■コロナ禍以降、テレワークは定着した?
2020年春、新型コロナウイルスの爆発的な流行に伴い「緊急事態宣言」が出されました。
それによってテレワークを実施した会社もあり、これまでの働き方が大きく変化した時期でもあります。
ではコロナ禍でテレワークを導入した会社は、現在もテレワークを継続しているのでしょうか。
そこで今回は、事前調査で「現在会社に勤めている」と回答した全国の男女823名を対象に「コロナ禍以降のテレワーク定着」についてアンケートを実施しました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「キャリアバイブルによる調査」である旨の記載
・「キャリアバイブル」の該当記事(https://nexer.co.jp/career-bible/40068)へのリンク設置
「コロナ禍以降のテレワーク定着に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査対象者:現在、会社に勤めている全国の男女
有効回答:823サンプル
調査日:2023年11月1日 ~2023年11月9日
質問内容:
質問1:コロナ禍で、テレワークに切り替わったことがあるかについて当てはまるものを選んでください。
質問2:現在もテレワークを継続していますか?
質問3:現在はそうなっている理由を教えてください。
質問4:テレワークができなくなったことについて、どう感じているか教えてください。
質問5:テレワークでも可能にもかかわらず、テレワークにはならなかった理由を教えてください。
質問6:テレワークになることによって、仕事の効率が変わったかについて当てはまるものを選んでください。
質問7:そう感じる理由を教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■41.8%が「在職中」に転職活動を始めた
まずは、コロナ禍でテレワークに切り替わったことがあるか聞いてみました。
21.9%の方が「コロナ禍でテレワークに切り替わったことがある」と回答しています。
さらに、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の現在もテレワークを継続しているか聞いてみました。
28.9%の方が「コロナ禍の時と変わらずテレワークを継続している」、45.6%の方が「頻度は減ったもののテレワークができるようになった」、25.6%の方が「テレワークはできなくなった」と回答しています。
現在はそうなっている理由を、それぞれ聞いてみたので一部紹介します。
「コロナ禍の時と変わらずテレワークを継続している」その理由は?
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電車の定期代がなくなったこにより会社によりメリットと打ち合わせもオンラインが主流になったから(20代・男性)
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テレワークでできる仕事が増えたから。(30代・男性)
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特に大きな混乱が無いことと、評判が上々で業務に支障をきたしているわけではないとの判断から、継続することにしたと説明を受けている。(50代・男性)
「頻度は減ったもののテレワークができるようになった」その理由は?
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コロナが5類になってからテレワークが週4日から週1になった。(20代・男性)
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在宅勤務が選択制になったから。このようになったことで、子供が小さくて、かといって保育所にも預けることができない社員(とくに女性社員)は在宅で仕事ができるようになった(30代・男性)
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テレワークの働きやすさに周囲が納得し、積極的にやるようになった(30代・女性)
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コロナ蔓延期はテレワークが基本だったが、落ち着いてからは出社が基本になった。が、今もテレワークの要望があるため頻度は減ったがOKということになった。(40代・女性)
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リモートでも仕事ができることがわかったから(40代・男性)
「テレワークはできなくなった」その理由は?
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対面が基本の仕事なので、上層部の判断で決まった(40代・男性)
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対面の方が、社内外とのコミュニケーションがスムーズにとれるから。(50代・女性)
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テレワークに向いた仕事ではないから(40代・男性)
また「テレワークはできなくなった」と回答したテレワークが25.6%の方に、テレワークができなくなったことについてどう感じているか聞いてみました。
テレワークができなくなったことについてどう感じている?
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週一日くらいはテレワークがあってもいい(40代・男性)
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通勤時間の負担が元に戻ってしまって、少し残念。(50代・男性)
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とても残念です。(40代・男性)
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かなり残念だが、仕事の性質上仕方ない。(50代・男性)
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通勤時間がかかって大変(30代・女性)
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会社が時代に遅れていると思う。(60代・男性)
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テレワークするより出社する方が仕事しやすいのでなくなってよかったと思っている。(50代・男性)
「テレワークができなくなって残念だ」「通勤時間の負担が元に戻ってしまった」といった意見が多く見られました。
また「仕事がしやすくなった」といった意見も、限りなく少ないですがゼロというわけではなさそうです。
さらに「テレワークでも可能だが、テレワークに切り替わったことはない」と回答していた8.5%の方に、テレワークでも可能にもかかわらずテレワークにはならなかった理由を聞いてみました。
テレワークでも可能にもかかわらずテレワークにはならなかった理由は?
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基本的に出社をして仕事をするという形にとらわれており、その中で一人だけ名乗りをあげづらいから。(20代・女性)
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テレワークするための準備などに時間がかかるから(40代・女性)
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コストがかかることやセキュリティ面などで結局そうならなかったようだ。(50代・女性)
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社長の認識不足が根本だが、各家庭へのPC等の支給もないため、現実的にはハードウェア面でも不十分であった。(50代・男性)
「テレワークを実用化するための費用や時間が不足していた」という理由が多く挙がっていました。
■40.6%がテレワーク実施によって「効率が上がった」
続いて「コロナ禍でテレワークに切り替わったことがある」と回答した方に、テレワークになることによって仕事の効率が変わったか聞いてみました。
40.6%の方がテレワーク実施によって「効率が上がった」と回答しています。
それぞれ、そう感じる理由を聞いてみたので一部を紹介します。
「効率が上がった」そう感じる理由は?
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家で仕事をするということは、誰から(同僚や上司)の視線を気にすることなく(そもそも周りにいない)、気兼ねなく、自分のペースで仕事ができる。ストレスフリーだと思う(30代・男性)
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ワークライフバランスがとりやすくなったと思います。(30代・男性)
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通勤の負荷がなくなったから(40代・男性)
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子供が小さいため、出社出来ない状況でも自宅で仕事が出来るので、業務が止まることが減った(30代・女性)
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事務所にいると、周り方からの話かけがあるが、自宅ではそれがなく、自分のペースで仕事が出来る。また、時にはラジオなどのながら仕事も効率を上げていると思う。(50代・男性)
「効率が下がった」そう感じる理由は?
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紙の資料が見られなかった為、調べ物に手間取ったから。(50代・男性)
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業務によっては即時の対応がはかどらない等業務効率が落ちる(60代・男性)
「変わらなかった」そう感じる理由は?
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仕事量に変化がないためです。(50代・男性)
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パソコンを使う仕事はどこでもできる(50代・女性)
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在宅でも出社でも効率は変わらないので(60代・男性)
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チャットでコミュニケーションはとれるし、テレワークでもそうでなくても同じだから。(20代・女性)
■まとめ
今回は、コロナ禍とテレワークについての調査を行い、その結果について紹介しました。
40.6%がテレワーク実施によって「効率が上がった」と回答しています。
また「コロナ禍でテレワークに切り替わったことがある」と回答した方の7割以上は、頻度の違いはありますが現在もテレワークを実施しているようです。
テレワークによって通勤の手間やストレスも解消され、オフィスにも余裕が生まれるケースも多いです。
働き方改革のひとつとして、テレワークの制度を整えるのもひとつかも知れません。
<記事等でのご利用にあたって>
本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「キャリアバイブルによる調査」である旨の記載
・「キャリアバイブル」の該当記事(https://nexer.co.jp/career-bible/40068)へのリンク設置
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