DATAFLUCT、名古屋市が主催するなごやまちなか実証「NAGOYA CITY LAB」で採択。エコなアクションを可視化し行動変容とまちのにぎわい創出を両立させる、新しい脱炭素施策の検証を開始

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データサイエンスで企業と社会の課題を解決する株式会社DATAFLUCT(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役CEO:久米村 隼人、以下「DATAFLUCT」)は、名古屋市が主催するオープンイノベーションプログラムである、なごやまちなか実証「NAGOYA CITY LAB」に採択されました。

今後は「錦二丁目脱炭素リーディングプロジェクト」として、地域コミュニティ内でエコなアクションを可視化させるシステムを活用することで、持続可能な脱炭素社会に向けたまちづくりの検証を進めます。2023年10月から2024年2月の間に、実証実験・市民向けデモンストレーション実施・結果取りまとめを行い、2024年3月に成果報告を予定しています。

  • なごやまちなか実証「NAGOYA CITY LAB」について

「NAGOYA CITY LAB」は、まちなかの至るところで社会実証が活発に行われる「世界の実証実験都市なごや」を目指し、名古屋市が今年度から開始したオープンイノベーションプログラムです。民間フィールド(那古野エリア、名古屋錦二丁目エリア、名鉄瀬戸線沿線エリア)とスタートアップ等とのマッチングの結果、今年度取り組む実証プログラムとして6つのテーマが採択されました。

なごやまちなか実証 NAGOYA CITY LAB 公式Webサイト https://nagoya-city-lab.jp/

  • DATAFLUCTが行う実証プログラムについて

DATAFLUCTは「錦二丁目脱炭素リーディングプロジェクト」として、地域コミュニティ内でエコなアクションを可視化させるシステムを活用することで、持続可能な脱炭素社会に向けたまちづくりの検証を進めます。

本取り組みには、当社が展開する環境コミュニティ型プラットフォーム「becoz challenge(ビコーズ チャレンジ)」を活用します。「becoz challenge」は、資源のリサイクルなど生活者の環境に配慮した活動をポイント化し、企業・団体などが用意するグッズやサービスなどとの交換や寄付ができる環境コミュニティ型プラットフォームです。生活者が楽しみながら脱炭素アクションを継続できる環境を提供することで、行動変容を後押しします。

becoz challengeを活用した「錦二丁目脱炭素リーディングプロジェクト」のイメージbecoz challengeを活用した「錦二丁目脱炭素リーディングプロジェクト」のイメージ

実証内容 

「becoz challenge」を活用し、名古屋錦二丁目エリアの在住・在勤者や来訪者の脱炭素に繋がるアクションを可視化します。「EV車での移動」「マイカップを使う」「エコ/SDGsに関するイベントに参加する」など脱炭素につながるアクションをした際に、写真や記録を「becoz challenge」上に登録することで、エリア内の店舗等のポイントやクーポンが付与されます。

脱炭素に貢献する行動が、ポイントやクーポンという形で個人に還元される仕組みを作ることで、在住・在勤者や来訪者の脱炭素アクションを後押しすることを目指します。今回の実証では、本システムが「脱炭素」と回遊性向上・消費行動促進など「エリア内の賑わい創出」に寄与するかを検証します。

本実証のポイント

(1)ユーザーの行動によるCO2削減量や盛り上がり度を定量化し、行動変容を促す

脱炭素を自分ごと化するために、自分の行動やCO2削減インパクトを可視化できる環境を提供します。取り組みによる効果の大きさを知った上で、どのような削減行動が効果的かを知り、意識してもらうことを目指します。

(2)補助金などに頼らず持続可能な取り組み

本実証では、脱炭素アクションへのインセンティブを経済的なものではなく、体験等にすることで取り組みの持続性を担保します。

(3)個人だけではなく、コミュニティを動かすことでより大きな効果を生み出す

名古屋錦二丁目エリアの在住・在勤者や来訪者、約21,000人をターゲットに施策を展開します。個人で取り組むだけではなく、他の参加者の取り組みやアップロードされた写真が確認できるタイムライン機能を活用することで参加者が適度なピアプレッシャーを感じる仕組みを作り、コミュニティとしての効果を創出することを目指します。

