「企業×大学」「企業×社会」の実践教育を行う本学では、実社会を見据えたPBL実習授業がカリキュラムの中心です。
※PBL:Project Based Learning・課題解決型学習
そのひとつ、情報工学科・IoTシステムコースの「IoTシステム社会応用」(3年前期)は、企業とのプロジェクトを進める実習授業。今年度は株式会社村田製作所と連携し、大阪府の課題解決に村田製作所の磁気センサを活用するなど、様々なIoTソリューションの開発に取り組みました。
学生たちは7つのチームに分かれ実習をスタート。株式会社村田製作所や大阪府の担当者の方々による特別講義や様々なフィードバックを頂戴しながら開発を進め、実習の集大成として最終回の授業では開発したシステムのプレゼンテーションを行いました。
*各チームの開発したシステム概要 ①電車の混雑状況をリアルタイムで把握し利便性を向上させるシステム。 ②扉や窓の鍵の開閉状態を確認できるシステム。家の窓や扉にセンサーと磁石を取り付け、 ユーザーが家にいなくても鍵の状態を確認可能に。 ③観光客向けのバーコード決済アプリ。ユーザーが目的地への移動を円滑に行うことをサポートする機能も。 ④犯罪や自転車の危険運転、通学路の犯罪、事故防止を解決するため、防犯カメラのIoT化によるデータの活用を目指す見守り防犯カメラシステム。 ⑤ケガ人、皮膚系の患者を対象に、病院受診前のオンラインでの医療診断サービスのシステム。 ⑥周囲の静かでリラックスできる場所(空間)を探せるWebマップの開発。音量測定、静かな場所をM5Stack Core2センサーが検出、ユーザー現在位置をGPSで取得しルート案内。 ⑦“不便益マーケティング”を用いた観光促進アプリ。店舗や観光地にビーコンを設置、ユーザーが近づくことで情報を発信、あえて不便な体験で刺激を与え自発的な観光を促す。 |
担当の村田製作所 機能デバイス事業部 井上毅彦氏は、各チームの発表に熱心に耳を傾け、企業の立場、エンジニアの立場から端的なアドバイス。「実務の視点から見てもすごいシステムになっている。次の取組みにつなげてほしい」とのメッセージもありました。
引き続き11月からは「IoTサービスデザインビジネス応用」の実習授業でも株式会社村田製作所と連携し、学生たちは実装を視野に入れたより高度なIoTシステムの開発を行います。
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実習ドキュメンタリーをYouTubeで公開!
この度、最終プレゼンテーションなど実習の様子や、学生のリアルな声、企業や教員メッセージを収録した実習ドキュメンタリー動画を本学公式YouTubeチャンネルで公開しました。ぜひご覧ください!
⇒ https://youtu.be/oth1mlDthHA
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大阪国際工科専門職大学(IPUT OSAKA)
International Professional University of Technology in Osaka
関西で唯一※の「AI・IoT・ロボット」「ゲーム・CG」の 実践的な新大学として、文部科学省より設置が認可され2021年4月に開学。世界のICT・デジタルコンテンツ業界と連携した先進的な実践教育で、グローバルに活躍できる「デジタル人材」を輩出します。大阪駅前の校舎には、AIやVR、モーションキャプチャーをはじめとした最先端のソフト・ハードを導入。
元東京大学総長の吉川弘之学長、大阪大学特任教授で“AI×ロボット”の世界的権威の浅田稔副学長が牽引する指導陣には、各専門分野で高い実績をあげる研究者教員に加え、パナソニック、NTT、三菱電機、任天堂、カプコン、ドワンゴなど名だたる企業出身の実務家教員がそろい、これからの産業界や社会のニーズに応える高度な実践力や応用力が身につきます。
※2023年3月時点の「AI・IoT・ロボット」「ゲーム・CG」の専門職大学として 文部科学省HP「専門職大学等一覧」より
*オープンキャンパスは毎月実施。見学・相談は毎日実施しています
(日曜・祝日除く)。
*詳細は本学WEBサイトにてご確認ください。 https://www.iput.ac.jp/osaka