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「ソーシャルメディア脅威インテリジェンスマネージドサービス」提供開始の背景
ソーシャルメディアで情報が瞬時に拡散される現代において、脅威を認識しリスクを管理するための従来の対策だけでは不十分です。政府機関、企業、研究機関を問わず、新たなリスクに直面しています。情報の操作、偽情報、ディスインフォメーションによる情報作戦は、社会を混乱させるだけでなく、選挙結果やBrexitのような重大な事案にも影響を及ぼしています。イスラエルとハマスの戦争においてもすでにSNS上において情報作戦が確認されています。企業にとっても、ソーシャルメディア上の情報はユーザーの漏洩した資格情報やパスワード以上に有害である場合があり、ブランドの評判に長期的な悪影響を及ぼす可能性があります。
脅威が現実となる前に、経済的損失や社会的影響、偽情報による民主主義への打撃を防ぐ必要がありますが、生成AIの能力の拡大に伴い、このようなリスクはさらに増大しています。そのため、ソーシャルメディアの脅威情報の収集と分析は、官民を問わず、現代の組織にとって必須です。
ソーシャルメディアの脅威情報は、ソーシャルメディアプラットフォームからの、またはそれを通じた潜在的な脅威を積極的に識別、分析、軽減することを目的としています。高度なアルゴリズム、リアルタイムの監視、専門家による分析を組み合わせて、デジタルな危害、デマキャンペーン、なりすまし、その他の悪意ある活動から保護します。
しかし、ソーシャルネットワークの潜在的な有害情報を調査・分析するためには、多くのリソース、システム、インフラ、経験豊富なチームが必要です。官公庁では定期的な人事異動により、ノウハウが組織内に定着しにくいという問題があり、企業ではサイバーセキュリティの専門家が不足している中で、ソーシャルメディアのリスクを監視するためのリソースを確保するのは難しい状況です。
この背景を考慮し、私たちはイスラエルのサイアブラ社の技術を活用して、ソーシャルメディアの脅威情報モニタリングとアドバイザリーサービスを提供します。サイアブラ社は、ソーシャルアカウントの真正性を確認し、センチメント分析とその拡散度をリアルタイムで可視化・分析する強力なAI技術を持っています。さらに、生成AIによって作成されるテキスト、画像、ビデオの偽情報も検出できます。
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「ソーシャルメディア脅威インテリジェンスマネージドサービス」サービス構成
■モニタリング要件定義・サポート
・主な関心事項の特定
・モニタリングのためのキーワード定義(最大10個)
・モニタリング対象のSNSの定義(調査プラットフォームの対応SNSに限る)
・モニタリングとアラートの設定
■アラートが検出された場合の通知
■モニタリング結果の月次報告書の作成
■疑わしい活動のプラットフォーム上での分析
■検出されたアラートの要因調査
■プラットフォームにより収集された生データの提供(必要に応じて)
■上記以外で個別の調査依頼にも対応いたします。
サービスの詳細はテリロジーワークスWebページをご覧ください。
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【11月9日開催】サイアブラ社との共同ウェビナーにて解説
11月9日にサイアブラ社と共同でウェビナーを開催します。
このセミナーでは、具体的な事例を交えて、生成AIの脅威とその対策を鮮明に解説します。さらに、私たちが独自に実施した調査の一部を公開し、新サービスの詳細について解説を行います。ご興味をお持ちの方は、ぜひご参加をお願いいたします。
◆ウェビナータイトル
THE RISE OF GEN AI and New Threats
–生成AIの登場に伴う新たなディスインフォーメーションの脅威、そしてテリロジーワークスの新たなサービスとは-
◆開催日時
2023年11月9日(木)16:00-17:30
◆詳細・お申込み
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関連情報/お問い合わせ
【Cyabra(サイアブラ)社について】
サイアブラ社は、テルアビブ(イスラエル)を拠点とする、ソーシャルネットワークのリアルタイム監視を得意とする先進のソーシャル脅威情報企業です。オンラインの危険な行動者やディスインフォメーション、ボットネットワークを迅速に特定し、デジタル空間の安全を確保します。
【本件に関する問い合わせ先】
株式会社テリロジーワークス
ビジネス開発部
tw-sales@terilogy.com