の創業以来、人々の生活を豊かにするパソコン、モニター、プロジェクター、タブレットなどのハードウェアやソフトウェア、サービスを提供しています。Acerは現在、全世界約7,500人の従業員とともに、“Breaking barriers between people and technology(人とテクノロジーの垣根を壊す)”のミッションのもと、製品の研究、デザイン、マーケティングおよび販売とサポートを行っています。

日本エイサー株式会社について
社名 :日本エイサー株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビルディング 18F
代表者:代表取締役社長 詹 國良(ボブ・セン)
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