国内初のSaaS化、企業の「脱炭素化に向けた具体的な戦略策定」支援ツール
デジタルイノベーションで脱炭素化社会を実現するアークエルテクノロジーズ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:宮脇良二、以下「当社」)は、2023年10月11日(水)にGHG排出量可視化・削減シミュレーション「AAKEL eCarbon」(アークエル イーカーボン)製品版のサービス提供を開始しました。
本サービスは、近年、GHG排出量の可視化サービスが続々と誕生し、見える化はスムーズにできるようになったものの、その後のアクションである「脱炭素化に向けた具体的な戦略策定」については、一般的にコンサルティング会社等に頼むケースが多く、脱炭素化に取り組む企業の手間、コストや専門家による知識が必要となるため、企業が具体的な最適施策まで辿り着くのはなかなか難しい。という社会背景から製品化したものです。
写真左:当社開発責任者 小堺 理史 写真右:当社代表取締役CEO 宮脇 良二
サービス提供の背景
昨今、気候変動における世界的な動きが加速する中、我が国においても、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする『2050年カーボンニュートラル』が宣言され、企業の脱炭素化における具体的な取り組みが急務となっています。またこの流れは、大手企業にとどまらず、そのパートナーである中小企業などにも求められる流れが世界的にも加速しており、国内においても今後、この流れは全ての企業に求められる時代が到来します。しかし企業各社の現状は、自社の温室効果ガスの測定・把握のみの場合が多く、その後の具体的なアクション策定に至っていません。
具体的なサービス内容「AAKEL eCarbon」とは
当社独自のテクノロジーによるGHG排出量可視化・削減シミュレーションです。当社では、見える化のさらに一歩先の戦略策定に焦点を当てたソリューションを構築しました。2018年創業時から培ってきたカーボンニュートラルコンサルティングのノウハウをSaaSとしてデジタル化し、可視化と合わせて提供します。具体的には、複数の要素の中から最適な施策の組み合わせを抽出するアルゴリズムを開発。企業は、それぞれ使用中の空調などの設備データを登録し、費用対効果の高いGHG排出量削減施策の組み合わせを提案します。
今後の展望
当社ではGHG排出量の可視化・削減シミュレーションに留まらず、段階的にインプットデータと自動データ収集機能を拡充します。将来的にはEMS(エネルギーマネジメントシステム)と連携し、設備を自動制御することによって企業の全体的なエネルギー利用の最適化・GHG排出量削減を目指します。
AAKEL eCarbon サービスサイト:https://aakel.co.jp/ecarbon
会社概要
アークエルテクノロジーズ株式会社は「デジタルイノベーションで脱炭素化社会を実現する」を企業目的に掲げています。当社は、気候変動問題の解決とビジネスとの両立を目指すカーボンニュートラルに関するソフトウェアカンパニーです。
当社では、GHG排出量の計測から戦略策定、実行・運用までを見据えたソリューションシリーズを構築。EVスマート充電と運行管理を一括自動化、EVグリッド統合を見据えたV2Xを最適制御する「AAKEL eFleet」・GHG排出量の計測・削減シミュレーションツール「AAKEL eCarbon」を提供しています。また、環境と地球を守るために持続可能な実践を支援し、地元福岡でのビーチクリーン、植樹活動、間伐材の有効活用支援、地元小学生を対象にしたSDGs作文コンテストの開催を定期的に行なっています。
2022年にAPAC Cleantech 25リスト入り。アジア太平洋地域の重要25社、エネルギー&パワー分野において唯一の日本企業として選出。2023年には国際認証「B Corporation(B コーポレーション)を取得しました。
アークエルテクノロジーズ株式会社
代表取締役:宮脇良二
設立:2018年8月1日
社員数:45名
HP:https://aakel.co.jp/
本社所在地:福岡市中央区大名2丁目11-13 大名偕成ビル7F
事業内容 :カーボンニュートラルに向けたデジタルサービスの提供 、カーボンニュートラルを目指す企業向けコンサルティング