URL:https://ssl4.eir-parts.net/doc/6521/tdnet/2127696/00.pdf
■LQUOM代表からのコメント
《LQUOM 代表取締役 新関 和哉》
量子インターネットの基盤となる長距離量子通信では情報のキャリアとなる光の制御が必要不可欠です。世界最高峰の光学単結晶・光学デバイス技術を保有するオキサイドとの資本業務提携は、LQUOMのミッションである長距離量子通信の実現に向けて、最長とも言える一歩と確信しております。また、アカデミア発ディープテックベンチャーの後輩として、経営面でも多くのことを学ばせていただく所存です。今後もオキサイドをはじめとするトップ企業との協業を通じ長距離量子通信の早期実用化とエコシステム構築に挑戦してまいります。
■オキサイド代表からのコメント
《オキサイド 代表取締役社長 古川 保典》
長距離量子通信分野はこれからの私たちの生活をさらに豊にする上で不可欠なもので、その応用分野は多岐にわたります。このため、同分野の発展にオキサイドの技術が生かされることを大変うれしく思います。オキサイドは、創業以来、研究成果を世の中に還元することを経営理念に掲げております。昨年、名古屋大学発ベンチャーUJ Crystal社と資本業務提携を行いました。大学発スタートアップへの出資は今回で2例目となります。今後もさらにディープテック分野を中心にスタートアップ支援を行い、両社の企業価値を高めたいと考えております。
■LQUOMのミッション
量子コンピューターの発展に伴い、従来の暗号通信は瞬時に解読され、高度なセキュリティーを必要とする金融、自動運転、医療、インフラにおいては、新たな暗号通信技術が強く求められています。当社は、絶対的な安全性を保証する長距離量子暗号通信の研究開発を行い、早期の社会実装を目指します。
■長距離量子暗号通信について
現在の暗号通信は素因数分解問題を利用しており、最先端のコンピューターを活用しても、解読に膨大な計算時間を必要とし、その膨大な解読時間が暗号通信としての安全性を保証しています。
しかしながら、現在開発が進む量子コンピューターの計算速度は、将来的に最新のコンピューターと比較して、桁違いに速くなると言われており、従来の暗号通信の安全性が危険に晒されることが想定されます。 IoT、自動運転、遠隔医療、金融、軍事等は、高度なセキュリティーが必要不可欠であり、新たな暗号通信が求められています。
このような背景から、量子力学に基づく量子暗号通信が複数の研究機関で研究されています。量子暗号通信を用いると、原理的に、絶対に盗聴が不可能であるものの、 現時点では通信距離が数十km程度にとどまっており、本格的な社会実装に必要な数百km以上の長距離通信が実現されるまでには至っていません。
当社では、長距離通信を実現するために必要となる量子中継器の研究・開発を、国内外の研究機関と協力して行っており、近い将来の実用化を目指しています。
■LQUOM概要
会社名 : LQUOM株式会社
代表者: 代表取締役 新関 和哉
本社: 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5 横浜国立大学総合研究棟W503室
設立: 2020年1月
会社URL: https://lquom.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
Email : contact@lquom.com
■オキサイド概要
会社名 : 株式会社オキサイド
代表者: 代表取締役社長(CEO) 古川 保典
本社: 山梨県北杜市武川町牧原1747番地1
設立: 2000年10月
会社URL: https://www.opt-oxide.com
【本件に関するお問い合わせ先】
Email : ir@opt-oxide.com