◇「PIST6 Championship 2022-23」 セカンドクォーター ファイナルラウンド 注目ポイント
好メンバー揃いとなった今ラウンドの顔ぶれの中で、ラウンドリーダーとして木村皆斗(茨城/写真左)の名前を挙げる。PIST6初優勝を飾った前々回(セカンドクォーター ラウンド1/6月13-14日)、脇本勇希(福井)ら格上のS級選手を相手に、最後は大外から追い上げて4車身差をつける圧巻の走りを見せた。その走りは脇本が「化け物じみた強さ」と語るほどで、ゴール後は力強いガッツポーズとともに喜びを爆発させた。前回(セカンドクォーター ラウンド3/6月25-26日)は決勝5着だったものの、勢いを感じる走りは健在。PIST6最年少王者の称号を持つ20歳は、今回も抜群のポテンシャルで見せ場を作り、ファンを沸かせてくれるだろう。
前回(セカンドクォーター ラウンド6/7月14-15日)は初出場ながら巧みな立ち回りで優勝した永澤剛(青森)も要注意の存在となる。常に「緊張する」と口にしながらも、オール1着で頂点に立つ様はさすがS級1班というところ。既存競輪では追い込み選手だが、本質は自力も秘めた自在型で勝負どころの判断力はピカイチだ。
また、PIST6の“顔“の1人になっている藤井昭吾(滋賀)も当然の対抗格。前回(セカンドクォーター ラウンド2/6月18-19日)はまさかの準決勝敗退を喫し、レース後の悔しそうな表情が印象的だった。巻き返しに燃える一戦となる今回は再び決勝の舞台でレースを盛り上げて欲しい。
中西大(和歌山)も初出場の前回(セカンドクォーター ラウンド5/7月9-10日)でその存在感をしっかりアピール。決勝進出はならなかったが、持ち前の先行力を存分に活かした走りを見せた。2度目の今回は決勝進出が最低ノルマだろう。
◇「PIST6 Championship 2022-23」 セカンドクォーター ファイナルラウンド 出場選手一覧
※直前のレースなどにより、欠場及び出場選手が変更する場合がございます。