  • 今後の展開

今後は、2023年10月から2024年2月の間に、実証実験・市民向けデモンストレーション実施・結果取りまとめを行い、2024年3月に成果報告を予定しています。

  • 名古屋市経済局スタートアップ支援室 鷲見室長のコメント

地球温暖化問題が深刻化しつつある現状において、将来の名古屋のまちを創っていくには、カーボンニュートラルを目指していくことは非常に重要になっています。一方で、そのためには、行政だけでなく、都市を担う様々な主体がアクションを起こしていく必要があります。

今回のプロジェクトで、スタートアップの力を活用し、まちに住む、関わっている方々が脱炭素に向けたアクションを起こしていくことで、大きな可能性につながっていくと思います。そして、それにより名古屋のまちとしても、また、スタートアップのビジネスモデルとしても共に成長していくきっかけになればと期待しています。

  • 「becoz challenge」について

「becoz challenge」は、資源のリサイクルや自転車・徒歩の移動などの生活者の環境に配慮した活動をポイント化し、企業・団体などが用意するグッズやサービスなどとの交換や寄付ができる環境コミュニティ型プラットフォームです。自分のエコな行動が「好きなチームや企業にとってプラスの効果を与えている」ことを実感でき、企業・団体にとっては自社のユーザーやファンの行動変容を促し、脱炭素や循環型社会実現に貢献することができます。

あらゆる業界の企業や団体に脱炭素や循環型社会実現に向けた変革が期待される一方で、生活者のCO2排出量や削減量の把握はデータ取得が非常に困難で、企業内の担当者が施策を企画するのはとても難しいのが現状です。


家庭部門は66%の排出量削減が求められているなど、個人も「自分ごと」として脱炭素に向き合う必要がありますが、自分がエコな行動を行うメリットを見いだせないことや、興味があっても「エコな商品を買う」など選択肢が限られています。アクションを継続するためには、楽しみながら続けられる仕組みづくりが必要です。


当社は、クレジットカードの決済データから個人のCO2排出量を可視化する「becoz card」および「becoz wallet」を2022年6月より提供するなど、データ活用で生活者の脱炭素に着目したサービスを提供してきました。本サービスでは、こうした「becoz」事業で蓄積した知見を活用しています。CO2排出量や削減量の計算には、環境省が提唱するゼロカーボンアクション30などのデータを活用します。

・「becoz challenge」を活用した脱炭素チャレンジ事例
DATAFLUCTの環境コミュニティ型プラットフォーム「becoz challenge」を活用した「松本山雅FC ゼロカーボンチャレンジ」の実証成果を発表(2023年7月6日)

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000046062.html


・「becoz challenge」へのお問合せについて

「becoz challenge」サービスサイト: https://service.becoz.ai/challenge

メールでの問い合わせ先:becoz-info@datafluct.com

  • 株式会社DATAFLUCTについて

株式会社DATAFLUCTは「データを商いに」をビジョンに掲げ、埋もれていたデータから新たな価値を生み出し、社会課題を解決するデータビジネスパートナーです。非構造化データをはじめ、データの形式にとらわれない「マルチモーダルデータ活用」に強みを持ち、データの収集・蓄積・加工・分析を一気通貫で実現します。

需要予測によるロスの削減、持続可能な都市計画、脱炭素に向けた行動変容など世界基準の課題に着目した自社サービスも展開し、誰もがデータを有効活用することで持続可能な意思決定をすることができる世界の実現を目指しています。2019年JAXAベンチャー※認定企業。
※宇宙航空研究開発機構(JAXA)の知的財産・業務での知見を利用して事業を行う、JAXA職員が出資・設立したベンチャー企業。

<企業概要>
本社所在地:東京都渋谷区道玄坂一丁目19番9号 第一暁ビル6階
代表者:代表取締役CEO  久米村 隼人
設立:2019年1月29日
電話番号:03-6822-5590(代表)
資本金:14億9,712万円(資本準備金含む) 
事業内容 :データプラットフォーム構築・運用支援事業、DX推進支援・運用支援事業、サステナブルデータビジネス事業
Webサイト:https://datafluct.com/
Twitter:https://twitter.com/datafluct
Facebook:https://www.facebook.com/datafluct/

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